第四話 飲んでも飲まれる



 うーふぅ……んふふふふーん。「おい葦北ァ」ん~なぁに~やーかいー。


「重い…乗るな、自分で歩け」えへ~?やかいは~、女の子に重いって言っちゃうタイプゥ?


 んふふー、いいよー、別におぶってくれてもー。いろいろな部分、触っても怒んないよー?


「浴びる様に酒飲みやがって……」んふふー、あれはお酒じゃないでしょー?


「じゃあなんだよ」あれはー……えへへー、酔えるお水!「酒じゃねぇか」酒じゃないもん、はぁ~……。


 ねーおぶってーやかいー、歩くのダルいー……「俺も寄ってんだから無理」そう言わずにぃ……んもう。


「肩貸してやるだけでも有難いと思えっての」ん~ありあと~やかいすきー、えへへー。


「はいはい」ん~なにさその反応~、すきって言ってるんだからさ~もうちょっと良い反応してもさ、いーじゃん?


「はいはい、俺も好きだよ」きゃー、そうしそうあーい、えへへー、ちゅーっ!


「おい指で突くな」ちゅー?ちゅちゅちゅっちゅちゅ!!「指をきつねにして突くな馬鹿」ちゅちゅー!


 んふふ~、ちゅちゅー「はぁ……いいや面倒臭い」ん~……えへへ~。


 ね~やかい~「あ?」こっちむいてこっち~「んだよ」はい、ちゅー……っん。


「バッ、おま、お前なぁ!!」えへへ~キス魔だキス魔~!


「酒の匂いが……ぅぷっ」え~やかい吐くの~?ちょっとショックなんだけどぉ……


「ゲェア!!」うわわ、本当に吐いた、吐いちゃった……やかい~だいじょうぶ?


 ……うぷっ。わ、私も、吐きそう………。「まてマジでやめろッ」むり……うぅ。

「店ッ店に行くぞっ」うぅうぅう、やかいぃ~………。


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