綺麗なキレイな花火

文月 翠

幸せな花火

わぁ、綺麗な花火だね!久々に花火みたよ~。


そういえば、私たちが会ったのもこの花火大会のときだっけ?なつかしいな~


あの頃は二人とも一人で来てたんだよね、屋台通りでぶつかっちゃって私が転んだんだっけ?転んだ所がちょうど土の上で服が汚れちゃったんだよね。


汚れてるの見てすごい勢いで謝ってたね、あれは笑った。


あの時は災難だったよ~でも君に会えた、それだけでも行って良かったと思う。


その数年後に君が引っ越して他の県に行っちゃったんだよね~


でも、今日は帰ってきてくれた、まぁ当然なのかもしれないけど、だって今日は貴女と私の会った日で私の命日だから。


病室には1度も来なかったのに、ずるいよ君は、まぁ、忙しかったのだろうけど。


でも、君は今日泣いてくれて、花もくれた、ちょうど今日の花火みたいな花だね、とても嬉しい、でも、私が生きてる時にしてほしかったよ。


私は君のことが大好き、君とずっと一緒に居たいって思った、結局伝えられなかったけどね。


あれ?なんが涙出てきちゃった、おかしいな~、なんでだろう。


あっもう帰っちゃうの?短いな~、花火終わったからか、まぁ仕方ないか、また来年きてね、いつでもここに座って待ってるから。





君が幸せになれることを願いながら。





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綺麗なキレイな花火 文月 翠 @Rai220

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