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俺達は彼女の姉と対面することに見事成功する。会った時には既に俺達2人のことはお姉さんに拡散されていた。そして、事情を全て話し両親には取り敢えず内緒にしてもらえる手筈となった。なるべく、情報が回らないように努力するがもし万が一伝わってしまってこっちはなにもできないと釘も刺された。今でも覚えるやり取りがある。


「あんた噂通り本当に妊娠したの?」

「え...そんなことないよ」

「その顔は嘘ついてる時の顔だよね」

「違うよ。確かに、できちゃうようなことをしてるのは事実だけどまだできてないから」

「...その話しもなるべく聞きたくはなかった。2人とも気をつけるんだよ」

「うん...」

「はい...」


俺達2人はこの時口が裂けてもガチで妊娠してる可能性もあるとは言えなかった。取り敢えず、身内固めはできたわけだ。だが、問題は多くある。なんか俺考えるのがダルくなってきた。

「わざわざこんなことしなくたって」

彼女にそう言われる。こんなことになった原因の1つは彼女にあるのだがな。ここで突き離してもいいのかもしれない。でも、俺は彼女を離せなくなっていた。彼女が俺に依存しているように、俺も意識のないところで彼女にかなり依存しているようだ。

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