僕のお母さんはW不倫して略奪結婚した

らららろろろ

第1話 僕と父さんと母と

「にゃとー!やったよー!お母さんかれぴと結婚するよ!にゃとのおかげ!ありがとう」と母はいった。

母、みほ39歳。父さんとは中学時代の同級生だ。僕からみててもすごく仲良しで、僕は自分で言うのも変だけどうちは幸せな部類に入ると思っていた。


父さんが母に愛想を尽かした時を僕は覚えてる。僕が小学2年の頃、父さんの仕事がとても忙しくなった。父さんはいつもクタクタになって帰るけど、母はいつも家事は苦手って知ってて結婚したんでしょと言って何もしなかった。父さんと僕はいつも冷凍のピザをあっためて食べた。


父さんは30代なのに会社で偉くなって母が欲しがった家も買った。外から見るとすごく綺麗な家。中はぐちゃぐちゃだった。たまの休みに父さんと僕で掃除をした。母はいつも携帯をいじって何もしなかった。


「ずっと家にいるんだから少しは手伝ってくれよ」

父さんが言うと母は「主婦をバカにしてるの?あたしはにゃとの教育で大変なの。子育てにもっと協力してよね」と言った。


次の日の夜、父さんは帰らなかった。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る