第222話 1 ダンカートの街
クリスハート
ルシエラ・ル・ダンカード クリスハート
エミ・ル・ダンカード 母
リクゼン・ル・ダンカード男爵 父
クリス・ル・ダンカード 次女
キャリヴァン・ル・ダンカード 長男
6人は寄り道をせずに最短でダンカートに向かう
辿り着いたのは夕方であり、まだ日差しは街を明るく照らす時間帯だ
グリンピアよりも街の面積は小さく、人口は5万人程度
だがクリスハートは2年ぶりに帰った時とは少し様子が違って見えた
以前より街の人が活気で満ち溢れているような気がしたのだ
フルフレア公爵の恩情により、彼女の家系は準男爵から男爵となって直ぐ南にある海の
漁業権を与えられたのだ
実際、ルドラの頼みはタイミングが良かったからこそ起きた出来事だ
とある貴族が脱税したことが発覚し、近場の海の漁業権を剥奪された時にフルフレアは丁度隣街のダンカート家に委託できると安堵し、託したのだ
人波を眺め、クリスハートは呟く
『人が増えた気が…』
それもそのはず、漁業権が増えたことによりとある事が起き始めていた
隣街がダンカートの街と合併し、夏には大きくなるからだ
海の街との間に森は無く、合併する工事は半年もかからない
それを彼女はまだ知らない
リゲルは腕にギブスをつけたまま彼女の隣につくと、辺りを見回す
リゲル
『案外普通の街だな』
クリスハート
『久しぶりに帰りました』
シエラ
『クリスハートちゃんの家、見る』
少し困惑するクリスハートだが、行くしかないだろうとリゲルは口を開く
冒険者も点々と見受けられるが、今はギルドに行く時間はない
ルーミア
『先ずは実家やね、怒られる?』
クリスハート
『それは無いと思いますが…』
クワイエット
『大丈夫だと思うけどなぁ』
彼女は少し悩ましい顔を見せるが
皆はそのまま歩いてクリスハートの実家へ向かう
1時間後、大きな屋敷の前に辿り着く
2階建てであり、敷地は他の建物より広いが貴族らしさはあまりない
小金持ちの家というイメージを皆の頭に浮かぶ
鉄柵の門には2人の貴族騎士
それはダンカート家が持つ数少ない兵だ
貴族は護衛の為、騎士を雇うのは珍しくない
『なんだお前ら』
貴族騎士は首を傾げながら6人に近づく
彼らはギブスを巻いているリゲルとクワイエットに顔を向けるが、何かを言うわけではない
だがツンツンな性格のリゲルは逆に話しかけてしまう
リゲル
『あんたらがここの騎士か』
貴族騎士A
『そうだ。ここはダンカート家の屋敷、用事があるなら予約しなければ大抵の者は会えんぞ』
リゲル
『髪が短くなって長女を忘れたか?』
貴族騎士B
『髪?』
クリスハートは幻界の森での戦いで長髪を食われた
今の彼女は長髪からミディアムになっている
そのために貴族騎士は反応が遅れてしまう
驚きを浮かべたあと、クリスハートは答えた
『お久しぶりです。ラックとミック』
貴族騎士の2人は兄弟だった
弟のミックが慌てふためきながら『お嬢様が!お嬢様が!』と叫びながら屋敷に走っていくのを見てクリスハートは微笑む
アポ無しで来たわけじゃない、来ることは事前に彼女が手紙を出していたのだ
こうして騎士に案内され、6人は応接室にて立派なテーブル席に座って待つ
貴族の家だと言わんばかりに壁には立派な絵が沢山飾られており、奥の壁には鹿の剥製が迫力を見せている
こういった家に入るのが初めてなアネットとルーミアはソワソワしていると、奥の扉から1人の男性が別の貴族騎士1名を従えて姿を現した
彼がここの街の主であり、男爵へとなったリクゼン・ル・ダンカード男爵だ
『ルシエラ!』
