俺(20)
9月15日
若いって言ってくれて、ありがとう。何も出ないけど。
それこそ年配のひとに怒られるかもしれないけど、俺はもう余生を過ごしている気分だったんだ。でもミカさんに毎日声をかけて貰っている内に、まだ人生捨てたもんじゃないなって思った。
今は、このノートに何て返事が来るか、ワクワクして過ごしてる。本当にありがとう。
失恋かあ。俺も元カノにフラれたようなもんだから、少しだけ辛さが分かるよ。人間関係を絶ってまで忘れたい恋なんだから、大恋愛だったんだろうね。時間が解決すると思うから、けして早まらないで。俺で良かったら、何でも聞くから。
お互い初めての友達っていうのが、気が合うね。こちらこそ、よろしく。
そうだ。俺今日、誕生日なんです。30歳の。三十路記念に、ランチでも一緒にどうですか。
ミカさんの未来の彼氏も、ランチならヤキモチを妬かないと思うんです。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます