夢の記録・そして記憶

与方藤士朗

第10話 パパと呼ばれて

今朝の2時か3時ごろだったと思われる。

確かに私は、布団の上に横たわっていた。

少しうとうとしていることは、自分でもよく自覚していたつもりだ。


なぜか、横になっている自分の右肩あたりに、2歳ぐらいの男の子がやってきた。

「パパ、パパ・・・」

などと言っている。

その子は自分の肩のあたりに座って、私にまとわりついてきた。


ほどなくして、フチなしのメガネをかけた若い女性がやってきた。

どうも、その子の母親のようだ。

その子を抱きかかえ、あやしはじめた。

少しばかり、肩の荷が下りた気がした。


その後もかれこれあったようだが、忘れてしまった。

あの女性は、だれなのだろうか?

ひょっとして・・・

確か小2の時に同級生だった、メガネをかけたかわいい同級生がいた。

あの子かもしれない。


ひょっと、ひょっとして・・・

別の世界では、結婚した私と彼女の間に、男の子がいるのかもしれない。

だとしても、その男の子、もう成人していてもおかしくないはず・・・。


やっぱり、夢は、かなわんものなのでしょう。

でも、彼女には、生きているうちに会ってみたい。

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