カクヨムユーザージャパリパーク旅行記(あんかけ視点)

あんかけ(あとち)

旅立ちの集い あんかけ視点

 最初の1、2話は順番関係なさそうなので私も投稿しちゃいます






 ***






 出発当日の朝、AM7:30。

 遊園地には各メンバーが集まっており、今はフレンズと軽いコミュニケーションを取っている最中。


 ──けものフレンズが大好きなカクヨムユーザーで、企画の主催者〝継月〟さんのジャパリパークを楽しむ。それがこの旅の目的で、この旅そのものだ。


 というわけで私あんかけでございます!

 しがない未熟な小説家……ではありましたが、今は未熟な絵描きだとか、そっちの方がふさわしいのかもしれません。まあ、けもフレじゃない作品の小説ならばpixivで最近書きましたけどね。


 さて、私の相棒のフレンズは……

 鳥綱カッコウ目カッコウ科ミチバシリ属!


 我らがG・ロードランナーちゃんだ!


G「おっ、お前があんかけか!短い間かもしれないがよろしくなー!」

あ「あ、よろしくゴマちゃん」

G「あぁ?」

あ「えぇ?」


 地雷の上でタップダンスを踊っていくスタイル。当然、変なニックネームで呼ばれ怒らないわけがなく。


G「クソがぁぁぁ!お前も私のことどーせゴマすりクソバードとか呼ぶんだ!酷い!何でクソって呼ぶんだよ、てかそもそもゴマすりクソバードって何だよ、原形とどめてねーよ!何でいつもこんなに罵られなきゃいけねーんだよ意味分かんねぇよぉ──ッッッ!!!」


 しかし彼女の叫びも周りの人達には届かなかった。あぁ、泣きそうになってるよどうしよう……。

 ……確か、前に継月さんがけもフレ2のフレンズに対しての蔑称について語っていた。それがこのパークのフレンズにも影響してるのかな?まあ、私もゴマクソちゃんは使っていたし、継月さんと話す時にも思いきり使ってしまっていたので、今は反省しているのですが。

 え、どうしよう。


あ「あの、えと、ごめんね?確かにクソは良くないわ……本当にごめん」

G「確かにG・ロードランナーじゃ長い、だからってあんなあだ名ないだろ普通……」

あ「じゃ、じゃあ……ローラ!ローラちゃんでいこう!ロードランナーのローラちゃん!」

G「これからよろしくな、あんかけ!」

あ「切り替えはっや!」


 目の前の少女が、私が例のあだ名を口にして愚痴を吐き始める前の明るい状態に戻った。

 なんだか、よく分からないフレンズだ。私の知っている限りでは、カラカルと小競り合いをするほどには生意気だが、憧れる誰かの為に尽くせる優しい子でもある。




あ「……まーいいや。改めてよろしくね、〝ローラちゃん〟」

ロ「その名前本当おしゃれだな……ふっ、気に入った」




 そして私とG・ロードランナー──ローラちゃんは、固い握手をした。

 ほんの数ヶ月の間だけれど相棒なのだから、仲良くなっていかなきゃ。


ロ「まあ短い間とは言ったが、継月に言えばいつでも会えるしな!」

あ「あ、それは無理っす」


ロ「待ってお前何なの!?!?!?おしゃれなあだ名つけといて私と会いたくないの!?!?!?お前めちゃくちゃ失礼だな!!!!!クソが!!!!!」


 さっきまで仲良くやっていこうと心に決めたが、開始早々それが壊れつつある。




 ……本当に、ごめん。もしかしたらいつか会えるかもしれないけど、この数ヶ月が終わったら当分は会えないかも。




ロ「……?どうしたあんかけ……」

ミ『あーあー。マイクチェック、ワンツー。

参加者の皆さーん!そろそろ出発のお時間ですので、ステージ前への集合をお願いしまーす!』

あ「あー!はーい!!!」

ロ「めちゃくちゃ元気じゃねーか!うぜぇぇぇぇぇ──ッ!!!」


 彼女の雄叫びが遊園地に響き、それでも歩みを止めない少女と共に、私はステージへ向かった。

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