第447話 思考の迷路で迷子?
「え? マジで俺にも火御華の新ボディーを創れるの?」
確かに今までブレンダーやクイーン達、ナディアに天鬼族3人娘に妖精達を創ってるから可能なのは間違いないけど、今回はリリアさんが管理局から持って来てたサラのボディーだけみたいな形が必要なんだよな?
そもそもナディアや天鬼族3人娘達は人型だし、神樹から産まれる妖精達って生き物だけど、どういう身体の造りか考えた事なかったけど、あれはあくまでも意思というか魂を持った生き物として創造したけど、今回は素体なんだよな?
それに、創造したボディーって火御華に譲渡すんだろ? どんな形で譲渡すんだ?
コルネちゃんにユズユズや嫁~ずの装備は、カードになったよな…生き物そのものの身体だけを創って譲渡? どんな形で現れるんだろうか?
それにこの世界に既にある物は創造出来ないんじゃなかったっけ?
ブレンダー達やナディア達は、あくまでも俺と精神というか思考で繋がってる道具として創造したはず…でも生き物…道具? なら俺と繋がった道具としてのボディーを創造したらいいのか? それならこの世界に無い…待てよ、管理局で製造されたサラの素体って、この世界には無い事になるのか? いやいや現にサラが居るんだから、この世界にある? あ、俺と念話出来る時点で、創造しようとしているボディーとしようは同じ? まてよ、管理局産の素体と俺の創る素体は同類項か?
俺が思考の迷路で迷子になっていると、
「大河さん。使い方を知っているか、使い方を明確にイメージ出来れば、生物だろうが新しい次元の世界だろうが、エネルギーの許す限り創造できますよ? 大河さんが創るという点で、すでにこの世界にある物とは別物なわけですし」
「え、そんな屁理屈が通るの?」
いくら何でも屁理屈だろう…それは。
「いえ、ですから何か付けたしたりして、微妙に別物にすればいいんですよ」
なるほどなあ…ナディアみたいに羽つけるか?
「ただし、火御華に渡すボディーの使い方を知っているか、使い方を明確にイメージ出来れば…ですけど」
「つ、使い方ねぇ…使い方!?」
サラの素体をイメージして創れば、ボディーその物を創造…出来なくも無いか。
精神体を移すだけなら、あんな大人な姿でなくともいい…でも巨乳は捨てがたいし…いやいや、幼児退行しているなら、それに見合ったボディーがベストなはず。小学校2~4年生ぐらいのイメージかな? 小学生女児のボディーの使い方…
「かなり危険な思考をされてる様ですが、まさか小学生女児の身体を何に使うおつもりですか?」
「え、いや、ちょ! リリアさん、何を言い出すのかね!?」
その言い方だと、かなり危ないロリ野郎に思われるだろ!
「大河さん、私のボディーよりも小さいのが好きだったとは…さては結婚もそれを隠すためのカモフラージュですね?」
「違うわ! ガキの頃から散々セクハラされて来たサラには欲情なぞせんだけだ!」
何を言い出すんだサラは。俺はロリでは無い!
「でも…私の分体はかなり可愛がってくれてましたが…もしかして、アレも…?」
「ちょーーーーっと待とうかモフリーナよ。確かにもふりんは可愛いが、決してやましい気持ちを持って接したことは無いぞ?」
うむ、愛でても手は出さないのが、この世の不変のルールなのだよ。
「ましたー…たまにせすじにおかんがはしるでち…」
「「「やっぱり!」」」
おま、ちょ!
「さて、ロリコンを弄って遊ぶのはこの辺にして。モフリーナさん早速、火御華を確保してきてください。くれぐれも精神的負担を与えない様に注意してくださいね」
「はい、了解しました。もふりん、隔離部屋の作成は任せます」
「あい! りょうかいちまちた!」
「サラは、局長へ超高速演算装置の優先使用申請を」
「あいあいさー!」
はっと気づくと、何故か場をリリアさんが仕切っていた。指示に従い、全員がテキパキと動き始めていた。
「あのぉ…」
何だか声を掛けづらい雰囲気だけど…
「何ですか? 今は忙しいのですけれども?」
リリアさんに、めっちゃ嫌そうな顔されたよ。
「いや、その…リリアさんがすごく積極的に動いてるんで、ちょっと不思議に思って…」
さっきまで、そんな感じじゃ無かったよね?
「まあ、管理局のミスをこの世界に…正確には貴方様に押し付けた様な形になってしまいましたので、少しは助力しなければ管理局の者として立つ瀬がありませんので」
おぅ? 意外と責任感強いのね。
「もちろん性欲も強いですけど!」
台無しだよ! 色々と台無しだよ! さっきまでの出来るキャリアウーマン的雰囲気が全部吹き飛んだよ!
「複数の異性とオールナイトで毎日の様にハーレムプレイしている貴方様に比べたら、大人しいもんですけれど」
「うるせーよ!」
実話だけど、実話だけども!
「私なんて、せいぜい性奴隷を1匹飼うだけで精一杯ですから」
「性奴隷とか言っちゃったよ!」
ドSのリリアさんの奴隷って、そういう意味だよな?
「可愛い私の仔豚ちゃんです。育成も順調で、最近はちょっとハードなお仕置きも受け入れられるようになって…私もゾクゾクして濡れ濡れです…ぽっ♡」
「ヤ・メ・ロ!」
育成してんのかよ!
「最近は仔豚ちゃんが、友達も一緒にオ・ネ・ガ・イ♡ とか言ってきちゃって、もう困ります~」
「俺の領地に変な性癖を流行らすなーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます