複数ジャンルを組み合わせることで新しいアイデアが生まれることがありますが、これはその成功例です。
異世界勇者のアルフレッドが息抜きに日本へやってきて、食事を楽しむだけの話ではあります。
しかし、彼が異世界人であることで、私たちが見過ごしてしまう「日常にある楽しさ」に気付くことが凄く自然なんですね。
合間に挟まるラブコメも上手い。
物語に複数の楽しみを与えるとともに、食べ歩きエピソードの間に挟むことで、物語の味わいに変化を与え、単調になることを防いでいます。
カレーと福神漬けのような関係ですね。(美味いこと言ってやった!)
完結してしまったのが残念です。
もう少し食べたい、という状況で終わるのは英断と思いますが、メンバーにバレる話は読んでみたかった!