番外編 主要でない登場人物と動物

一話しか出てこなくても、例え台詞が少なくても、チョイ役の皆さんも居てこその物語です。と言うことで登場順にまとめてみました。


ネタバレがありますのでご注意下さい。




***


ポール・タンゲイ

王宮魔術院総裁。物語にはほとんど名前くらいしか出てこない。覚醒したガブリエルとその片割れザカリーのことを支える魔術師の一人。どうでもいいことだが「貴方の隣に立つために」で王太子襲撃事件の時に王太子の警護に当たっていたこれまたチョイ役のタンゲイ魔術師の子孫。


王宮魔術院の魔術師達

大魔術の覚醒など百年に一度しか起こらないため、彼らも最初は戸惑っていた。連日の会議と片割れ捜索に奔走していた。


貴族学院の不良生徒達

ガブリエルが覚醒したその現場に居合わせた。というより、彼らの方からガブリエルに絡んできたのだが、とにかくそんなとんでもない場面に遭遇することになった。彼らにとってはかなりのトラウマになっただろう。


魔術科のイケメン人気教師と養護の医師

覚醒して気を失ったガブリエルに二人は付き添ってテネーブル公爵家に送ってきてくれた。ガブリエルはなんとイケメン教師にお姫様抱っこで運ばれてきたのだった。


テネーブル公爵家の御者

彼はフランソワが初めてクロエを家まで送った時、庶民のごみごみした街中でも迷うことなくすぐに着き、フランソワをガッカリさせていた。流石公爵家の御者である。


クロエとフランソワの子供

二人は結婚してすぐに男の子と女の子の二人に恵まれた。この物語では子供達に名前はつけられていない。


ザカリーの元カノ その一

学生時代ザカリーが良く行っていた飲み屋兼食堂の娘。十七歳のザカリーが嬉し恥ずかし筆おろし?に挑んだ相手だったが……ちょっとしたハプニングがあり、その夜に破局してしまう。


離れの周りにガブリエルが植えた植物と庭に住む小動物たち

ガブリエルとは意思の疎通は出来ないものの、彼女の心強い味方である。ザカリーに対しては事ある毎に色々と物申しているようである。


ザカリーの元カノ その二

西端の街ペンクールにある宿屋の娘。遠征中のザカリーがその地で出会い、ねんごろになった。魔法石の首飾りからガブリエルの存在をひしひしと感じ、それを投げ捨ててしまう。彼女のこの行動によりザカリーはガブリエルへのありがたさを思い知った。よく考えると彼女、二人のキューピッド?


ペンクールの鳩さんたち

ザカリーのことを叱ったり、仲間を集めてなくなった魔法石を探したり、かの地でザカリーの面倒を見ていた。


フランソワの誕生会に来ていた女

ザカリーに色目を使い、彼にすげなくされた。ガブリエルについて何か失礼なことを言ったのだろう、彼を怒らせてしまったようだ。そしてザカリーはいつの間にか熟女キラーになったとフランソワに言われていた。


白鳩さんたち

ガブリエルとザカリーの結婚を祝うために、鳥たちが呼んだ。大聖堂に一斉に集まって正に圧巻だったのは百年前のビアンカとクロードの式と同じである。ロー〇製薬提供の某クイズ番組のオープニングを思い浮かべていただければイメージが湧き易いかと……。


食堂の女将

ガブリエルとザカリーが子供二人を連れて食事をしていたのを見て、仲の良い親子だと疑わず、ガブリエルのことを『お母さん』と呼んだ。彼女のその言葉に、ガブリエルはドミニクとジョゼフを養子に迎えたいとより強く思うようになった。



***


割に主要な登場人物

(ネタバレになるため最初に紹介出来なかったのでこちらで)


マリー=アンジュ

ガブリエルとザカリーの間に出来たたった一人の子供。なのだが、早期流産のため、生まれることなく天に召されてしまった。天国でザカリー似の美しい女の子に育っていた。


ドミニクとジョゼフ

実の父親を知らない二人は幼くして母親を亡くした後、フロレンスの家に引き取られた。ドミニクはとても賢く、少々ひねくれたところもある。ジョゼフは純真で可愛らしい男の子。ガブリエルとザカリーに会った時はそれぞれ八歳と五歳。ジョゼフはマリー=アンジュと同い年。

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