19 その後の行動
その後も、近くにあった氷上の遺跡に寄ったり、付近の町を巡ったりした。
海の上に浮かぶ氷の上に、簡易的な村を作ったとか言う場所に行った時は驚いた。
あたしは、孤児院の近所かその近くの村とか町しかしらなかったけど、世界にはいろんな所があるんだな。
でも、くっそ寒い。
震えが止まんねぇし、歯がカチカチ煩い。
何度も凍死を覚悟した。
よくこんな所で人間生活できるな。
最初は信じられなかったけど、でも本当にそんなとこで生活している人がいたみたいだ。
あちこちをまわって、気ままに生活してる民族らしい。
のんびりした気質の人間ばっかだった。
裸でかんぷんまさつ?
やめろ馬鹿、それ死ぬぞ。
なんて思わず見知らぬ人間につっ込んじまったじゃねぇかよ。
ていうかのんびり外歩いてねーで、吹雪の日は家の中にいろよ。
クランと気が合いそうだな。
きっと、あたし達には分かんない価値観持ってんだろうな。
とにかく、そんな事があった後に、あたしは偶然クランと再会する事になった。
思い浮かべてた時にばったり会ったもんだから、びっくししただろ!
ただでさえなれない寒さで心臓がびっくりしてるってのに、ショックで止まったどうしてくれるんだ。
その神出鬼没なとこ、改めろよ。
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