目を見開き、嬉しそうな顔でクリスハートに近寄ると、彼女は自然と椅子から立ち上がる
リクゼン男爵は彼女の手を取り、ギュッと握りしめると頭を下げて口を開いたのだ
『ありがとう、本当に助かった…』
感謝の意
家を飛び出したことに対し、怒りはなかった
『お父様…』
『すまない、だがあの時は家を守るためにお前を使うしか…』
リゲル
『貴族なんだ、仕方ねぇだろ』
話の最中、躊躇いなく割り込んで話しかけるリゲルにリクゼンは顔を上げて少し驚く
騎士は自身の主に粗相な言葉使いをした彼に険しい顔を浮かべると僅かに前に出る
しかしリクゼンはそれを止めた
『よい…止めよ』
『しかしリクゼン様』
リクゼンはリゲルを真剣な目で見た
何者なのかと彼を嘗めまわすように見るが、(誰かに似ている)が限界だった
クリスハート
『リゲルさん!私のお父様です!』
リゲル
『あ…すまん、癖でつい』
クワイエット
(初弾は最悪だねぇ…)
アネット
(幸先悪そうね…)
シエラ
(ブレない)
咳ばらいをしたリクゼンは奥の席に座ると、騎士を後ろに置いてメイドを呼ぶ
飲み物は?と全員に聞くと、水と欲のない回答にリクゼンは僅かに微笑んだ
リクゼン
『娘から手紙で色々聞いている、ランクAまで登り詰めるとは驚きだ…しかもあの元五傑のクローディア殿から推薦されるとは相当である。私としても一族にAという素晴らしき功績は微笑ましい事だぞ』
クリスハート
『ありがとうございます。お父様でもやはりクローディアさんはそれほどまでに凄い人なんですか』
リクゼン
『力とはいいものだなルシエラ、権力なんて人間だけにしか効力の無い不安定な言葉…それに比べて力は生物全てに活かされる羨ましい能力だよ。力で権力を持ち、他の権力をも恐れないという存在は私から見ても尊敬に値する存在だ』
クリスハート
『あの…今日はその』
リクゼン
『2日の滞在を歓迎しよう、条件としてはたまに家に顔を見せてほしい』
クリスハートは笑みを浮かべ、首を縦に振った
そこで6人はリクゼンの用意した軽めの料理を食べながら会食を楽しむ
リゲルは無言のまま、楽しく話すリクゼンとクリスハートの家族の会話を聞きながらビーフサンドを口にどんどん放り込んだ
シエラ
『クワイエット君、少し落ち着いて食べて』
クワイエット
『だって美味しいんだもん。クリスハートちゃんの家のご飯美味しい』
これにはリクゼンもにっこりだ
リクゼン
『幻界の森から帰還したとはな…私が近くにいればお前の両手両足を縛ってでも阻止していたよ』
クリスハート
『ごめんなさい。でももう行く気はありません』
アネット
『地球にある地獄だよあそこは』
クワイエット
『凄い森だったね、いつ死んでも可笑しくなかった』
リクゼン
『ふむ、話は先ほど娘から聞いたが…この件に関し他言は絶対にしないようにしよう』
クリスハート
『お願いします。…てリゲルさん…口…』
リゲル
『だって美味いから仕方ねぇだろ』
クリスハート
『もう』
彼女は呆れた顔を浮かべ、席を立ち上がると懐からハンカチを取り出して無理やり彼の口を拭く
それを目の前で見てしまったリクゼンはフルフレア公爵が来た時の話を思い出した
『リクゼン、今回は偶然が重なり…そして私の信頼する友人の頼みとあってこうして貴殿に会いに来たのだ』
『私の様な若輩な貴族に…一体何が、娘のルシエラは何を?』
『お前の娘に興味はない、ただ親友の息子が困っているという話を私が聞いただけ…。どうやらお前の娘と仲が良いらしいが…下手に刺激せんことだ』
『何を…』
