第20話 まだ続いていた校庭の戦い
「で・・・」息がかなり上がっている、沙月ちゃん
巨大ゴッちゃん(ゴキブリ)と戦う、怪力だけど、美少女の中学生
「やあねえ、応援しに来たのよ沙月ちゃん?」と従姉妹の美奈子ちゃん
「うりゃああああ」
と24回目の背負い投げをゴッちゃん(ゴキブリ)に
かける沙月ちゃん。
「じゃあ、ちょっと聞くけど、そのデジタルビデオカメラは何?」
キックとパンチを交互にゴッちゃんにかける。
「えっ、今、沙月ちゃんの勇姿をビデオに納めてるんじゃない?」
「で、私の勇姿が美奈子ちゃんのブログに載るわけね」
そして今度は回し蹴り
「沙月ちゃんがいやなら載せないから
でもめったにない機会だから、記録だけでもだめ?
それに、この間、空手の試合の記録を頼んだの 沙月ちゃんだよ
それに、隣でTV局さんも取材してるよ」
「そうじゃないの、そのデジビデオ、私のデジタルビデオでしょう?」
沙月パンチが炸裂の中の一言
「いつも言ってるでしょう!!!人様の物は、
無断で断りもなしに持ち出したり、
使っちゃいけません!!!
将来、悪い泥棒さんになってしまうでしょおう!!!!」
「この間も、私のノートパソコンを勝手に持ち出して
壊したのは誰ですか!!」
そして、連続膝蹴り攻撃中
「さすが、精励潔白な学級委員長の沙月ちゃんね」
と感心する同級生
ちほちゃんと茉莉花ちゃん達 同級生一同さま
思いきり顔をしかめて、すねる美奈子ちゃんと白猫の沙那ちゃん
「ひど?い 今回ちゃんと一言、沙月ちゃんに断りを入れてますう」
「えっ(汗)」
「あら、卒業生の美奈子さん、応援に来てたの?」と図書管理担当の紫城先生
「あ、ねえ紫城先生、覚えてます?先週の話」
「え、ああ、本の整理、分類を美奈子ちゃんが手伝ってくれたという話ね。
沙月ちゃんと三人で、美奈子ちゃんの手作りケーキを食べながら、
デジタルビデオで本のタイトルを記録してたのよね」
「しばらく、使わないから無期限で貸してくれるて、、
言ってたの沙月ちゃんよ」
「ごめん、そうでした」立ち尽くす沙月ちゃん、そこにすかさず
ゴッちゃんが襲いかかる。
振り返りもせず、むんずと
(とてつもなく頑丈な)触角をつかみ、25回目の背負い投げ
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