第11話 なぜ日本の政治はいつまで経っても3流以下なのか
若い人が選挙に行かない、政治に興味がない(無い訳では無いが、どうでもいいとか投票したところでどうせ現状は変わらないと思っている人もいる)のは、
「政治家が何時まで経ってもここ何十年も進歩していない、気質が変わらないから」
だと思います。就職先として「政治家になりたくない」と思っている人も多いと推測されます。しかし、それはかなり由々しき問題だと思っています。
それは言わずもがな、
「政治家が何時まで経っても選挙結果、自己の当選の事しか頭に無いから」
「昭和時代の”政治”と”カネ”の関係が解消されておらず未だに横行しているから」
です。
勿論当選する事は大事ですが、 元来選挙とはその人(被選挙人)に
「自分の地域や国をよくするために頑張ってもらいたい」
「頑張ったからまたお願いね」
と「信任する」から投票するのであって、被選挙人が「受かってしまえばそれでいい」と思っていたら、その考え方がそもそも間違っているんじゃないか?とも思います。だからパフォーマンス過多、人気投票化している結果になるのではないのでしょうか。(政治家に限った事ではないですが)
挙句の果てに、妻の妊娠中に不倫して堂々とマスメディアに出ている元国会議員が居ると思うとぞっとします。(またやらかしたようですが)何かしら国益を上げる何かの成果を出したんでしょうか。上げたのはTVの視聴率ではないのでしょうか。それだったら議員じゃなく他の職の方が向いているかもしれませんよね。議員当時の報酬を返納してほしいものです。
そんな考え方でいるから、 天下の某在京国立大学の法学部か何か分かりませんが、法務大臣まで上り詰めた人間がその自己の類まれなる法解釈を駆使して「票を買収する」とか、検察の上層部に居ながら「賭けマージャン」をしていたなど、小学生でも「この現時点の世の中で悪い事」を平気でやっている人間がこの日本を切り盛りしていると思うと、流石に私も「この国は現在、そして将来どうなるんだろうか」と心配になりました。犯罪自体が「昭和」の香りがします。
また、自己顕示の考えからか、高々花見をするためにじゃぶじゃぶお金を使って「政治資金規正法」に抵触するかもという偉い方も居るそうですが、よく考えると全額ではないとしても、そもそも論で言うと「血税」を使っているんじゃない?とも思ったりします。その辺は後々明らかになるでしょう。
しかし過去の「自民党総裁選」において、若手議員らからその総裁選出投票の仕方について物言いがつきましたが、結局の所、上層部の「高齢ゾンビ」たちによってに握りつぶされたという事態は前話で述べましたが、最近は気概のある若手政治家もいるようです。 大変いい傾向だと思います。またそうなってくれないと困ります。
昨今のコロナ禍の影響で一般企業では「年功序列制」がほぼ崩壊し、新しい働き方に対応せざるを得ない状況になっています。では、政治の世界だとどうなんでしょうか?
現在の与党、自由民主党でも野党の立憲民主党でもTVなどで出て来る議員の顔ぶれって少し前と大して変わっていないかと思いませんか?まさに「年功序列制」の風潮が強く残っているんじゃないのかとも思います。組織が硬直化している様に思われます。
では、当選したその他大勢の議員は何をしているんでしょうか?自党の兵隊ではあるものの、党の決議等の「数合わせ」隊員なんでしょうか?良くも悪くも若い議員(1,2期当選)の話題って殆ど耳にしませんよね?それって如何なものかと思います。
裏を返すと、若手議員の中でもとても良い政策を忍ばせている人も存在すると思います。
理想を言うと、若い議員たちが良い法案の実現に「超党派」で実現させても良いと思います。何かにつけて「超党派で実現」なんて言って、聞こえはいいですが成立した法案は何かあるのでしょうか?そういう事のパフォーマンスはしないんですね。
さて、前振りが長くなりましたが、私からは
・「選挙そのもの」を根本から考え直す
(ICTの有効活用しての選挙方法見直し・立候補の前納金の在り方の変更による広い視野での被選挙人の確保・選挙活動の在り方・公職選挙法等の見直しによる金銭授受など悪性の高いものの懲罰厳格化)
・選挙人(投票する人)の政治・経済等、選挙の関連知識のボトムアップ化
(人気投票化を防止する)
⇒勉強会を地元国会議員が運営するなど
・選挙のイベント化(香港や台湾など、各国の選挙を参考にして楽しいもの、選挙に参加するのがおもしろいものにする)
・選挙活動の見直し(選挙カーで名前を連呼する「昭和」方式を捨て、政策を明確にしての投票にする・政策を第一に選挙できる、分かる制度にする)
を提案致します。
憲法改正も良いですが、その前に自分たちの報酬カットが出来ないなら自分たちの選出方法を徹底議論した方がいいのではないでしょうか?その方が自分に都合が悪いのでしないのかも知れませんが。しかし洒落でもなく、この時期に真剣に考えないと若手の優秀な政治の担い手を発掘できなくなる危険性があります。既得権益にすがるのを止め、それこそ「地域、国民の為に額に汗」する政治家の輩出を願います。そうすれば、日本全体の政治意識が変わってくると思います。
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