あきらめの悪いポジティブバカな僕が毒舌すぎて誰も近寄らない冷姫を落とすまで

もろもろこしこし

プロローグ

「姫宮さん!おはよう!!今日も綺麗だね!!」


「朝からウジ虫は元気そうでいいわね。生きてて恥ずかしくないのかしら。」


「やったーーー!!姫宮さんが僕のこと、元気でいいって褒めてくれたーー!!!嬉しいなぁ〜!!」




「姫宮さん!お昼ごはん一緒に食べよー!!!!」


「あなたと一緒に食べることを考えただけで吐き気がするわね。」


「やったーーーー!!姫宮さんが僕と一緒に食べてるところを想像してくれたーー!!嬉しい!!」




「姫宮さん!一緒に帰ろーー!!」


「あなたの近くにいるだけで、不快感が止まらないので立ち去ってもらえないかしら?」


「ていうことは、遠くならいいってことだよね?やったーー!!姫宮さんと一緒に帰れるぞーー!!」


「もうほんとになんなのよこいつ」



 これが、僕、本郷貴志の日常である。

 僕の大好きな人、姫宮冷華さんと毎日楽しくお喋りするのが日課だ。

 でもまだまだ姫宮さんは僕のことを好きになってくれない!

 この調子で毎日姫宮さんと喋って絶対僕のことを好きなってもらって絶対絶対姫宮さんと付き合うんだ!!!!


 がんばるぞ〜!おーーーー!!!!


 これはあきらめが悪くポジティブバカすぎる主人公が一目惚れした、毒舌で他人に冷たすぎる冷姫とがんばって付き合おうとする物語である。

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