私の中の小さな宇宙

眼をつむると圧倒的な暗黒が広がる

その中で小さなオーロラが光りだす

ピンク、ブルー、グリーン、イエロー

風に揺られて一瞬だけ揺らめく雲のようだ


小さなオーロラの中に様々な現実が見える

オーロラは小さく、数多のごとく存在する

それらの中のどれが本物の現実か解らない

風に揺られた一瞬だけの永遠の宇宙


キミはどの現実にいるの?

キミは現実に存在すねの?


宇宙は想像もつかないほど大きいけれど

宇宙は思ったよりも小さすぎる


キミはすぐそこにいるけれど

一万光年も先にいる

ボクの赤いワインを全部キミに捧げれば

キミはボクのそばに居てくれる?


キミはいつだって遠くの星で

ボクはいつだって刃の虜

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