綺麗なキレイな花火
文月 翠
幸せな花火
わぁ、綺麗な花火だね!久々に花火みたよ~。
そういえば、私たちが会ったのもこの花火大会のときだっけ?なつかしいな~
あの頃は二人とも一人で来てたんだよね、屋台通りでぶつかっちゃって私が転んだんだっけ?転んだ所がちょうど土の上で服が汚れちゃったんだよね。
汚れてるの見てすごい勢いで謝ってたね、あれは笑った。
あの時は災難だったよ~でも君に会えた、それだけでも行って良かったと思う。
その数年後に君が引っ越して他の県に行っちゃったんだよね~
でも、今日は帰ってきてくれた、まぁ当然なのかもしれないけど、だって今日は貴女と私の会った日で私の命日だから。
病室には1度も来なかったのに、ずるいよ君は、まぁ、忙しかったのだろうけど。
でも、君は今日泣いてくれて、花もくれた、ちょうど今日の花火みたいな花だね、とても嬉しい、でも、私が生きてる時にしてほしかったよ。
私は君のことが大好き、君とずっと一緒に居たいって思った、結局伝えられなかったけどね。
あれ?なんが涙出てきちゃった、おかしいな~、なんでだろう。
あっもう帰っちゃうの?短いな~、花火終わったからか、まぁ仕方ないか、また来年きてね、いつでもここに座って待ってるから。
君が幸せになれることを願いながら。
綺麗なキレイな花火 文月 翠 @Rai220
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます