出会いと別れ、そして再会

海澤晴菜

第1話

私たちが出会ったのは、まだお互いがお母さんのお腹の中にいた頃。家が近所で、生まれた病院も同じ。当然保育園から中学校まで同じ所になった。誰よりも仲が良く、誰よりも分かり合える仲だった。そう、あの時までは・・・


ガラガラッ


「おはよ〜」

「あおいおはよ〜」

私の毎朝は親友のみずきに挨拶する所から始まる。そして、

「おはよ」

「おはよ、明広」

幼馴染の明宏にもだ。産まれる前から一緒にいるけど喧嘩したことは1度もない。みずきには驚かれたけど、そもそも喧嘩ってそんなにしないと思うな。

「あおい今日の放課後空いてるか?」

「うん、空いてるけど。どしたの?」

「翔生と飯行くんだけど2人も来る?」

「みずき今日塾は?」

「ないよ〜」

「じゃあ行こ!!」

「おしっ!」

2人がご飯行くなんて珍しいな〜と思ってたらチャイムが鳴った。


「号令!」


「今日は運動会の種目決めるぞ

どれするか決めといてな」


もうそんな時期か〜

運動は得意だけど、運動会は好きじゃない。。

うちの中学校は運動会の中盤にアピールタイムといって団事にダンスをする所がある。

運動は出来るし音感もあってリズムも取れるけど、何故か踊れない。

今年は3年生だから教える立場になる。考えるだけで憂鬱になってきた。。


なんて考えていたら、朝のホームルームが終わった。

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