大洋横断3

『ぜ.....ふ......いまs.........りn.......ただちn......せよ』


「いまなんか言って無かった?」


砲撃音で耳が逝かれてよく聞こえない


「あぁ、降伏勧告か?」


こっちもあまり聞こえてなかったようだ

そんな時


「撃ち方やめぇ!」


突然指揮官らしき人が攻撃をやめるように指示していた


「....何かあったのかな?」


呆然とする義勇軍(冒険者)

すると、


「ぶつかるぞぉぉぉぉぉ!衝撃に備えろ!」


「「「「「⁉」」」」」


「あ、クロ!」


クロが衝突する左舷側の個室に残っていたのだ。

急いで甲板から個室に向かう


「クロ!」


「!!!!な、な、な、なんですかご主人様⁉」


「船がこっち側にぶつかるから早く逃げないと!」


ガガガがガガガガガガガガガガガガガガガ

木が削れていく音が船室全体に響きわたる。


「乗り込んでくるかも.....クロ?」


「ご主人様........あ、あの、怖いので離れないでください......」


「.............うん、わかったよ」


そういって私に抱き着いてくるクロ......動き辛いけどこれはこれで....

天の声】「これ男で書いてれば良かったのでは?」

うん?なんかよくわからない言葉が頭をよぎったな......。



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