第10話 アルバイト始めました(10)

蘭華  「まだ、第五章続いてるよ・・・・」

蘭菊  「そうだね・・・」


蘭華  「『俺ハレ』の作者どんだけ鬼畜設定が好きなのよ!」

蘭菊  「そうよね・・・」


蘭華  「もう飽きたよ、帰ろうよ・・・」

蘭菊  「ダメだよ。銀貨2枚もらってるんだから。ちゃんとしないと」


蘭華  「えぇ~、ここまで頑張って追加料金とかないんですかぁ~ ねぇ作者さん!」

蘭菊  「いやいや、最初からの約束だし・・・」


蘭華  「ふぇ~~ん」


蘭菊  「ねぇねぇ、蘭華ちゃん、オオボラさんとコウエンさんってできてると思う。」

蘭華  「知らないわよ!」


蘭菊  「でも、オオボラさん、コウエンさんに花柄のハンカチ渡してたんでしょ。」

蘭華  「ならできてんじゃない。」


蘭菊  「コウエンさんも、いなくなったオオボラさんを心配してたみたいだし・・・」

蘭華  「オオボラは、絶対、女を犠牲にしても出世を取るタイプだよ。」

蘭菊  「そうよね・・・なんかコウエンさん切ないね・・・」


蘭華  「ところでタカトはどうかな?」

蘭菊  「タカト兄ちゃん?どうして急に?」


蘭華  「いや、友達がね、タカトに好きな人いるのかなって気にしていて・・・」

蘭菊  「誰よ。その友達?蘭華ちゃんの友達なら、私の友達でしょ。全然見当つかないんですけど。」

蘭華  「秘密よ!秘密!」


蘭菊  「まぁ、いいわ。今のところ、タカト兄ちゃん、色恋にはあまり興味がないみたいよ。」

蘭華  「よし!さすが童貞!」


蘭菊  「でもね、鑑定の神のミズイ様とファーストキスをしたみたいよ。」

蘭華  「え・・・・ファーストキス・・・・」


蘭菊  「タカト兄ちゃんも、恋に目覚める時が来たのかもしれないわよ。」

蘭華  「それって、ただの性欲じゃない。」


蘭菊  「男の子にとって性欲の高ぶりは愛情へとつながるものよ。」

蘭華  「何その変態・・・」


蘭菊  「さぁ、大変ね蘭華ちゃん。ニヤリ」


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