『友人の息子は面白いぞ?聖騎士を辞めたのが悔やまれる…あのままいれば聖騎士長を超えて五傑にもなれただろうに。よほど良い生き方を見つけてやめたのだろう。娘は自由に人生を歩ませるが良い・・さすればお前の男爵という階級は保証される。お前の頑張りようではそれ以上も…』
リクゼン
(…リゲル、か)
男に近づいても1メートル以上近づかせない娘があの男にだけは躊躇いもなく口元をハンカチで拭いている
それを見ただけで彼は色々と悟ったのだ
シエラ
『クリスハートちゃん、お父さんの前』
彼女はそれを思い出し、慌てながら席に戻る
リクゼン
『良い、にしてリゲル君』
リゲル
『はい…なんでしょうか』
ルーミア
(敬語似合わな…くふふ)
リクゼン
『元聖騎士と聞いたが』
これには彼の後ろの騎士はギョッと驚く
聖騎士とは戦いのスペシャリストの集まりであり、力自慢でさえも飛び抜けた能力がなければ所属すら難しいのは有名だ
だから驚いたのだ
リゲル
『元です。1番隊の副隊長代理です』
クワイエット
『僕は元副隊長』
騎士はもっと驚く
そして顔に出さずに落胆を心に宿す
(くっ…礼儀知らずなのに1番隊だと…入団試験落ちた俺はいったい…)
リクゼン
『凄まじいな、今は何をしておられるか』
リゲル
『冒険者しながらギルドで冒険者の講師っす。5月からはクローディアさんとこでギルド職員の名を借りて同期のクワイエットと共にグリンピア中央学園高等部、剣舞科の教員になります』
リクゼン
『ふむ、貯蓄はいかほどか話せるかな?』
アネット
(あ、これあれだわ)
ルーミア
(面白いねぇ)
クリスハートだけは気づいてない
何故そこまでリゲルに執拗に質問しているかを
リゲル
『色々あって確か金貨8千ほどしか』
リクゼン
(しか?)
騎士
(羨ましい…)
その時、また一人この応接室に姿を現す
ダンカート学園から戻ったクリスハートの妹でもあり、次女のクリスだ
見た目がクリスハートと瓜二つであり、これには皆が驚く
クリス
『ルシエラ姉様!』
クリスハート
『クリス』
リクゼン
(今日は顔合わせだけで埋まりそうだな)
母のエミは現在隣街の港の視察のため、明日の朝1番に戻る
妹も交えての軽い会食が終わると、皆はメイドに客室を案内されて一先ずは体を休めた
クリスハートは家族で色々と募る話もあるという事で、彼らの客室の近くにはいない
クワイエットはベットに横になると寝てしまうと思い、夜食前に軽めの運動でもしてリハビリをしようと部屋を出る
するといっても廊下を往復して歩くだけ、しかし歩く事も立派な運動である
クワイエット
『あ』
リゲル
『んだよ、考えてする事は同じってか』
二人は微笑む
お互い足の怪我は既に完治しており、走ったりもそれなりに出来る
だがリゲルだけは右腕のギブスは取れず、まだ治ってはいない
廊下をトコトコと歩いて何度も往復しつつ、二人は奥から歩いてくる者に首を傾げた
長髪の男、腰には剣が鞘におさめられており、後ろには一人の騎士がついてきている
あれはクリスハートの弟で長男のキャリヴァン・ル・ダンカートだ
今年ダンカートを卒業し、貴族での本業である職務を全うするために彼は私室にて引きこもりで勤勉ぶりを発揮していた
だが勉強家というだけではない、彼は戦いの腕も確かなのだ
真剣さを求めるため、近くの街に行っては騎士と共に魔物の討伐をしている
根性論に近いが彼は父であるリクゼン以上の成果を出すため、それなりに努力をしていた
『おや…』
『ヴァン様、あれがルシエラお嬢様の』
2人は歩きながら何かを話す
