『小さなお話し』 その96
やましん(テンパー)
『大統領は、軍隊がお好き』前編
『これまた、フィクションであります。このよとは、一切むかんけいであります。』
前大統領は、あえなく落選したのですが、新大統領も、なかなかの、強者であります。
比較的、民主的とは言いながらも、そこは、ごきのことで、食料の調達に関しては、大きな責任があるのです。
やましんちのごき一族の巨大な戦力を示すことは、まあ、必要であると言っても、間違いだとは言い切れないのではなかろうか、というくらいの、真実性が多少あるらしかったのです。
そこで、ごき大将に、『軍事パレード』を行いたいと、大統領は提案しました。
ごき大将は言いました。
『やめときなさい、大統領。宇宙ごきが実権を握った今、そのような行為は、挑発をするだけで、よいことにはならないですごき。下手したら、宇宙ごきの攻撃対象にされるかもしれません。そうなると、やましんさんが、宿無しになるかもしれない。われわれも、無傷では済むまいですごき。悪いこと言わないごき。』
しかし、大統領は、あとに引きません。
『あなたね、選挙の時、応援したの忘れましたごき?』
とうとう、大将が突っ張ねるように言いました。
大統領は、それでも曲げません。
『大将が、愚ごきの支持をしてくれたことは、よくわかってるゴキ。しかし、ごき国民の士気を高めることも、必要ごき。また、力の誇示も必要なことごき。今だからこそごき。まあ、規模は、いくらか、縮小気味でやりましょうごき。命令にしますごぎごき。』
命令ときたら、仕方がない。
ごき大将は、パレードの実行を指示したのであります。
『コースは、どうしますか?』
ごき少佐が尋ねました。
『やましんさんちの全体を二週と、庭を一周ごき。』
『それは、大掛かりな。』
『しかし、全軍ではなく、半軍くらいでよい。』
『あれは、出してはなりませんよ。『ゲー』なんとかは。』
『わかっておる。そこは、大統領にも、念押ししたごき。』
・・・・・・・・・・・・・・・・・ 🚀
ねこママ
『やましんさん、ごき軍団から、通知が来てます。』
やましん
『なんで、ママから来るの?』
ねこママ
『こわかったにゃんか。』
やましん
『ぶ。なになに。ぶあ〰️〰️〰️。軍事パレード?やめてください。不許可。ぜったい、だめ。』
ねこママ
『最近、見たことない新種のごきの話し、聞かないのにゃんこ?』
やましん
『いや、それは、聞いた。なんでも、赤ちゃんを食べたとか。』
ねこママ
『それにゃん。まもなく、このあたりにも、配置されるらしいにゃんこ。』
やましん
『げ! ウソ❗』
ねこママ
『真実にゃんこ。ついに、宇宙ごきの侵略が本格化するにゃんこ。でも、やましんちは、死守するから、そのかわり、パレードやらせろ、と、いうことにゃん。あたしも、守ってもらわないと、商売あがったり、にゃんこ。』
やましん
『むむむ。ビミョー。しかし、食われるのは、人類永遠のトラウマだよなあ。宇宙ごきの侵略? ほんとなのかなあ。政府は、何も語らないし。』
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
後編につづく‼️
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます