第3話 2018「カメラを止めるな!」
この企画を始めてよかったと、3話目にして思う位……
そして、映画を見終わった直後に、感想を書いてしまう位、この作品は素晴らしかった。
話題になってることは知っていたが、かなり賛否もわかれていたので、おそらく自分の中に毎週必ず映画を見るという課題を決めてなかったら、ふれなかったであろう作品である。
しかしアマゾンプライムを漁ってて、そういえばこれ見てなかったなあと思って、クリックしたら、これが大当たりだった。
いまもアマゾンプライム会員は無料で見れるので、もしこの映画を見ていないのならば絶対見るべきだ。
いや、
見ろ!
俺が後悔はさせねぇ!
以下なるべくネタバレせずに感想を語っていこうと思う。
正直最初の20分くらいは、相当きつい。
何らかの演出なんだろうなあと思いつつ、役者の大きすぎる演技とか、不自然な演出が相当気になって仕方ないはずである。
特に、もともと映画好きな人からしたら耐え難いものであろう。
これが伏線で今後どんな回収が来ても、ちょっと許しがたいなあ。
そう思う位には、きつい場面が続く。
ただここもすごい上手で、ぎりぎりのラインで飽きさせないように、主演女優のお色気シーンを多投することで、なんとかシーンをつないでいる。
まだ見てない方もとりあえず、最初の20分は主演女優のケツと脇を存分に楽しもう!
女優の名前は知らんけど、ケツと脇がエロイんだよ。
しかも血まみれだしさ。
おねぇちゃんバラ感があってそこだけは楽しめる。
ただもしそれがなければ、この映画をそこで切ってしまう位の危うい出来なのだ。
ただ、その駄作でしかない最初の20分が、本当に重要なのだ!
あぁだめだぁネタバレしてぇ!
例えるなら、M1のぉ、脱税したぁ……
あぁだめだこれ以上言うことは許されない!
最初の20分を過ぎた瞬間から、この映画の幸福の時間が始まる。
気が付いてからはわくわくが止まらない。
あぁ、そうかあ!
うわぁ、マジでかぁ。
伏線回収のオンパレードだ!そんな難しい伏線回収じゃないのがまた良い。観客の「俺はまあわかってたよ」っていう気持ちを満足させてくれる。
繰り返してみる必要がないというのは本当に素晴らしいよ。
エヴァンゲリオンなんて何回繰り返したって何もわからないんだから。
だから最初の20分を我慢すると、ご褒美タイムのお時間が始まる感じを味わえるのだ。
もちろん予定調和ご都合主義っていう批判をするやからはいるだろうけど、そもそも映画ってそういうもんだからな!
アマゾンプライムで低評価のコメントつけてるやつな。
そりゃあ、お前が馬鹿なんだよ!
俺は、正直泣くほどに笑ったわ。
途中のゾンビを蹴り飛ばしていくシーンとか、あんなん最高に面白いに決まってるわ。
まさか、映画でこんな笑えるとは思わなかった。
洗練された、完璧なメタ構造の映画、それでいてメタであることに納得させる映画!
そしてエンドクレジットでさらにそのメタ構造をメタ構造で表現する演出。
最後の最後までやられました。
俺がこういう感想を持ってることをきっと見ればわかるはず!
予告する。
後半できっと、あーーぁ。あーーぁとばかりなるし。
いいぞ監督の娘!
やってやれーーっていう痛快感がをもつであろう。
あっという間の90分だった!
こんなに無駄のない緻密な計算のされたメタ映画があるだろうか。
小説的な観点で言えば、ほとんど反則でそしてわかりやすすぎる伏線と伏線回収の作品となるのだろうが、映画っていう面で見れば、完璧な、これしかないと思わせる伏線回収の作品だと思う。
言ってることは見ればわかる。
ほら見たくなってきただろう?
アマゾンプライムで無料だぞ!
見て、ここに感想を書くのだ! 君たちの感想を俺は待っている。
そしてすでに見た人の感想もすごく気になる!
いいんだぞ批判的な意見でも。
俺は今まで見た中でも、特に邦画の中では最高級に面白い作品だと思う。
別に邦画に限らず、少し前にファイトクラブというやはりメタ構造を売りにした映画を改めて見たわけだが、確かにあれは面白いには面白いが、その実、メタ構造に引っ張られ過ぎて、納得いかない部分が多いと思っている。
正直ファイトクラブは、結構、なんだかなあと思ってる俺にとって、比較したら最高級に出来上がった作品だと、「カメラを止めるな」を思うのだ。
カメラを止めるな>ファイトクラブ だ。
おらファイトクラブ信者よ、かかってこいや。
俺はタイピングをとめないぜ。
この俺の感想を見たのにまだこの作品を見てないやつ、いいから黙ってみるんだ!最初の20分は、我慢してくれ。
要はまどマギだ。
まどマギなんだ!
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