商人から神様へ!?!? しがない神様のゆるゆる生活
B細胞
第1話 一般神様の誕生
「キャーーー!! 泥棒よ!! 誰かそいつを捕まえて!!!」
その悲鳴と同時に僕の胸に一人の男が飛び込んできた。
「痛ってぇじゃねーか! あ。。。 ツ、ツベル様。。」
泥棒男が飛び込んだツベルというのは、この僕であり、この世界の神様に最近なった新米神なのです。
「そなた泥棒をしたのか。 なら神罰を与えなければなぁ。」
「ひぃ!! どうかお命だけは!!!!」
「そなたに与える神罰は、、、盗ったものを返し、償いをするのじゃ!!!」
「は、はい!! 一生償う所存でございます!!!!」
周りから、わーー!!っという歓声が上がった。
紹介が遅れました、私最近神様になりました ツベル・ブルクリン と申します。まあ、ちょっと前まではしがない商人だったんですけどね。。
なぜ商人から神様になったのかは今からお話ししますね。それは僕が生まれたときからですね。。
おんぎゃ!! おんぎゃ!!
「最高神ブルクリン様のご子息、ツベル・ブルクリン様がお生まれになられたことをここに宣言する!!」
ゆうに百万人以上いや、一千万人以上いる人々がところせましと抱き合い、歓声をあげ、さらには泣いて喜ぶものもいた。
「さすがに騒ぎすぎではないか??。。」
この明らかに同様しているのが僕の父、最高神ピース・オブ・ブルクリンです。肩書どうりこの天界、神様の世界の一番上位の存在です。
「いいじゃないですか、あなた。この子が生まれるのをここまで喜んでくれるんだもの。嬉しい限りじゃないですか。」
そう諭すのが僕の母、テラスダム・ブルクリンです。母はどうやら戦場の女神らしく、その戦い方に惚れて父に求婚されたそうです。
「うむ。それもそうだな!」
そういって民衆が見える一番高い土台までいき、演説を始めた。
「皆の衆、ここまで待ってくれたこと誠に感謝する!ここにいるわが妻 テラスダム・ブルクリンが約三時間にも及ぶ痛みや苦しみを乗り越えて、息子、ツベル・ブルクリンがここに誕生した!我はこの子を一生をかけて守り育てていく所存である!!皆も生まれる子供や痛みに耐えて生んだ妻を愛し、守り、育てていくと誓ってほしい。では、息子が育ったらまたみんなに見せようと思う。ここまで応援してくれたこと誠に感謝する!!!」
これが僕が初めて聞いた演説らしい。
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