第3話 ③
高校2年生。
2年からはスポーツ科学科の学生のみのクラスメンバーになる。その科の数はたった40人。つまりこれから2年間このクラスで固定されるってわけだ。
友達をちゃんとつくれていればまぁそれなりに楽しい毎日になれるかもだが、もしつくれなかったら......地獄だ。因みに俺はけっこうヤバかったスクールライフだった。一時期は完全に孤立しそうになったこともあった。マジでヤバかった。
今回は余裕ある楽しいスクールライフに修正してやるからなー。
このクラスにいる陸上部女子は里砂ちゃんにもりまいがいて、N田やN山もいる。さらに3人いるがあいつらは興味無いからいいや。
他にも当時あるいは後にオナネタにしていた女子は...バレー部のI尾
これくらいかな、俺がオナネタにしたり好ましく思っていた女子は。
この中だとⅯ中彩菜がお気に入りだなー。彼女からにも里砂ちゃんと同じくらいに勉強教えてーってせがまれてたな。当時は根暗だった俺にもけっこう気さくに話しかけてくれたし。やっぱバリバリ体育会系の女子ってのはそういうところがあって良いよねー。フレンドリーっていうかハツラツしてるっていうか。まぁ好みなんだわ。彼女とも仲を進展させて一発ヤらせて欲しいものだ。
まぁこのクラスは...そんなに悪くはなかったな。だから今回ではさらに良かったと思えるようにしたいものだ。性欲も満たせる良いスクールライフにするべく頑張ろう!
さて...部活のことだが。この年もしっかり修正したいと思ってたんだよなー。
昔のこの年での俺はホンマにしょうもない雑魚だった...。春季で走った400mの記録は58秒もかかってたからなー。退化してんじゃねーかよクソ雑魚が。怪我ばっかしてたから退化したんだろうがよ。使えない身体しやがってクソが。春先はホンマに酷い有り様だったが、秋くらいになるととりあえずはひと成長したっけな。マイルリレーでラップ53秒10が出たし。まぁ雑魚に代わり無かったけどな。
同期たちや後輩たちがしっかり成長していく中、俺はマジでしょうもない成長しか出来なかったからな。この頃の俺は劣等感に押しつぶされそうな毎日だった。陸上競技やってて全く楽しい気持ちになれなかった。何でこんなおもんないことやってるのだろうって気持ちになってばかりだった。まぁ辞めなかったんだけどな。
高2もロクな実績が無かった俺は、このやり直しルートで好き勝手に修正してやる...!
地区IHの少し前に記録会があり、その日は新1年生が初めて記録会に参加する日でもあった。この時の俺はこのレースで無様な走りを後輩たちに見せてしまった。だからまずはあの忌々しい思いでを、このレースで浄化してやる!!
結果...200m21秒80、400m50秒05。はいー、都合の良い結果に修正してやった。あのクソッタレな結果はこの人生から消えて無くなった。清々したぜ。これで後輩たちにはそれなりに示しをつけることができたな。当時の後輩たちも楽しくて良い奴らだったな。こんな俺のことを表面上だけでもしっかり敬ってくれたもんな。
H野にY田、N原やA本とか...。あいつらとも練習出来て良かった。また楽しく練習しようではないか。
そういえばこの後輩の代の中には、去年のシーズンランキングトップを400mで獲った奴がいたなー。Ⅿ下だったな。既に49秒台で走っている猛者だ。悪いけど校内トップは譲らんからな、今回は。俺が一番にならせてもらう!
一方、後輩女子たちも(競技もだが個人的に性的にも)レベルが高いものだったなー。
T井
T内
S尾
S水みなみ、可愛い。とにかく可愛い顔。学校行く途中の駐輪場が同じだから結構エンカウントするんだよなー。今回のルートでもう少し親密度上げれたら良いなー。
などなど彼女たちもオナネタにしてたなー。特にT井とT内がお気に入りだった。今回もしっかりお世話になります!
