第8話 もう一人仲間が増える......
ただいま今......天使たちと一緒にいるのですが......俺、今女の娘になっています。
理由は今から数時間前......
「そうだ! これから行くところがないのでしたら私の王国に来ませんか?」
「行くところもないし、行くか?モンドール?」
「いいですよ。私も行ってみたいので」
「やった~♪ なら一緒の馬車に乗りましょ?」
「いえ、私はマスターと隣がいいので......」
「ならそのマスターさんと一緒に馬車に乗りましょ?」
「え?」
「いけません王女殿下。助けてもらったとは言え、男が王女殿下の馬車に乗るなど......」
う~ん、なら俺がスキル使って女の子になればよいのではと言うことをモンドールに提案されて変身しているわけですが......さすがに抵抗がある! でも二人の天使を拝むためだ......仕方ない......
「そう言えばなぜモンドールさんはそっちの方をマスターと言うのですか?」
「それは、私がマスターによって作られたオートマタだからです」
「オートマタってあのロボットのことですか?」
「そうです。ですが人格は持っています」
「そうなんだ~。不思議だね~」
そんな会話が続いてもうすぐここにいるシルフィード.テラ.レアロールの王国が見えてきた。さっきは触れてなかったが、車はもちろん自動運転にしている。
「見えてきました! あれが私の王国です!」
前に見た王国より少しばかり大きく見えた......そして......
「娘を救ってもらえて感謝する。礼として金貨100000枚を贈ろう」
どこも金銭感覚おかしいの?コレ? でもまぁ、一応
「ありがたき幸せ」
とだけ言っておこう......そのあとは王様直々に話がしたいと言ってきたので俺は王様のいる部屋まで行った
「これは一人の親として言わせてもらう、今回は娘を救ってもらえてありがとう。」
「いえいえ、当然のことをしたまでですから」
「そういえば娘が面白い緑色の走る箱を持っていると言うのだが......」
「ああ、ブッシュマスター防護機動車のことだろう。」
「多分そうだ。それと結構違うが、鉄の塊を飛ばし、大きな音がする魔法をはなつ船が我の国にあるぞ」
「本当ですか?! 多分それ俺の国の兵器かもしれません」
「なんと! では使い方も知っておるのか?!」
「はい、知識としては多少知っています」
「ではアレをどこかへ持っていってくれないだろうか?」
「なぜです?」
「昔、あの船が現れて港に停止しっぱなしで大きすぎて邪魔になっておる。そこでおぬしに動かして欲しいのじゃ」
説明がまだだったので今します! まずこの王国は海が近くにあり、漁業の国なのだ!
「わかりました。動かせそうだったら動かしておきます」
「ありがとう。それとこれとはべつなんだが、なぜ娘がそんなにおぬしに密着しておるのだ?」
「あ~、多分さっきあげたお菓子とかゲームの影響だと思います」
「げーむ?」
「俺の国の言わば娯楽品です」
「なんと、あとで我にもできないか?」
「いいですよ。はい」
ゲームを説明書と一緒に渡す
「おお!ありがとう」
「では俺は港に行きます。行くぞモンドール」
「はい、マスター」
「え~、もう行っちゃうの~?」
「はい、マスターが行くので......」
「なら私も行きます!」
「「「「「え?」」」」」
全員がシルフィードさんがついていくことに驚いて同じ言葉が出る
「いやいやいや、さすがに王女様が城の外に出たらマズいでしょ?!」
「はぁ~」
ほら! 王様困ってるじゃん!
「そなた、冒険者のアカツキだったか?」
「はい、そうです」
ん? このパターンは......
「うちの娘は前から好奇心が旺盛で歯止めがきかんのだ......」
マジで?
「だからうちの娘を一緒に旅に連れてってくれないだろうか......」
......まあ返答するとしたらこれしかないだろう......
「はい、わかりました」
仕方ないじゃん......天使なんだもん......
「これからの旅、よろしくお願いします♪」
なんだかんだで楽しくなりそうだな~
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