リゲルとクワイエットには聞こえないが、キャリヴァンと騎士が2人の前まで来ると足を止めた
そして2人を凝視し、周りを歩きながら唸り声を上げる
クワイエット
(うっわ…モテそうな顔だぁ)
リゲル
『お前、なんだ?』
騎士
『貴様っ!キャリヴァン様に『よいよい』』
キャリヴァンは微笑み、リゲルに顔を向ける
冒険者ランクC、リゲルらと比べると大した事が無いと思ってしまうかもしれない
だがCになる事さえ人は難しい
キャリヴァンには戦いの素質がある程度あるということだ
リゲル
『…悪いな、癖なんだ』
キャリヴァン
『ふむ、先ほど姉上にお会いしましたが貴方がリゲルお兄さんですか』
兄さん?とリゲルは首を傾げる
意味も分からず困惑しているとキャリヴァンは『すいません、ですがそのうちわかります』と言って話を変える
キャリヴァン
『グリンピアでランクAの冒険者チームクリジェスタ。3チームのうちで2人組でそのランク…流石は聖騎士1番隊の上位騎士…』
騎士
(マジか…)
リゲル
『お前も強いな…無意識かわからんが右手はいつでも剣を握れる位置だな』
キャリヴァン
(流石…)
『凄いですね。というか…凄いお怪我ですが大丈夫ですか?』
リゲル
『大丈夫だ。何かあったか』
キャリヴァン
『Aという冒険者の神髄を是非とも私はこの腕に刻みたいと思っていたんです。完治しましたら是非ともお願『良いぜ?』』
リゲルの言葉にキャリヴァンは目を大きく開いて驚く
どうみても戦える男の姿ではないのだ
右腕にはギブス、そして包帯で肩から腕に伸ばし、怪我をした部位が下がらないように固定されている
首からは包帯が顔を出し、キャリヴァンの目でも怪我は右腕だけじゃないとわかっていた
(馬鹿な…あり得ん)
リゲル
『失礼と思われたらすまねぇな。だが左腕でもお前の駄目な所は指摘出来るぜ』
キャリヴァンは笑みを浮かべると、2人に静かに一礼をする
リゲル達はそれを了承と捉えると、彼の後についていく事にした
着いた先は屋敷の庭
庭園はあまりなく、見晴らしが良い
そこには50メートル四方の石タイルによるスペースがあるが、クワイエットはそれを安易訓練場だと予想する
四方の角には小さな柱、そこに騎士は松明を設置して火を灯す
すると辺りが明るく照らされ、安易訓練場の中心にいたリゲルとキャリヴァンが照らされる
リゲル
『緊張してるぞ』
キャリヴァン
(わかるのか…)
『それほどでもないですよ。』
彼は強がった
キャリヴァンの騎士は実際は聖騎士入団試験の最終試験まで残った者
だからこそ1番隊という聖騎士の化け物がどのくらい凄いかわかっていた
しかしキャリヴァンは知らない、目の前に予想以上の傑物がいるなんてだ
クワイエット
『リゲル、怪我に響かない?』
リゲル
『響かないように立ち回るさ』
そして彼は左手で剣を抜いた
だが構えない、腕をだらりと脱力させると剣先は床につく
キャリヴァンは目を細め、構えた
どう来る?何をする?
リゲルを見据えたキャリヴァンは色々な予想を頭で色々と張り巡らせた
『っ!?』
キャリヴァンは驚愕を浮かべた
リゲルがただ歩いてきたのだ。どういうことかと困惑するキャリヴァンだが
冷静になるために一息すると肩に力を抜き、間合いに入るまで彼を待った
(っ?…僅かに前後に揺れ…)
リゲルが気づかない程度に前後に揺れていることに気づいた
しかしその瞬間にキャリヴァンの目の前まで彼が迫る
あと少しで間合い、その距離でリゲルは一気に駆けたのだ
『っ!?』
『間合いだぜ』
リゲルは囁くようにして呟くと、顔を上げてキャリヴァンに微笑んだ
(くそっ!)
