冒険したくない冒険者〜生涯賃金を稼いだら冒険者辞めてもいいよね?〜
茄子の皮
リールの冒険
第1話 日常
「そろそろ稼がないとな」
自室で一人で呟いている男。身長190㎝を超える白髪の20歳。
名前 リール。
冒険者。
両親と妹の家族4人で両親が商店を営んでいる。
「おはよう」
2階の自室から一階のリビングへ両親達へ挨拶する。
「「「おはよう」」」
両親達は朝食を食べながら挨拶を返す。
両親達は朝早くから店があるため先に食事をしている。
自分の食席に着くと妹ルカが話掛けてくる。
「お兄ちゃん今日は何するの?」
「ああ、少し仕事でもしようかな」
「え?何日位働くの?」
「一先ず俺ができる仕事が無くなるまでかな?」
この国では金貨、銀貨、銅貨の3種類の通貨があり、銅貨1000枚で銀貨1枚、銀貨1000枚で金貨1枚の価値がある。
銅貨1枚=10円の感覚。街の一般人の月生活費は銀貨10枚くらい。
「ふぅん。なら少し頑張らないとね!」
「あぁ、適当に頑張ってくるよ」
「身体に気を付けて仕事しなさいよ。冒険者は危険と隣り合わせなんだから。」
母 ルースは心配そうに話掛けてくる。
「そうだぞ店も有るんだからなにも冒険者にならなくても生活出来るんだぞ?」と父グランは言う。
確かに店が順調ならそれでも良いが、俺は若い内にお金を稼いで、後はのんびり暮らすのが夢である。なので、店で働くよりも冒険者として働いていた方が稼ぎが良いのだ。
「ある程度貯めるまでは、冒険者として稼いでいくさ。怪我とかしたらよろしく頼むよ。」
そんな話をしながら朝食を食べ終え、俺は職場へと向かう。
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