第164話 実は創ってました
ユズ&ユズの転移者2人用に作ったのは、事前に聞いていた要望を考慮した装備。
とは言っても、さすがに破裏〇ポリマーそのものや、金の聖〇士そのまんまはちょっとまずい。
いや、聖闘〇なら変わった鎧って事で誤魔化せるかな? さすがに金ピカはちょっとどうかと思うけど。
ポ〇マーは論外だよなあ…真っ赤な全身タイツにヘルメットって、普通に街中歩いてたら通報されるレベルじゃね?
なのでちょっと手を入れる事にしました。
まずはユズキご希望の破裏拳〇リマーなのだが、この世界で全身タイツはないわ~。
取りあえず赤いウェット・スーツをベースに、要所に赤金色に輝くスケイル・メイルをとプロテクターを装着。
基本的には、対衝撃・斬撃・刺突・防熱・防毒に加えて対魔法という優れもの。
胸や脊椎は元より、肘・膝・腰を完全にプロテクターが装着されカバーしている。
ブーツは象が踏んでも大丈夫な、鉄板入り。グローブはタクティクス・グローブ風のフルフィンガーグローブ。
まあ、プロテクターや安全靴仕様のブーツは、あっても無くても防御力に影響しないけど…
拳にはナックルには極悪なトゲが付いていて、殴られたら穴が開きます。
謎の重力制御装置と、おなじみのシールド発生装置は当然搭載。
自らの魂エネルギーを使用した必殺技も搭載しています。
そして今回の目玉は、何と言っても破〇拳ポリマーの様な変形機能。
赤繋がりで、ちょっとマニアックな物を考えちゃいました。
どんな形になるのかは、後のお楽しみと言う事で。
続いて、ユズカの装備。
ご希望は、乙女座の神〇衣だが、なぜかティ〇ーンズのハ〇ブラビを思い出しちゃうんだよね…似てるとも思わないけど…
っていう個人的な問題で、ちょこっと手を入れましょう。
金ピカはちょっとどうかと思うけど、ピンクゴールドなら可愛いし許容範囲かな。個人的感想です、あくまでも。
ボディー・ラインは女性らしい柔らかな曲線主体で、首元から両肩への装甲は、羽の様な形状の小さな装甲が重なり合ったものにし、背中には広げたり畳んだり出来る鷹の様な翼を装備。
ユズキと同様に謎の重力制御装置とシールド発生装置搭載は当然だが、攻撃手段としては、自分の魂のエネルギーを質量に変換して自由に操る事が出来る、禁断のホーミング・レーザーっぽいエネルギー兵器を搭載。
ちなみに、この聖衣装着時のアンダーウェアは黒いウェット・スーツだが、性能はユズキのと同等。
さくっとマーブル模様のガチャ玉使って創りました。
例によって他人に譲渡するので、トレーディング・カードみたいになってます。
ユズキの装備は、『灼熱の闘士 プロキシマ』、ユズカの装備は、『猛き乙女騎士 ロスヴァイセ』。
見事なまでに厨二病ネームだ。
まあ、何でユズカが騎乗してないのに騎士なのかとかツッコミ入れたいだろうけど、我慢してもらおう。
さて、彼等にこれを使いこなす事が出来るかどうか。
そもそも、身一つで飛びながら戦うって事がいかに難しい事か、身をもって知ってもらおうかな。
大体だな、多次元的に自分の位置と敵の位置を常に把握し続ける事が、どんなに難しいか。
人間ってのは、そもそも地上に立って生活している。だからこそ上下が理解出来るってもんだ。宇宙空間に放り出されて、果たして自分の位置を確実に認識できるかってーと、かなり難しいんだ。
よくアニメなんかで宇宙空間でロボットとかで戦ってるけど、普通は人間の脳で処理しきれる情報量じゃないからな。まず宇宙空間なんかでも、きちんと起点となる座標を決めてから行動しないと、自分自身の位置すら分からなくなる。
機械的に補助してるんだろうけど、飛行機での空中での立体機動だって、あくまでも水平が分かってるから出来る事。
さ~ユズ&ユズが、これをきちんと理解して動く事が出来るか、使いこなせるか楽しみだな~!
『悪い顔して楽しんでるところ、誠に申し訳ないんですが…』
ん? サラ、どうした?
『その辺はきちんと補助機構が付いてますので、簡単に使いこなせますよ?』
…マジ?
『そりゃ、そうでしょう。何の補助も無ければ、使いこなす事は困難ですから』
ちぇ…つまらん…
『いや、恐怖の大王との戦いに協力してもらうんじゃないんですか?』
そのつもりだけど。
『それに、いいんですか? あのユズキさんの変形機構に関して。ネタにしか見えませんけど』
うん、彼等ならきっと理解してくれるはず…大丈夫さ!
『まあ、大河さんが良いなら構いませんけど…ちゃんと自分で説明してくださいよ?』
う…うん。
『あれ、実用性皆無の単なるネタ変形ですからね?』
そうかなぁ…俺は好きだけどなぁ…
『大河さんの好みと実用性に関係性があるんですか?』
…ごめんなさい。
ってな事を、旅行中にこっそりサラと飛行船の中で行っていたのでした。
真アーテリオス神聖国に入国した夜でした。
ミレーラ親子の感動の対面の裏で、こんな事してたなんて、ちょっと心が痛む気がしないでもなかったけど…
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