出会いと別れ、そして再会
海澤晴菜
第1話
私たちが出会ったのは、まだお互いがお母さんのお腹の中にいた頃。家が近所で、生まれた病院も同じ。当然保育園から中学校まで同じ所になった。誰よりも仲が良く、誰よりも分かり合える仲だった。そう、あの時までは・・・
ガラガラッ
「おはよ〜」
「あおいおはよ〜」
私の毎朝は親友のみずきに挨拶する所から始まる。そして、
「おはよ」
「おはよ、明広」
幼馴染の明宏にもだ。産まれる前から一緒にいるけど喧嘩したことは1度もない。みずきには驚かれたけど、そもそも喧嘩ってそんなにしないと思うな。
「あおい今日の放課後空いてるか?」
「うん、空いてるけど。どしたの?」
「翔生と飯行くんだけど2人も来る?」
「みずき今日塾は?」
「ないよ〜」
「じゃあ行こ!!」
「おしっ!」
2人がご飯行くなんて珍しいな〜と思ってたらチャイムが鳴った。
「号令!」
「今日は運動会の種目決めるぞ
どれするか決めといてな」
もうそんな時期か〜
運動は得意だけど、運動会は好きじゃない。。
うちの中学校は運動会の中盤にアピールタイムといって団事にダンスをする所がある。
運動は出来るし音感もあってリズムも取れるけど、何故か踊れない。
今年は3年生だから教える立場になる。考えるだけで憂鬱になってきた。。
なんて考えていたら、朝のホームルームが終わった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます