第3話【続、6つの選択肢】
『異世界』を選んだ瞬間に飛ばされる可能性もあったが、そんなことはなく次の選択肢が出てくる。次は『転生』か『転移』か。
念のため戻れるか確認したら最初の6択まで戻れる。これは長丁場になるぞ。
ついでにスマホのホーム画面に戻って『電卓』『ストップウォッチ』を試してみたがただの電卓とストップウォッチだった。アラーム機能がないのはスマホのどこを見ても現在の日時が表示されていないのと関係があるのかもしれない。
改めて『異世界』に行く前に軽く『現代』『過去』『ゲーム』『SF』『その他』をチェックする。
『現代』を選ぶと次の選択肢はオプションが選べるようだ『超能力有り』『魔法有り』『スキル有り』『特殊技能有り』『近未来要素有り』『追加要素無し』。これは複数個選べるようだ。
正直続きが気になるが他も気になる。『過去』を選ぶと予想通り『縄文時代』から『平成』までの日本や『紀元前』から『近世』までの世界各国が選べる。他の選択肢と比べて自由度が高すぎる。『楚漢戦争』『三国志』などピンポイントな選択肢もあるし『1945年の8月in長崎』みたいなどう考えても色んな意味で危ない選択肢まで豊富すぎる。
『ゲーム』は『VRMMO』『恋愛ゲーム』『デスゲーム』『サバイバルゲーム』『サンドボックス』あたりを筆頭に大抵のゲームジャンルが網羅されてる。試しに『恋愛ゲーム』選んでみると古い名作エッチなおゲームから名前しか聞いたことないようなギャルゲー、知人がはまっていたBLゲーあたりまで豊富すぎる。『異世界』選んだ後は『転生』か『転移』の二択しか選べないのに謎すぎる。
『SF』を選ぶと『スペースオペラ』『サイバーパンク』『スチームパンク』あたりの見知った選択肢に加えて『スペキュレイティヴ・フィクション』みたいな名前しか知らないよくわからない選択肢が出てくる。おそらく生前はそんなに詳しくなかったのだろう。おっきなスーパーなロボットに乗りたい場合はどれ選べばいいんだ?
『その他』を開いたら『おっきなスーパーなロボットに乗る奴』しか選択肢がない。
『その他』はジャンル分けがよくわからないものが自動で追加されているのか?試しに「刑事ドラマとか医療系ドラマの世界に興味があるなぁ」ってつぶやいてみると『刑事ドラマ』『医療系ドラマ』が追加されていたので間違いないだろう。
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