宇宙からの来訪者

Buo

第1話


 今、俺は高校のクラスの机にうつ伏せになって寝ていた。

「ねぇ……高木君……」

 と俺を女子の声がした。

 肩を揺らしてきた。

 俺は起き上がると、小学生からの付き合いの天野優菜あまのゆうながいた。

 背はそんなに高くなく、髪の毛は黒色でショート目の色は黒で純日本人って感じだ。

 俺は「何?」と少し眠そうに言うと。

 天野優菜は、申し訳なさそうに本を手渡しきた。

「寝てるいるところごめんね。こないだ貸してくれた本、弟がありがとうって」

 手渡してきた本は裕菜の弟の裕翔に貸した【都市伝説】の本だ。

 この世界は仮想現実でコンピューターの中の世界とか、異世界を渡り歩く男とか、魔法使いは実在するとか、世界を裏で暗躍する秘密結社があるとか、馬鹿馬鹿しいのばかりだ。

 しかし、俺はこういったのが大好きだ。

「明日、違うやつも持って来るわ でも、お前のお父さん、こうゆうの読んだりしているところみられたりすると怒らないか?」

 以前、祐菜の家に遊びにいった時に、オカルト系の映画を見ていたら、凄い剣幕で怒られたから、少し心配だ。

「大丈夫、隠れてみてるみたいだから」と少し笑いながら答えた


 スピーカーから予鈴の鐘の音が聞こえた。


 裕菜は「またね」と言って、席の方に向かっていった。


 しばらくすると、先生が入ってきた。

 教卓の前につくと

「みんな、おはよう 今日もAbelアベル様に祈りを捧げましょう」

 手を合わる

 Abel様はこの世界の統べる存在、しかしその姿を見たものは、居ないという。


 祈りを終えると先生が

「今日もAbel様の加護がありますように」といった」



 下校の時間になる。

 俺は、友人に別れをいい、急いで駅へと向かう。


 2人が校門前にいた。


「遅いぞ! 」

 と大きい声で言ってきたのは、安斎直哉あんざいなおやだ。

 中学の部活で一緒だった。

 背は170cmくらいで髪は赤い、目は黄色い

 ヤンキーみたいな感じだが、コイツは大企業の御曹司だ。

 「そんな大声で言わなくってもいいじゃん」

 と言ったのは、後藤玲ごとうれいで直人の彼女で中学の同じ、部活だった。

髪は黒色でロングヘア—で、目は色は黒。

「直哉、後藤 お前ら一応いい所の学校なんだからすこしは、自重するなりしろよな 迷惑だろ? 」

 俺は、少し呆れた感じで言った。



「めんご めんご」

 と軽い感じで誤ってきたが、毎回こんな感じだ。

 まぁ悪い奴ではないが、あの企業の先が思いやられて仕方ない。


「今日はどこ行くんだよ?」

 と安斎と後藤に聞いた。


「カラオケがいいかな。新曲も出たみたいだし」


 後藤がミストグラフと言う3人組のバントが好きでよく聞いていったっけか

 俺もアニソンではよく聞いてる。

「好きだね。俺も好きだけどさ」



 安斎が「行くか」って言い改札の方へ歩きだした。


カラオケ店がある駅に着いて、カラオケ店に入る。


 後藤は、せっせとタブレットを取り出して、曲を選曲する。

「直哉、高木は?」

とタブレットを手渡してきた。

先に直哉が

「んー、今日はいいかな……」

で俺も続いて

「俺もいいや、後藤が歌えよ」

実は、カラオケは好きではない。

歌ってるのを聞くのが好きなのだ。


その後も、後藤のミストグラフのフルコースだった。

そして、時間がたち、後藤の門限の時間が近づいたので、解散になった。


 地元の駅で、安斎達と別れ、俺は帰宅した。


 俺は、夕食と風呂を済ませて、日課の都市伝説の交流サイトを見ていた。


【半世紀前からある、歳をとらない、女子中学生がいる喫茶店】があるっという、記事に目がいく、その記事を開くとこの街にあるらしいが行き方がよくわからなかった。


 ふと、俺は天野に貸す本の事を、思い出す。

本棚から、レッサーパンダみたいな動物が、ドラゴンを倒す、話を取り出して、鞄にしまった。


 開いてるカーテンに気づくと、俺は立ち上がり、カーテンを閉めようとした瞬間、青白い流れ星、ゆっくりと山へ落ちていくのが見えた。



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