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  • 此方の章はのちの拝読には欠かせない綴りです。
    ポストにて登場します胡桃子さまは主人公そのものなのですね
    前章の“淡い薄紅色の桜の花びら”とは次元と次元の隔たりを表す霞の意と理解しました
    何故、あの場所へもう一度ゆきたいと思われましたのか…
    そして基経さまと主人公を結ばれました“あの桜の木”の存在は…
    溢れ出る感情は前世に交わしました基経さまを慕われる思ひの綴りにより“運命”を感じずにはいられません。

    作者からの返信

    いつもありがとうございます😌🌸

    胡桃子だけ現世において実体のある人間として生まれ変わっている故か…基経たちの記憶を忘れてしまっているという話です。
    基経にとってはショック😱ですし、とっても悲しいですね🥹

    この回にて、基経たちのことを、ようやく想い出し始めた様です😅

    桜の大木とは、基経ゆかりの地に咲く墨染桜をはじめとする桜を表しています🌸

    記憶は香りや情景、ぬくもりと密接故に…過去と現世と未来とを結ぶ運命の赤い糸を手繰り寄せます📿




  • 拝読させて頂きました。
    この度はポストにて重ね々現れますワードを多くお見掛けし思ひの深さを知り得ました。
    然りながら此方の章では基経さまの固有名詞は現れず…されど“若い貴公子”として重要な存在との位置づけですね
    早春~晩秋へと移ろう狭間に如何ような“誘い”を体現されましたのでしょうか…
    具体的に綴られないところに言葉では言いようのない不思議な物語を感じさせます。
    “御手水の黒猫”、“男性とも女性とも判断しにくい見た目の人”
    時の経過と共に幻想の霞はゆるゆると晴れていく様子は「縁のようなものを感じた」と記される此方の言葉にて上手に表現されていらっしゃいますね。

    作者からの返信

    お読み頂き、また、いつも丁寧なご感想を頂き、ありがとうございます😊🍀

    若い貴公子は宇多帝のことで、宇多帝の目の前に座っている男性か女性か判別し難い人が基経になります。

    わかりづらく、申し訳ございません😿

    御手水の黒猫🐈‍⬛は、
    宇多帝が父光孝帝から譲られ、可愛がっていた黒猫🐈‍⬛が、現世に道案内猫としてやって来たという、その様な展開です🍀


    宇多帝と黒猫の前に座る基経が、次の場面では薄墨色の桜吹雪の中に消えてゆくのは、基経の死を暗喩として描いています🥹

    それ故に、主人公が無意識に『待って、行かないで』と…


    幻想的な桜吹雪や霧に包まれる世界は、
    主人公がまだはっきりと基経たちのことを思い出せない記憶の靄をも表しています🫧😶‍🌫️🫧


    編集済
  • この度は先立ておススメ頂きました第二十一話を拝見させて頂きました
    とても歯切れは良く一つひとつの描写を思い描きながら拝読いたしました
    基経さまの何ゆえ冬を好まれますのか…冷気の塊を頬に感じるよりなのですね
    そしてくるみんちゃんともっちゃんさんの関係性も母上の禁断な発言により理解適いました
    されど湯殿での出来事には些か驚きを隠せません…
    夢物語においでに為ります白狐さま…社の造営のちの御礼を申すも
    優しい基経さまは自身への見返りを求めるのではなくお家の繁栄に願い込められます
    第二十一話。基経さまの政務への務め、家族への絆、禁断の触れ合い、そして弱者へのいたわり
    順を追い詳細に物語られますもっちり紫藤さまの手法に感心致します。

    作者からの返信

    お読み頂き、また、いつも丁寧なご感想を頂き、ありがとうございます😊🍀
    ✨大変励みになります✨


    人を愛する故の喜びと苦しみ…
    禁断の愛…
    繁栄
    白狐と稲荷山


    今回出てきたこれらの言葉は重要な鍵🔑となり、今後の話においての基経および周囲の人物たちの愛の物語の伏線となっています🌿

    基経もお年頃なので💦いろいろとありますね😅
    後年になると、過去を振り返り『若気の至りで過去を思うと恥ずかしい…』と思うようになりますが…

    といっても、基経からみて胡桃子は母方の従兄弟の娘にあたり(胡桃子は人康親王の娘)、身分差も殆ど無く、実は禁断の関係ではなかったりします。

    古より、男色があるように女人同士の関係もあったと推察されます。(この話の基経は二形故に、女人同士とは少し異なりますが…)

