遊んだビデオゲームを語りたい
田戸崎 エミリオ
はじめに
「2歳の頃からファミコンのコントローラを握ってた」
そう言えば大抵の人は怪訝な顔をするが、私にとっては純然たる事実です。
父親が友人からもらってきたというファミリーコンピュータ。
お気に入りのソフトだったのは、コナミのツインビー。
父から2Pコントローラを渡され、ひたすらにBボタンを押しまくっていたのが、私が思い出せる2番目に古い記憶である。
1人プレイでも2人一緒に出来ると言われ、父が1Pコントローラで操作している間、ボムを打てると信じてBボタンを押しまくっていたのである。
(ちなみに一番古い記憶は、心臓病の手術台の景色だ)
それがきっかけなんだろうか、私はもうテレビゲームにどっぷりハマった生活をずっと送ってきました。
「ゲームは1日1時間?何それ?」と言わんばかりにゲームばっかりやって生きてきたのである。
手の皮がむけたり、目が悪くなったり、親に怒られて電源アダプタ隠されたり。
まぁ、ゲーム好きな人間なら一度は経験するような出来事を、私も経験してきたわけですわ。
趣味が高じて、将来はゲームを作る仕事に就きたいと思い十数年。
実際に私はゲームプランナーという経歴を持つに至りました。
派遣としていろんな現場に行き、開発の楽しさも大変さも実体験してきたもの。
まぁ、鬱になって現場を離れたこともありましたが。
それでもあの業界というのは面白いもので、離れてもまた行きたくなる世界である。
それだけ私は、ゲームというものに魅了されてしまったのだ。骨の髄まで。
ちょうどファミコン~スーパーファミコンあたりの時代を過ごした幼少期。
そこから時代と共に進化していくゲーム機の歴史を肌で感じてきたというのは、ゲーマーとしてもクリエイターとしても大きな経験でした。
先日、ふと私はどんなゲームを遊んできたっけと思い至り、自分が買った・遊んだゲームをリスト化してみました。
Excelで思い出せる限り書き連ねてみたら、これがまぁ凄い量だった。
今でもありありと思い出せるくらいやりこんだもの、友達と一緒に盛り上がったもの、結局クリアできなかったもの、積みゲーのままなもの。
色々ありましたが、よくもまぁこんだけのゲームを遊び倒してきたものだと自分で呆れたものです。
そして、それでもまだ自分が遊んだことのないタイトルがまだまだたくさんあるという現実に、ゲーム業界の広さを痛感しました。
こんだけ遊んだんだから、どうせならいちゲーマーとしての思い出を残したい。
そう思い至り、遊んだゲームから思い入れがあったものをピックアップしてレビューを書いてみようと思います。
レビューというか、単なる思い出話なのですが。
いやカクヨムでやる内容じゃねーよという突っ込みはごもっともですが、好きに書ける場所が他に思いつかんので。
画面の前に噛り付きだったゲーマーとして、そしてクリエイターの一端として。
ゲームに魂を売った人間の思い出話、お付き合いいただければと思います。
知らないタイトルにはぜひ興味を、知ってるタイトルにはぜひ思い出語りを。
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