第13話

葛篭から出て来た細菌やウィルスを退治するのに、不死の薬をほんのちょっと削って製薬会社に売り込んで特効薬やワクチン製造させている

という話も聞いていますよ。

それなりに良い商売してるんじゃないないかな。

社会貢献をしてるということで表彰もされたらしいですよ。


そうそう、食べてたタヌキやピーターラビットも居なくなっては困ります。

もちろん、タヌキもウサギもお伽噺の常連ですからね!


食べる以前にしっかり絶滅危惧種までふくめて

動植物を繁殖させる研究所も設立しました。これも人気のビジネスです。

流通ルートも抑えていますしね。

鉄道は機関車トーマス、空輸はダンボと空飛ぶ絨毯ですよ。


ハケンの仕事の一つとして芸能プロダクションで大量に役者も育てているから

お伽噺の世界も人材不足ということはありません。


こういう私もたまには以前の仕事の関係でイベントの仕事も頼まれますが、

本職は、舌が完治した現在ではスズメの学校で教えています。


 めでたし、めでたし、といっていいのでしょう、

あと何年も同じことをし続けて二人が飽きてしまわないと

いいのですが・・・

                                             だんだん。

                      (文責;舌切り雀がこの項担当)


おや、たいへん、とても大事なことを忘れていた!

何でこのタイトルが「シニアのための御伽草子」なのか判るかな?

それはね、

① 声を出して読んで欲しい、こと。

  滑舌は良くなるし、たっぷり感情移入をしてみてくださいな。

  ストレス解消にぴったり!


② この話の中にいくつのお話が出て来たか、登場人物は誰か、

  思い出して書き出してみて、どれだけ覚えているかな?


③ できれば好きな場面を描いてみて。それを「ぬり絵」にしてみたら?

  挿絵作家の高畠華宵風がベストだけれど。


④ 関連した歌を思い出して歌うというのはどうかな? 

  一寸法師、浦島太郎、キンタロー、花咲爺さん、スズメの学校、

  Someday a Prince will come,etc… 

  私はとりあえず、オズの魔法使いのOver the Rainbow ですけどね。 


というわけで、楽しくボケ防止ができる御伽草子ってことで

シニアのための御伽草子にしましたよ!


  めでたし、めでたし・・・  おしまい 

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シニアのための御伽草子 @watayu

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