    禁断の愛の物語は、基経と胡桃子の組み合わせ以外の人々の間において、様々に語られる事となります…


    愛する苦しみや悲しみ…悩み…こうなりたいという望み…
    があるからこそ、人々は祈り、
    神様は時にそれに応えてその姿を現し、人々を助けてくれるのかもしれませんね😌🍀🦊🍀

    編集済
  • 拝読させて頂きました。
    冒頭、11月21日は基経卿関白に任ぜられる日ですね
    さすがはもっちり紫藤さま主題を明確にされております。
    日常から非日常へ”何かしら”に誘われる様子も詳細な道案内にてとても分かり易く
    ここに道先案内人と想定適います黒猫ちゃんの登場は絶妙です。
    『『早く、貴方に気付いてもらえますように』』
    『』の中に『』はお二人同時の心の祈りなのですね…。
    交差点に於いての現象は基経卿の神宿りなのでしょうか…
    これよりは此方の度重なる不思議な現象は風景、音、錯覚…そして人物の登場へと向かいますね。

    作者からの返信

    いつもありがとうございます😊✨

    以前、丁度11月21日に京都御苑内の宗像神社(基経の祀った繁栄稲荷社がある場所)の手水のところにて水を飲んでいる可愛い黒猫🐈‍⬛に出逢いました☺️

    その時の事をモチーフにして描いています😌


    基経が宇多帝の関白に正式に任ぜられた11月21日に黒猫🐈‍⬛と出逢えた事に、
    基経と黒猫🐈‍⬛に呼ばれている様な不思議な縁を🎀ひしひしと心身に感じました😌🍀


    交差点での現象は、この時点では目には見えない基経の御霊が主人公に憑依し、基経の生きた9世紀当時のその場所にタイムリープしています💫


    目には見えない存在や不思議な縁は、当初より至る所に張り巡らされている様に想います🍀🗝️⚗️🌿🪻

    編集済
  • 拝読させて頂きました。
    この度も滑らかな綴りにて一息に読み耽ることも適いました
    神泉苑における御霊会の始終を想像しながらお勉強させて頂きました。

    真に紫藤さまは会のご様子をご覧に為られました様に綴られ感服致します
    時折の比喩も的を得ており理解し易く感じ入ります。

    作中に記される“霖”。
    当小説に用いるに相応しき漢字と思われます
    私のこの度の好感を抱く一説は『深い想いの雫は池の水面にさらさらと溶けてゆく』です。
    何とも美しく御霊会を一様にして表現されております。

    御霊会の経緯、在りし日のお姿…真に想像を掻き立てます一節でありました。

    作者からの返信

    拝読頂き、また、いつも丁寧なご感想を頂き、ありがとうございます😊✨✨

    京の祇園祭の季節に、
    丁度この話を描く事が出来たのが、個人的にはとても嬉しく想っています😄🌱

    神泉苑御霊会は疫病を鎮める目的以外にも、政治的な思惑や太政大臣である良房の個人的な想いの様なものも恐らくあっての開催だったと推察されますが、
    神泉苑御霊会の監督役に任命された基経と常行の名前も、神泉苑および祇園祭の歴史の中に鮮やかに残りました🍀🌿

    同い年で従兄弟同士の基経と常行の爽やかな友情と青春の一場面、
    現在の祇園祭の熱気にも負けない✨神泉苑御霊会の賑やかで華やかな様子、良房の秘めた想い、目には見えない御霊の存在を主題に描きました🔮


    御霊会の話は、現在の祇園祭に繋がる祇園御霊会の話として再度登場します✨✨⛩️


    お時間のある際にまたお読み頂けると、
    とても幸いです🍀🍀🍀

    編集済
  • 拝読させて頂きました。
    嘉祥の日に因む事柄は勿論…経緯、皆々の心模様をも教わりました
    十六の御菓子に込める思いそして現世までも伝承される意味合いを物語を通し分かり易いお話です。
    人の心に寄り添うとは”思い、期待、信じる”を前提にもっともっと深い根底にあることを学びます。
    第七話、第七十二話を拝読する事により此方の第七十三話に込められました物語を心に沁みながら読むことも適えられました。

    作者からの返信

    いつも丁寧なご感想を頂き、ありがとうございます😌🍀

    大変励みになります😌✨

    いつの時代も、人の心に寄り添う事は、シンプルな様でいて、とても難しい事なのかもしれませんね…

    相手の事をよく知っている、もしくは、よく観察して察する事ができないと、繊細な過去に受けた心の傷…細やかな心の機微に気付けずに、知らずに傷付けてしまう事もあります

    ただ、もとより、デリカシーの無い人と繊細な人だったり…とても相性の悪い組み合わせというものも、この世にはあるものと、最近改めて思います…
    勿論、その逆も然りで、とっても相性の良い組み合わせというものもあると思います😌

    基経は比較的そうした相性の良い人たちとの出会いに恵まれていたのではないかなと、そう思って描いております🍀


    持って生まれた変えられないもの(体質や容姿、性別、身分など)がある中で、主人公の基経をはじめ、周囲の人たちも皆それぞれに藻掻きながら、自身の生きる道を見つけ、
    建前と本音の板挟みばかりの政の中で、叶えたい想いをどうやって叶えるか…
    愛と生と死をめぐる悲しみと虚しさ…それを乗り越えた先の悟りと希望の光…


    そういった主題を全話を通して描いておりますが、
    今回は嘉祥の日🥮🍡🍧の背景にあった疫病避け・健康招福と仁明帝の体調不良、仁明帝の想い等を中心に描きました🌿😌🍀✨

  • 寄せては返す不可思議な体現を蝉時雨に例え一層情景は眼に浮かびます
    時空の狭間に身を置こうとされます主人公は何方を良しとされるのか…
    現実の成り行きに疑心も抱かず…いえ、確信にて期待もします心に此の先行きをお楽しみにします。

    作者からの返信

    いつもありがとうございます😊🍀執筆の励みになります😌


    緑の濃く香る蟬時雨に包まれている陵墓に佇んでいる時…

    祇園祭の御囃子の音が、沁み込むように心地良く耳に流れる時…

    郷愁を誘う情景の中に、タイムスリップしたかのように感じられることが屢々あり、その様な歴史の積み重なりの中に息づく込められた想い…感じた事をもとに描いています😌

    編集済
  • 私の思い描く小説のはじまりです…
    素敵な言葉、思い浮かぶ背景そして期待に満ちる内容
    序章にて異世界へ舞い込む私はいます。

    藤の紋様にあしらわれた鏡…
    主人公と貴公子の”想い”を手繰り寄せる綾となります存在
    手招きに応じ且つ拒み…映しだされる互いの”想い”は如何ようになられますのか…

    美しき物語のはじまりです…。

    作者からの返信

    コメント頂き、ありがとうございます😌🍀
    とても励みになります🍀🍀

    主人公とヒロインを取り巻く様々な登場人物たちの想いが交錯し、
    ゆっくりと、時に激しい荒波に揺られ…歴史が動いて行きますが、
    主人公とヒロインたちの運命を温かく見守って頂けたら、とても幸いです😌✨


    編集済
  • 大好きは笛と漢詩を良房に否定されて、夢?では胡桃まで否定された手古がちょっとかわいそうだけど

    闘う決意をしたのは良かったです

    作者からの返信

    いつも読んでくださり、また、コメントも頂き、誠にありがとうございます😊
    基経(手古)が良房の養嗣子になったということは、基経に関する事柄の中では割と一般的によく知られている史実かとは思いますが、それがどのような経緯でそうなったのか、良房がまだ少年の基経に何を学ばせ、どういう教育をしたか、基経はそれに対してどう感じ、思ったのかを、その後の良房、基経が行った政治的手法や方向性の違い等から推測して想像を膨らませて描いております。胡桃の件についても、後の時代のちょっとした史実の伏線を取り入れています。
    今後ともどうぞ宜しくお願い致します✨

  • 前話に引き続き、手古がなんとも可愛いですね

    作者からの返信

    コメント、ありがとうございます😊手古の男の子でも女の子でもない独特の可愛らしさと聡明さを上手く描けるように、と心掛けていますので、そう言って貰えて、とても嬉しく思います✨今後ともどうぞ宜しくお願い致します。