まぁ新一年生の紹介はこんなところ。彼らとも昔以上に仲良くやっていこう。
そして2度目のIHチャレンジが始まった。今年は200mのみだ。地区IHは2・3年は必ず全員が出場するように先生が采配しているから、俺が2種目取ると先輩と同期たちの枠が消えてしまうからな。俺もかつてそういう決まりのお陰で何とか出してもらえたからな、何も文句はあるまい。
というわけで200mに集中して今年も全国に挑む。
難無く予選レースも決勝レースも突破して大阪IHへ駒を進めた。他にも同期では、三段跳びでT橋が、400mと400mHで里砂ちゃんが、混成競技でI田が、3000mでもりまいがそれぞれ予選突破した。
ただ、男子マイルリレーでうちの学校がバトンをミスってしまって失格となってしまった。これは昔の時と同じ過ちだった。俺が出ていれば未来は変わっていただろうに。そこはミスったなー。まぁ...3年の先輩らには悪いが、俺にはまだ来年があるから別に痛くはない。今年は個人に集中しよう。
地区IHが終わって大阪IHまでの3週間、学校でとある出来事があった。
「あのさ、俺はそういうウザ絡みが凄く不愉快なわけ。ここが学校である以上は俺はお前に対して過激な制裁はせーへんけどな。お前の今後の俺に対する言動次第では、ここでお前を再起不能にしてやらんわけでもないんよ。
調子乗ってんじゃねーぞ殺すぞマジで、K上クソ野郎テメー」
「わ.........悪かったっ!二度とああいうこと言わへん!悪ふざけが過ぎたな!?ごめんなさい!!」
男子トイレにて体育科の男子生徒...K上に対して、俺は今にも人を殺しそうな感じの雰囲気を出して脅しまくり、この糞野郎に謝罪させた。
野球部のK上...こいつはこの学校でいちばん不愉快な男だった。一言で言えばクソな絡みをしてくるゴミカスな性根をした奴だ。
一人でいる俺に悪意あるちょっかいをかけてきたりもしやがったな。休み時間に机で寝そべってたらいきなり頭叩いてきてそんな俺を指さしてゲラゲラ笑うガイジやし。体育の授業でも俺がミスしたら必要以上に詰ってくるし。課題で何か発表したその翌日、その内容のことで何か馬鹿にしてくるし。
マジで俺に対してふざけた嫌がらせしてくるクソ野郎がK上だった。
何?それで俺に友好的に接してるつもりなんか?何度お前を血祭にしてあげたろかって考えたか。俺は高校時代でこの糞野郎に制裁をしなかったことをずっと後悔していた。
だからこのやり直しで、大きな力を持った俺はK上を〆てやった。まぁ小学や中学の時と違って即ズタボロにすることはなかった。そんなことをすると退学処分にされかねないからな。短気な俺だがそういうところにはきちんと気を付けてはいる。
とりあえず初回は、このクズに俺が大きな力を持っているということ、次は無いぞということをし~~~っかり叩き込む程度までにしておいた。低脳な奴かと思ったが、自分がやってはいけないことをやらかしてしまったという自覚はちゃんとはたらいたらしく、それきり俺に昔みたいなちょっかいをかけることは一切無くなった。
これで本当の意味で俺は快適なスクールライフを確立できたぞ!もうこの学校で弊害は無くなった。いや~~~~~気持ち良いものだ。クソ野郎どもを成敗するのはな!
そんな気持ちのいい人生修正もしつつ、2度目の大阪IHに望んだ。
この年から活躍していた同じ2年の選手はけっこういたな。
100mでは大阪高校の
そして200mは本来だったら3年生が1位だったが、今回は俺が1位になった。短距離種目すべてが2年生優勝だったな。
うちの陸上部で大阪IHを勝ち残ったのは俺と、同期ではT橋ともりまい。先輩で3000m障害で行ったのと女子やり投げで行ったのがそれぞれ一人ずつ。
この年では全国へ進んだ部員は本来は一人もいなかったが、俺がしっかり勝ち残って全国へ進んだ。
新潟市にて2度目の全国IH。応援に同期部員が数人、引退した短距離の先輩たちが来てくれたことで気分が上がる中、怪物レベルのスプリンターたちが集うレースに臨んだ。
結果は、6位入賞を勝ち取った。今回の決勝レースには後に日本選手権のファイナリスト常連となる選手が4人もいるというそれはそれはハイレベルなレースだった。ズルしてるとはいえこのレースで6位に食い込めたのは、俺の中では上出来だった。
この時にケガ復帰したばかりにも関わらずファイナリストになった柳生にはどうにか勝ったが、彼には心底恐れ入ったよ。ケガから立ち直ってからすぐにそんなに速く走れるんだからな。
他にも同じ2年生には火吉と大池が俺より上の順位で入賞していた。大池もこの時から21秒30台なんて記録を出してたもんなー。競技歴2年目でこれとか、こいつもスゲーヤバいレベルで速い。火吉も、自己ベストは更新していないもののやっぱり全国ファイナリストになるだけの実力があるんだよなー。来年には完全勝利したいぜ。
同年代のライバルたちに来年のこの舞台での再戦を誓って、2度目のインターハイチャレンジは幕を閉じた。
まぁそのあとにあった全国ユースでまたライバルたちとガチンコバトルしたんだが。柳生がこの時期に100mで10秒19と当時の高校新記録を樹立し、200mでは20秒70とシーズン最高記録を出すなど、たいへん大暴れしてたんだよなー。もはやチート使っても勝てる気がしない怪物スプリンターである。
俺の個人的な競技成績はこんなもの。他にもリレーでも楽しい活躍ができた。
リレーは4継とマイル両方に出場したし。4継は準決止まりだったが、マイルリレーは俺らの代は凄かったのだ。H本にⅯ下、I田とH井、さらにT橋で近畿へ進んだからな。翌年にはなんと、全国IH準決まで進んだもんなー。
そこにチート化した俺が加わった結果...大阪では優勝、近畿ユースでは決勝にも進出して入賞した。後に全国区に成長するⅯ下の存在が大きかったよな。あと三段跳び選手でありながら短距離種目全般にも強いT橋も凄まじいレベルだ。リレーは来年も面白いことになりそうだ。
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