下弦の月
静まり返ったこの街で
誰も居ないと判っていながら
行く先も分からずに
彷徨っているけれど
見上げれば下弦の月が
ソロリソロリと登ってきた。
鋭利な刃物のようなあの月を
握りしめたら、何を切ろう?
夜空に光る星たちを全部切ろうか?
クソッタレな奴がいたら、どんなに良いか
クソッタレな奴がいなかったならば
ボクは何を切るのだろう
それを知るのが怖くって
剣の月は忘れよう
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