第15話 旅立ちのとき

それからのこと、マリアさんが2ヶ月後の馬車を予約してくれた。

でも、王都に直ぐに向かわずに途中の町にも寄りたいと言ったらマリアさんがならとオススメの町を紹介してくれた。

場所は食の都【カープ】。

なんでもダンジョンが近くにありいろんな種類の食材や素材が手にはいるため、人も集まり店も多く。食に関して相当発達しているらしく、王都も近いため尚のこと栄えているとのことだ。

俺にとって刺激的になるのではとオススメしてくれた。観光に関しても良いとのことだ。

これならもっと色んな料理が作れるし、良い商売が出来そうだな!!


そして、旅立ちの時。

馬車が朝早く行くため、まだ外が朝日を差し込めたときに起きた。

俺は1階に降り、食堂に行くとマルカさんとダンさんが朝の支度をしていた。


「おはようございます!」

「おはようさん、シュンイチさん。今日が出発だったね。」

「はい、そうです。」

「それは少し寂しくなるねぇ。次の町でも頑張るんだよ。」

「はい!お世話になりました。」


すると、朝の仕込みをしていたはずのダンさんがこっちに近付いてきた。


「ほれ、シュンイチ。これでも持っていけ。」

俺はダンさんから包みを貰い、中身を確認するとそれはお弁当だった。

「ありがとうございます!美味しくいただきますね!」







俺は町の入口にある馬車乗り場へと来ていた。

ここでカープに向かう馬車に乗り込むのである。


そして、カープ行きの馬車に乗り込む。





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