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「え、下の方からなんか出てくるんだけど...」

気づいちゃったか...どうするかな。事実を説明したところでちゃんと話を聞いてくれるかな?いや、この状況聞く可能性は高くはないだろうな。納得いくわけねぇよな、あの理由で。

「これってそういうことだよね?私達そういうことしたってことだよね?でも、これは生でやっちゃったってこと?」

「...見たままのことが事実だよ」

「まあ、だって男の子だもんね。そりゃ、チャンスがあれば女の子襲いたくなっても仕方ないよね。そうだよね...」

「いや、襲ってないから!」

「え、そんなことが通用すると思ってるの?私、昨日酔っ払ってて記憶がないからわからないけど、そんな意識もはっきりしてない女の子なら何やってもいいだろうとか思っただろうね。やっぱり男の子ってみんなこんなだよね」

「話を聞いて欲しいんだけど...」

「話を聞くまでもなくこの状況が事実を物語ってるじゃん。私をホテルに連れ込んでヤッたってところじゃないの?私の意識が朦朧してることをいいことに」

「違う。俺が連れ込んだんじゃない」

「え、何言ってるの?」

「えーと、君が俺をここに連れ込んだんだよ」

「え?私が?!どういうこと?嘘じゃないの?昨日のことを説明してみてよ」

「どこまで覚えてる?」

「えーと、あっ懐かしい顔があるなって話しかけたところまでだけど」

「ってことは俺に話しかけてきたところまでしか覚えてないってこと?」

「うん、そうだよ。その後のことは全く覚えてないよ」

「俺もこのホテルに入って一発ヤッた後から記憶が飛んでるけど、大体のことは覚えてるから俺が体験したことをそのまま話そうと思う」

こうして俺達2人はなんか無駄にクレバーに今起きてることを対処しようと話を進めた。

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