第11話 ティータイム(8回目のセッションを終えて)

クスス「わぁ♪今日は人参のソテーなの?」


ドロシー「そうよ、イワシのマリネと一緒に食べてみて。美味しいから」


クスス「(もぐもぐ)・・・ごくん。美味しいなの!」


ドロシー「良かったわ、リオはお酒のお代わり持ってきましょうか?』


リオ「赤ワインにしようかな・・・。白のスパークリングで良いかも?

   ボトルで持ってきて、ドロシー♪ねえねえ、レナも飲もうよ!」


レナ「僕は新しい本を買ったばかりでね。

   この後、読書を楽しむんだよ。

   秋の夜長と言うだろう?良い機会だからリオも魔道」


リオ「あ、アルベール!!ベック!!こっちこっち!!」


レナ「・・・」


アルベール「ほう、今日は魚料理か美味しそうだな」


ベック「こんなの種類豊富なのは初めてかも。

    お米と魚貝を一緒に炊いてるの?リゾット?」


レナ「パエリアっていうのだよ。初めてかね?」


ベック「うん、美味しそう、いい匂いね」


リオ「も〜早く乾杯しちゃおうよ♪ずっと待ってたんだよぅ!」


クスス「リオ、待ちきれなくてずっと飲んでたの」


アルベール「ははは」


リオ「さささ、みんなグラスを持って持って♪チカトロから無事に生還できたことと〜」


レナ「ベック、ようこそアルフレイム大陸へ」


ベック「え?」


アルベール、クスス、リオ、レナ「乾杯!!!!」


クスス「すぐ帰ったら寂しいなの」


リオ「そうそう、このギルドだけでも変人はたくさんいるんだから。

   レナだけじゃないんだよ〜」


レナ「どういう意味かね?」


ベック「・・・」


アルベール「君の腕前なら、仕事もたくさんあるだろう。

      魔域討伐は蛮族の被害より多い時もある」


クスス「また、スカートで切るやつ見たいの」


ベック「・・・みんな・・・」


リオ「あら?あらあらあら?

   まさかベック、感動してる?泣く?泣く?泣いてもいいんだぞ〜」


ベック「・・・ぷ。うふふ、あはは!!」


レナ「台無しだねぇ」


ベック「みんな・・・」


アルベール、レナ、リオ、クスス「ん?」


ベック「ありがとう。・・・あと、よろしくね♪」

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