第981話 き、君達…
本日最大の目的であった、ミレーラに例の薬を飲ませる事は、無事に成功した。
成功したから、安心して性こ…ごほん、何でもありません。
「…トールさま…どうなさった…ぁ…」
ここからは、自主規制です。
「あ…だ…め…」
皆様には、お見せ出来ません。
「ぁあん…あ…んっ…あぁあ…」
R18ですって!
「あ…も…もう…だ、め…い…」
覗くな、エッチ!
っという事で(どういう事?)、なんとか3人の撃沈が完了しました。
ミレーラを攻めている最中に、復活してきたイネスとマチルダのタッグに、危うく俺の方が撃チンされそうになったが、なんとか堪えて返り討ちにしてやりました。
そして、再度ミレーラを攻撃し、現在ベッドの上には3人のが満足したのか、すやすやと寝息を立てている。
俺も全力で頑張ったので、かなり腰に来てはいるのだが、魔族さん特製の精力剤の効果はまだ続いていた。
すぐ横には、すやすやと眠る嫁3人…もちろん、すっぽんぽんです。
まだまだ逝けるぜ! っと主張する、我が栄光のエクスカリバー。
ペティナイフだろうって? やかましいわ!
まぁ、今日はこんなもんで勘弁してやろう。
嫁達が人魚さん達の様な飢えた狼さんで無くて良かったと言うべきか、今夜ばかりはそうであって欲しかったと言うべきか…。
ま、僕ちんの聖剣も、明日には落ち着くだろうから、今日はこのまま俺も眠りましょう。
妙に心臓の鼓動が頭に響くが、ここは我慢だ…これ以上欲望に溺れてしまたtら、何か色々と後戻りできなくなりそうだ。
精神的には色々とあった一日だったから、きっと目を瞑っていればその内眠れるだろう…。
皆様の予想通り、一睡もできませんでした。
目がギンギンに冴えてんだよ! 何だ、この精力剤!
マジで安全な薬なんだろうな? 依存性とか常習性とかの副作用は無いよな?
俺の 草薙剣も、まだまだ元気だぞ!? 言っておくが、朝だ…じゃないぞ!
昨夜から、ずっとこのまんまだ!
貧血になりそうな勢いで、ずっと俺のカラドボルグはスタンバイできてるぞ?
こ、こんな姿をイネスやマチルダ、ミレーラに見られたら…朝から危険すぐる君だ!
やっば! すぐにシャワー浴びて服を着てしまおう。
俺は3人が目を覚まさない様、そっとベッドを抜け出してシャワーを浴びた。
「ぃえっくしょい!」
もちろん、天を貫くデュランダルを治めるために、水をぶっ掛けたりもしたが、効果は無かった。
仕方がないので、濡れた体をきちんと拭いて、そのままさっさと下着を身に付けた。
微妙に姿勢が前屈みになってしまうが、そこは仕方ない事だと諦めよう。
服装を整え、俺が寝室備え付けのシャワールームから出ても、まだ3人は寝たままだった。
このまま、こっそりと裏庭へ行こう。
ボーディが言っていた様に、空手の修練で、この宇宙と一体化するために!
はい、一体化出来ませんでした。
皆さんの予想通り? ああ、そうですか…そうでしょうねぇ。
だって、僕ちんが元気すぎるんだよ! こんな状態で、どう集中しろってんだよ!
出来るわきゃねーだろーが!
くっそ! 悟りへの第一歩が、こんな馬鹿みたいな事で挫けるとは…。
この薬の効果、何時まで続くんだ?
何も出来なかった俺は、ひとり寂しくトボトボと食堂へ向かった。
もちろん、微妙に猫背のまんまです。
これ、歩くのも結構大変だなあ…。
何とか食堂にたどり着くと、俺の姿を見たドワーフメイドさんが、
「あきゃ? 随分どぉ早いだてねぇ」
多分、俺の登場が随分早い事に驚いているんだろう。
最近は、結構訛りも減って来てたのに、少し前からまた訛りが強くなってきたドワーフさん。
母さんとユズカの出産のせいだろう…か…んん?
えっと、いつも良く見てたドワーフメイドさんと、何か違う気がする。
え、何が違うんだろ…ん~~~~~~っと…あっ!
微妙だけど、髪型がいつも見ていた4人と違うぞ!?
「まんだ、朝食さぁはぁ、時間があるのすぅし」
別のドワーフさんも、良く見たらなんか髪型が…いや、顔も微妙に違わないか?
「ちょぺっど、座って待ってておくんなはれ」
こ、このドワーフメイドさんも、何か違う!
い、一体何が…?
俺が、見た事も無いドワーフメイドさんに戸惑いながらも席に着くと、すかさずもう1人のドワーフさんがお茶を出してくれた。
「先さぁ、お茶でもまぐきやてますかぃの?」
こ、このドワーフさんも、何かちょっと違うーーーー!
「「「「どべこたんだてか?」」」」
こ、これって…もしかして、ドワーフメイド衆がいつの間にか全員別のドワーフさんと入れ替わって!?
これは、誰かの陰謀か!? き、君達…一体誰?
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