声しか知らない嫁さんと本当に付き合ってしまう

星2000突破記念＆クリスマス特別編

「ふーんふふふふーんふーんふふふふーん」

　こんにちは。明るい空の下、クリスマス色に染まった道をどこかファイナルでファンタジーな鼻歌を歌いながら歩く銀髪美少女は誰でしょう？

　そう、私です！何やらお久しぶりな感じがしますので、自己紹介をしましょう。

　私の名前は、潮目ーーーーじゃなくて！早川リアといいます！結婚済みなんですよ！えへへ………。それと、ゲームでは双棒っていう名前でちょっと有名なんです。

　今日は12月24日。そう、クリスマスイブです！みぃくんが通ってる学校も、今日から冬休みなんです。

　だから、みぃくんが学校に行っている間に、サプライズでケーキを買おうとしてるんですが…………。

「……うーん、迷います」

　どれもそれも美味しそうで迷います。みぃくんはきっと、「メリィちゃんが買ってきたものはなんでも嬉しいよ」と言ってくれるのです。いえ、とても嬉しいのですよ？そんなこと言われてキスでもされちゃったら押し倒しちゃいます。結構本気で。

　でもでも、こんな特別な日だからこそ、ちゃんとみぃくんの好きな物選んであげたいし、喜んでもらいたい。

「んーと…みぃくんの好きそうなものは……」

　みぃくんの家から歩いて二十分くらいのちょっと大きめな商店街のケーキ屋さんで色々見てるんですが……どれも美味しそうです。シェフを呼べい！

　……あ、ケーキ屋さんはパティシエですね。

　ちなみにですが、このケーキ選びとは関係なのですが、昨日からお義父さま達が家にいません。何やら旅行行ってくるらしいのですが……これはあれですよね？遠回しにやる事やっちまえって言うことですよね？

　ありがとうございます、お義父さま、お義母さま。私、ちゃんとみぃくんといけないことします！

「……あれ？このケーキ……」

　ふと、目に止まったイチゴのショートケーキ……何やら今、スティックヒューマン・オンラインのイベントアイテムのケーキと似てますね………。

　……これにしましょう。何やらこれがいい気もします。

　確か、みぃくんは甘いもの好きでしたよね……うん、これなら大丈夫そうです。

「ただいまー」

「おかえりなさい、旦那様！」

「おっふ……今日も俺の嫁が可愛い……」

　みぃくんが帰ってくる気配を感じ取り、玄関で待機してました、私です。待ちきれずにみぃくんに抱きついてしまいました。

　もしかして、私って抱きつき癖があるのでしょうか………いや、ですが、みぃくんに抱きしめられると、誰でもこうなります。まぁ、ここは私の特等席ですが。誰にも渡すつもりはありません！

「みぃくん……んっ」

「んっ………」

　そのまま、みぃくんの胸に手を置いて、お帰りのキスをします。みぃくんとキスをするだけで、胸がポカポカと暖かくなって、幸せな気持ちでいっぱいになります。

　………ヤバいです。籍を入れてからというもの、私、何やら凄くみぃくんに対してだけ欲情してしまいます。本当は今すぐみぃくんとアンアンキシムサウンドへ移動したいですが、流石にヨスガるのはちょっと…………。

「……みぃくん」

「……へ？あ、なんかちょっと嫌なよかーーーー」

　ご馳走様でした。

　家で、二人だけですが、ちょっとしたクリスマスパーティー。飾り付けはしてませんが、クリスマスチキンを用意したり、シャンメリーを用意したり、楽しかったです。

「あのね、みぃくん……私、ケーキ買ってきたんだ」

「え？ケーキ？」

「うん！これ！」

　と、私は買ったケーキをみぃくんの前に出しました。

「おぉ！めっちゃ美味そう！あとなんかイベントアイテムのケーキに似てね？」

「ですよね！私もそう思ったから買ってきました！」

　せっせとケーキを箱から出して、包丁で八等分に切り分けます。

　その中の1つをさらに取り分けて、フォークと一口分取ってーーー

「はい、みぃくん。あーん」

「あー……」

　パクリ、と私が差し出したケーキを食べました。何故でしょうね、あーんだけなのにこんなにも嬉しい気持ちになるのは。

　恋って不思議です。

「……うん、上手いよ。ありがとう、メリィちゃん」

「そうですか！それならよかったです！」

　ありがとうみぃくん。私を見つけてくれて。

　ありがとうみぃくん。私に声をかけてくれて。

　ありがとうみぃくん。私を愛してくれて。

　ずっと、大好きです。

「ちなみに、クリスマスプレゼントですが………」

「え？それもあるの？」

「はい！もちろん！それでないようなのですが」

　私はみぃくんに寄りかかり、耳元でーーー

「わ・た・し……です♡」

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ちゅーす。最近ブルーロックとイナズマイレブンにハマってます。結月アオバです。

今回はですね、記念すべき星2000突破記念としてですね…えぇ！投稿させて頂きました！

ありがとうございます！ここまでこの作品を愛してくれてありがとうございます！

それと、メリークリスマス！聖なる夜ですね！ちなみに、作者は国家試験の勉強で忙しくてそれどころではありません。でも、原神はちゃんとやります。スクロース欲しいよぉ。

コロナもまた酷くなってますので、皆さん健康に気をつけて、この年度末をお楽しみください。ちなみに、私は28日にポケモンの映画を見に行きます。良かったよ、地元はそんなにコロナの被害が少なくて。

それでは皆さん！メリークルシミマス！

12月24日午前1時の布団の中から。結月アオバ