第2話:雪が止まない国
「……寒い……」
ここら辺やたら寒いですね、なんか白いの降ってますし、本当にこんな所に国があるんでしょうか、ちょっと不安です。
何か見えてきましたね、家があります、でも国って言うより。
「……村?」
本当に村ですね、で、ここに私は来てたみたいです、完全に地図に印がありますね、どうしたらこの村を国と言うのでしょうか、もしかしたら記憶があった時の私はおっちょこちょいだったのでしょうか、そして私は性格すら忘れているのですね……。
「寒いですね、早く宿を取りましょうか。」
記憶を探すのはその後ゆっくりやりましょう。
宿主「あぁ、貴方またこの国に来たのね、ゆっくりしてってね。」
「え、あ、はい、お気遣いありがとうございます。」
やっぱり来てたみたいですね、しかも同じ宿に泊まってたとは、確かに懐かしいような、懐かしく無いような。
さて、ここでも日記の通りにしてみることにしました、どうやら、この降っているのは雪と言って、雨が冷え固まったものだそう、そのほかは進展なし、本当に私の記憶は戻るのでしょうか、だんだん不安になってきました。
結局なにも進展しないまま村を出ました、
今は次の国に行く道を歩いています。
「……あれ、何でしょうか。」
どうやら墓地のようですね。
「あぁ、分かってますよ、ソラ、早く行きましょう。」
…………あれ?ソラってだれでしょうか?
また謎が増えたのですが、何か関係があるのでしょうか、それを墓地で思い出すなんて、なんか嫌ですね、でも分かったことが二つ。
私は誰かと一緒に旅をしていて、その人の名前がソラだってことですかね。
「……先を急ぎましょう。」
今考えても出てきませんしね、次の国はどんな所でしょう、楽しみです。
???「………ふふ………」
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