ここでは剣が触れない。近すぎて意味が無いと知るやリゲルに膝蹴りを仕掛けようと右足を踏ん張る
だがそれをリゲルは剣を持つ左手で彼の右太腿を抑えたのだ
これにはキャリヴァンも肩を強張らせて何が起きたのか理解できないでいた
ではリゲルは何をしたのか?彼は踏み込んだ足で膝蹴りでもして仰け反らせようとすると察し、足を動かされるまでに右手でキャリヴァンの右太腿を抑えたのだ
勢いがついてなければ十分に止める事が可能である
キャリヴァンは驚いている暇はない
途端にリゲルの頭突きが彼の胸部を突き、バランスを崩す
(くそっ!)
転倒してたまるかと今度は右足を後ろにして踏ん張るが、それがリゲルの思惑通りの展開になる
『うっし』
リゲルは口を開くと、石のタイルに剣を刺してから素早くキャリヴァンの胸倉を掴んで一本背負いで地面に叩きつけた
踏ん張る力が上体を起こそうとし、それをリゲルが利用して左手だけの力で持ち上げる事が安易に可能とした
踏ん張る力を利用されたのだ
『ぐはっ!』
背中を強く打ち、咳込みながらもその場から脱しようとキャリバンは痛みを堪えるが
時すでに遅かった
リゲルはタイルに刺した剣を既に抜いており、剣先はキャリヴァンに向けられていたのだ
キャリヴァン
(私が…子供扱いか…なるほど)
リゲル
『近づかれ過ぎたら退き斬りしとけ、それは人でも獣でもだ…慣れない体術なんざ俺には効かねぇし獣にも有効打じゃねぇぞ。足腰鍛える為に走って瞬発力つけな。そうすりゃ近づかれた時に必要な小道具持たずに済む』
彼は剣を鞘にしまい、手を差し伸べてからキャリヴァンを起こす
忙しすぎる展開にまだ整理がつかないキャリヴァンは額から汗を流し、その場で微笑む
キャリヴァン
『剣術も見てもらいたかったですね、リゲルお兄さん』
リゲル
(お兄さん?)
『先ずは基本的な事からだ、いきなり剣術は甘ぇぞ?だが俺が歩いても動揺した様子から直ぐに切り替えて流されないように心がけたのは合格。それに崩されたバランスを立て直すのも速い。地面に叩きつけられた時も目を閉じなかったのは正解だ、俺の目を見ていたがそれでいい…冒険者で俺に投げ飛ばされて目を閉じなかった奴は初めてだ』
キャリヴァンは少し嬉しい気持ちとなる
騎士
(何なんだ…一瞬消えたぞ…)
リゲル
『騎士は剣を持ってランニングさせるだけで基本的な能力が上がる、それはお前もだがマジで大事だ…護衛を強くするならば両手に剣もって走らせとくんだな』
キャリヴァン
『良い事を聞きました兄さん、そうさせていただきます…明日には訓練の詳細について…』
不思議とリゲルはキャリヴァンと意気投合してしまう
こうしてクリスハートの弟から解放されたリゲルはクワイエットと共に風呂に案内され、直ぐに出ると体が暖かいうちに部屋に戻る
防具の洗濯はメイドがしてくれるため、彼らは客室に備え付けられていた軽い普段着を着たまま互いの部屋でベットで寛ぐ
クワイエット
『このまま寝れる…でも夜食まであと少しかぁ』
彼は既に眠い、しかし寝たら食べれないという間違った葛藤と勝負をし始める
しかし寝てしまい、リゲルに叩き起こされると仲良くメイドに案内されて夜食へと向かう
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