薔薇と琥珀色

テーブルの隅には瓶が転がり

白い錠剤が散らばっている

部屋の中にはスコッチの臭いが

むせ返るほどに満ちている

テーブルに突っ伏していたボクの

腕にはネバネバした液体で濡れている


もう君にあげるものはないよ

この部屋の物はみんなキミに捧げる

これでやっと楽になれる

キミには迷惑かもしれないけれど

これでボクは安らげるんだ


ああ、真赤なバラに花びらが

ボクの周りで満ちている

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