第6話 待ち時間
山間の道を走る
『何だか思い出すなぁ』
『何をだ?』『いやね、ハルトくんが連れていかれた時もこんな所だったから』
『そうか』『あの時はピクニックに行こうとしてて虫をたくさん取ろうって約束したんだけどなぁ、、』
車内が静かになる 、しばしおいて一人が喋り出す
『これからだ、ハルト様を取り戻して皆でピクニック行こう』『そうだな、頑張らないとな』
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目的地付近に到着した
『もう作戦を決行しちゃだめなのか』
『まだ我々の準備が整っていなくてな、計画通り3時に作戦実行だ!』
しばし車内で作戦の確認をした
『よし後は行動するのみ!』『よし、やってやるぞ!』
と窓の外を見ると何だか騒がしいことに気がついた、ハルトくんが暴れているのとは違うようだ
『なんだ、すごい集まっているな、ちょっと見てこようか』『いいね、いこー』
車たちに付いていくと、何か派手な建物があった
『ん、遊園地?』
放送が聞こえてきた
《世界の終わりぐらいパーっと楽しくやろう!全部タダで乗り物の乗り放題だ~!》
『どうする、行ってみるか?』
『そうだな、地球観光にちょうどいい、みんなもいいか』『うむ』『賛成だよ』
『よし、なら行こう全部タダなら売店で腹ごしらえも出来るしちょうどいい』
_
駐車に何だか車を止め園の中に入る
『すげ~混んでる、こんなときだってのにすごいわ』
そしてジェットコースターやメリーゴーランドに乗ったりアイスクリームを食べたりして少しではあったが楽しい時間を過ごした
『そろそろ行こうか』『えー』『えーじゃない何のためにここ(地球)に来たか忘れたのか』『分かってるよ、ハルト様を救う為だもんね』『そうだ』
車に乗り込みいよいよハルトくんの所に出向く、ハンドルを握る手に力が入る
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