『まりこ先生』

やましん(テンパー)

第1話 『色男』


(このおはなしは、フィクションです。)



 まりこ先生は、とある、私立小中高一貫学校の先生です。


 トラブルメーカーですが、人気もあります。


 おかおは、まんまるで、目がかなり大きく、お口も、大きめです。


 眼鏡は、使いません。


 あるひ、まりこ先生は、高校の部の生徒たちに言いました、


『きょうは、色男のべんきょうです。』


 生徒たちは、ざわざわ、しました。


 まりこ先生は、へっちゃらで、なにかが描かれた、画用紙をくばりました。


 『あら〰️〰️〰️〰️😃この、おとこのひと、だれ?』


 『ううん。ビミョー。』


 ま、実際、あまり、二枚目でもない、ふつうの、冴えないおにいさんが、画かれていました。


 『さあ、好きなように、色を着けましょう。できるだけ、へんな感じにしましょう。書き足してもいいのです。それができたら、次にはオリジナルの絵を描いてもらいます。はい。はじめ❗』



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


 一週間後、別居している、まりこ先生の旦那さんに、細い棒状の物体が届きました。


 旦那さんにそっくりな絵に、生徒たちが色づけしたり、書き足した、壮絶な絵が、データになっておりました。


 まりこ先生の夫は、現在は、遠方の、湖阿羅州議会議員の政治家の秘書でした。


 かれは、まりこ先生に電話して、クレーム付けました。


 『これは、いやがらせだろ。校長に、抗議する。』


 まりこ先生は、軽く答えました。


 『シュール・リアリズムの学習なのよ。ありがたく、思いなさい。やがて、歴史に残るかもよ。あなたも、いっぱい、紙、配ったでしょう?』



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

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