とある日記
古地 真矢
プロローグ
朝、学校に着くと教室は見知らぬ顔ばかりだった。それもそうだ、今日は入学式、そして僕は高校1年生。周りが見知らぬ顔ばかりなのは当たり前だ。
しかし、ほんとに知ってる顔が居ないなぁ。知ってる人といえば、中学の時から嫌いだった女子のみ。
はぁ、こんなのでやっていけるのか?
心配になりながらも、僕は自分の席へと向かい、まずは自身の周囲の席の人のチェック。
前と後ろは男子、左右は女子か…とりあえず前後の男子と仲良くならないとなぁ。自分自身ではこのクラスで生き残る(ぼっちにならない)ためにはまず友達作りが大事だとはわかっている。だが、僕はコミュ障ほどではないが声をかけることは苦手だ。特に初日の朝からなんて何を話せば良いのか分からない。だから僕は無言を貫き、朝のホームルームが始まるのを待った。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます