美少女たちのパーティー PART2【なずみのホラー便 第73弾】
なずみ智子
美少女たちのパーティー PART2
イケメンで金持ち、ノリまで良いリア充高校生のジョナスは、超堅物の父との折り合いが悪かった。
「ジョナス、お前には私の跡を継ぐ立派な工学者になって欲しいんだ。女なぞ一生触れなくとも生きていける。身も心も洗い清めろ」
「あのさ、父さんだって少なくとも1回は母さんに触れて、俺を作ったんだろ(笑) 俺が女の子を好きで何が悪いんだよ? 父さんだって、俺のハイスクールのホットな美少女たちを見れば考えが変わるよ」
それから後、美少女だけを招いたパーティーがジョナスの家で開かれた。なんと父が、このパーティのために急遽、自宅の敷地内にプールまでも造ってくれたのだ。「あとは若い者たちだけで楽しめ」と父は自宅ラボへと戻っていった。
ビキニ姿のピチピチでプリプリの美少女たちは、歓声をあげながら次々とプールに飛び込んでいく。
ジョナスも飛び込もうとしたその時、突然に大きく波打った”プールそのもの”が、ゴゥゥンと聞き覚えのある音を立てた。
超巨大な洗濯機としての正体を現したプール。
真っ青になったジョナスの眼前で、美少女たちはその断末魔とともに激しい渦へと巻き込まれ、洗い清められていった。
――fin――
美少女たちのパーティー PART2【なずみのホラー便 第73弾】 なずみ智子 @nazumi_tomoko
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます