応援コメント

第14話 目醒め」への応援コメント

  • ありがとうございます。この作品を書いてくれて。昔々の私の中の深い孤独を思い出しました。孤独より怖いものはなかったです。もう味わいたくない。孤独は死へをも追い込もうとしてきます。彼は生き抜いた。強い心の持ち主です。そして愛されていたんだなぁ。

    作者からの返信

    それは、つらい経験をなさったのですね。孤独は死に追い込もうとする……うん。そのお言葉、わかります。経験あるから。

    ショーンも、一度孤独に殺されかけた経験のある男です。このバックストーリーはいずれ書くかもしれませんが……

    見知らぬ草原に飛ばされたあと、あてもなくさまようこと数日。孤独と空腹で自暴自棄になり行き倒れた彼は、通りかかった猟師に助けられ、しばらく一緒に暮らします。そこで猟師からいろいろなことを学び、生きる術を身につけていきます。
    けれどもそんな日々も長くは続かず……元兵士だった猟師は、野盗と化した敗走兵たちから集落を守って生命を落とします。
    こうしてショーンはまた孤独に戻り、あてもなくさまようことになるのですが、自ら生命を絶とうとは考えなくなっていました。猟師の教えてくれた生き方や生命に関する考え方の影響は、彼には絶大だったんですね。そして、愛されていた記憶も、生きる意志につながっています。

    ただこれ、本編に組み込むの難しいんだよな。外伝にでもしようか……。

  • ショーンもメラニーちゃんも一番に相手を気遣う人間性(メラニーちゃんは天使ですけど)その関係性がとても素敵だなと思います。作者様の人柄が作品に表れているのではないでしょうか?

    作者からの返信

    ありがとうございますm(_ _)m
    そうだと嬉しいな。けれど、私は彼らほど純粋ではないですよ。

    彼らの不器用なほど純粋に労りあう心、眩しいです。

  •  常々、鬼無里さんの作品からは「タイトルに偽り無し」と感じているのですが。
     特にそれを感じさせてくれるのは、やはりショーンさんの佇まいですね。
     愛というものの性質として、与える事でしかその存在を証明出来ないと考えていて。
    「与える」という事は、無限では無い有限な何かを削り取って、「分け与える」という事なので。

     ここまでのショーンさんは、何度も他人の代わりに自分の命を削り取って、命を分け与えてきて。
     その見返りは求めない。

     この回では、そんなショーンさんも過去にそれを分け与えられた人であり。
     その人に返す事の許されない代わりに「次の人に返す」事で。
     繋いでいる事を示しているように感じます。

     万物は、確実に有限で。
     なのに人間だけが「永遠」という実態の無い概念を持っていて。その噛み合わなさに悩みが尽きず苦しんでいるのではと。

     しかし同時に、人間の内に秘めたる永遠への渇望によって、ショーンさんの思いが紡がれる限りは「永遠はそこにある」と言える。

     鬼無里さんの作品から、そんな考えに至りましたわ。

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    よかった。伝わった。が、正直な感想です。

    彼が自覚しているかどうかはわかりませんが、ショーンが他人の危機を放っておけないのは、彼自身の体験が大きいのですよね。

    相手に求め続け、奪い続けるのが恋なら、与え続けるのが愛。そんなふうに考えているもので、空気イヌさんのお言葉が妙にしっくりきました。

    ショーンの思いが紡がれる限り、そこには「永遠」が存在する。メラニーと出会えたことで、彼の心が少しでも救われているといいのですが。

  • はじめまして、マミカと申します。

    ファンタジー作品を探していて、この作品にたどり着きました。

    冒頭の始まりはゆったりした感じかなと思って読んでいたのですが、急に敵が現れて、一気に話へ引き込まれました。

    主人公が精霊のハーフというのもの謎が多いですね。
    この世界には沢山の種族がいそうです。

    読みごたえがあって、とてもワクワクする作品です。
    また読みに来ます!

    作者からの返信

    はじめまして。鬼無里(きなさ)です。
    こんなに一気にお読みくださり、ありがとうございます!

    実はこの作品、本来は第一章のみで完結する予定だったのです。急展開はそのため。ありがたいことに、続きを読みたいとのお声をいただき、七転八倒しながら書き進めています。
    読みごたえがあると仰っていただき、天にも昇る気持ちです。ありがとうございます!

    まだ語れていない部分も多く、ショーンの苦難は続きますが、よろしければまた覗きにいらしてくださいね。