習い事の話
黄色いラムネの話でも触れたけど私は中学時代フルートを吹いていた。小学生の時はバレエと水泳とピアノと中学英語、ちょっとだけ体操もやっていた。(運動音痴すぎて通うことになった。結果は出なかった。)
習い事は楽しいよね。楽しいんだけど中学時代の吹奏楽部のことがあってからあんまり素直に楽しめなくなっちゃったね。高校時代は美大に行くために美術予備校に通っていたけどやっぱり昔みたいに芸事っちゅーのに没頭することができなくなっていたし全然上達できなくて毎日頭を抱えていたよ。これから本当にどうしようと思っていたら予備校の方がなくなることになって、先生たちがまた新たに予備校を作ることになったんだけど、先生にもあまり心を開けていなかったからそのタイミングでやめた。それからはもう美大を諦めて現役では普通の大学の文学部を受験して全落ちしてニートになった。話が少し変わるけど私のおじいちゃんは福井の神社の神主の息子で、今その神社はお父さんのイトコが神主をしている。だから神道系の大学だったら無条件で推薦がもらえるんだよね。宗教の勉強も楽しそうで興味はあったからそっちにするかあと思ってしばらくボーッと過ごしていたけどやっぱり自分の努力で行ける所に行くほうが自分のためになるなと思って神道系の大学に行くのはやめた。
だけどだからといって特別行きたい所もないなー夢も目標もないしなーでも学歴つけといたほうがいいよねという気持ちでとりあえず短大行って卒業できたら四年制に編入できるから短大に行ってみようと思って探したら女子美に短期学部があったのでそこ受験して合格して上京した。
だけどみんなやっぱりレベル高くて毎日ビビリながら学校通ってたから友達なんて一人もできなかった。漫画家になりたくて漫画の持ち込みをしたらけちょんけちょんにされて一晩中泣いたんだけどとりあえず学校の授業だけじゃ足りないからデッサンスクールにもう一度通った。最初の授業で遅刻した挙句クロッキー中に脳貧血で目の前が真っ暗になってちょっとだけ倒れて死ぬほど迷惑かけた。それから絵はまあ上達はしたけど美大生を名乗れるレベルじゃないしこれから先本当に何の仕事を目指せばいいのかわからなくて途方に暮れている間、高校時代の友達は彼氏ができたりしていて上京しても友達すらいない私は一体なんのために生きてるんだとか本当はもっと楽しい世界が他にあるんじゃないかとかこのまま歳を重ねても何の特技もない社会不適合が出来上がるだけだとか考えまくって黄色いラムネを大量に飲んで救急搬送されて私の東京生活は終わった。
趣味人間だから、友達とうまくいってなくても趣味でストレス発散をしていたんだけど、吹奏楽部で色々あってから趣味自体がストレスになってしまって、じゃあ代わりに人間関係で癒しを得ようと思っても元々苦手だからそうもいかなくてっていう状況がずっと続いているからいつまでたっても黄色いラムネがやめられないんでしょうね。
今22歳なんですけど、気づいたら彼氏できたことないままこの歳になってて。20歳の時に高校時代の友達に「この歳になっても彼氏できたことないって人としてやばいよね」って言われて、その歳からもう2年も経っちゃったのかあみたいな。ヤク中ひきこもりをやめないことには彼氏とか言ってる場合でもないんですけどね。本当はもっといろんなこと頑張りたいのになあ。
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