空にささめく ── 詩コン編
双星たかはる
雨
雲がちぎれて落ちる
梅雨寒の日曜日
なにもする気になれない
滴る水は音もなく
砂時計の砂のように
ひとときを測る
雨音が聴こえたなら
少しは気分が違うのに
あじさいも気鬱
記憶の花弁はすみれ色
空色とのグラデーション
しばらく見ない
天気を言い訳にして
怠惰に吐息する
自分を探しあぐねている
20200621
詩コン 『雨』
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