【コラム】現代日本に欠落しているもの

イノベーションはストレンジャーのお仕事

第1話 現代の若者に足りないものとは

表題の答えは「闘争心」だと考えます。「粋がり」、「怒り」でもありません。履き違えてはよくありません。

私も幼少期は逃げ足だけが早く、事あるごとに怒られていました。「要領がいい」ので「その場しのぎ」が得意でした。兄を出汁にしていい思いだけして育ったような気がします。

そういう結果がこういう人間になります、みたいなものです。しかし、逆に大人になって「なぜ逃げる事が悪いか」ということが知ることができたので、結果オーライなのでしょうか。

話は少しそれますが、その根幹として「何となく逃げられる」ので、「逃げぐせ」が身につきます。そういう経験をすると、どんなに壁が低くても超えられず、まわり道をして逃げ出します。要はある意味「体のいいかわし」とでも言うのでしょうか。

それと「闘争心」が身につく事との関係性は「戦わずに勝てる」ので、その気持ちが養成されずに大人になります。

社会に出て「電話アレルギー」というか、まぁある意味「疾病」とも言える現象が見られるそうです。文明の利器「携帯電話」の普及で現在は「スマホ」が主流ですが、そのため「電話対応でさえ理由付けして逃げ出してている」と見受けられます。目上、相手先の人など「第三者」との電話対応が出来ないようです。

電話対応でさえ敵前逃亡しているという時点で「闘争心」なんて備えている訳がありません。

私も苦手でしたが、回数をこなす内に逆に得意になりました。

大概「電話ごときに負けられるか」と思いませんか?でも「忙しい」とか、「誰かが対応するだろう」なんて言っておけば自分は傷付く事はありません。そうやって自己肯定して生きている人は「社会で生きられない」と私は思います。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る