第35話 亡霊屋敷と結婚指輪編 5 解決

アカツキ・ライオット


☆アビリティースキル

スピード強化【Le3】

気配感知  【Le2】

動体視力強化【Le2】


☆技スキル

龍・開闢  【Le1】

居合突   【Le2】

光速斬   【Le1】


☆魔法スキル


称号

・・・・・・・・・

リリディ・ルーゼット


☆アビリティースキル

打撃強化【Le3】

気配感知【Le3】

麻痺耐性【Le3】

スピード強化【Le2】


☆技スキル

ドレインタッチ【Le2】

骨砕き 【Le1】


☆魔法スキル

風・突風   【Le2】

風・カッター 【Le2】

黒・チェーンデストラクション【Le1】


称号

リトル・クルーガー【黒】


☆称号スキル

毒耐性【Le1】

動体視力強化【Le1】


・・・・・・・・・・・

ティアマト・ウロボリス


☆アビリティースキル

斬撃強化 【Le2】 

気配感知 【Le2】

毒耐性  【Le4】

スピード強化【Le1】


☆技スキル

連続斬り【Le3】

鬼無双 【Le2】


☆魔法スキル


称号


・・・・・

ティア・ヴァレンタイン


☆アビリティースキル

安眠  【Le1】

気配感知【Le2】

麻痺耐性【Le1】

スピード強化【Le1】


☆技スキル


☆魔法スキル

火・ラビットファイアー【Le2】

雷・ショック【Le2】

木・スリープ【Le2】

風・ケア  【Le1】


称号

パナ・プレイヤー


☆称号スキル

デバフ強化 【Le1】

自然治癒  【Le1】

スピード強化【Le1】


・・・・・・・・


ティアの時と同じだ、称号を会得した時と

その証拠にリリディは焦りを止め、静かになったのだ


リュウグウは驚きのあまり、槍を構えて後ろに下がる


『何が起きた!?』


『大丈夫だよリュウグウちゃん!リリディ君も仲間入りだね』


『仲間入り?』


リュウグウは喜ぶティアを見て首を傾げる

そうしているとリリディの光りは消え、彼は誇らしげに右腕を上に掲げた

よほど嬉しかったのだろう


彼はクスクスと笑いながらメガネを触り、光らせた


『大賢者の一歩、感じる事が出来ました』


・・・・・・・・・


リリディ・ルーゼット


☆アビリティースキル

打撃強化【Le3】

気配感知【Le3】

麻痺耐性【Le3】

スピード強化【Le2】up↑


☆技スキル

ドレインタッチ【Le2】up↑

骨砕き 【Le1】


☆魔法スキル

風・突風   【Le2】

風・カッター 【Le2】

黒・チェーンデストラクション【Le1】New


称号

リトル・クルーガー【黒】


☆称号スキル

毒耐性【Le1】

動体視力強化【Le1】


・・・・・・・・・・・・


ティア

『クルーガーって賢者って意味だよ、リトルだし見習い賢者って意味じゃないかな!リリディ君やったね』


ティアが興奮しながらリリディに告げる

肝心の本人は凄い喜んでいた様子から一変し、冷静に微笑むとメガネを触り、答えた


『ありがとうございます、これでお爺さんの汚名もきっと…』


俺は気になる事を耳にしたので彼に何の事か聞こうとしたのだが、彼は話さなかった

俺はその言葉で何かを忘れている事に気付いた、しかし思い出せない


そうしている間にリュウグウは橋の前で俺達に早く戻ろうと急かす

勿論戻るつもりだよ


これが終わったら盛大に彼を祝ってやらないとな、赤ウニで!


ティアマト

『まさかお前が先とはなぁ…リリディ』


リリディ

『誤差ではないでしょうか?』


ティアマト

『ケッ、言ってくれるぜ』


ティアマトは笑みを浮かべながらリリディの肩を軽く叩き、橋を渡った

俺は地面に置いていたランタンを手にするが、オイルが切れている

丁度ストックも1回分しかないので中身を交換してからこの場を出る事にするか


アカツキ

『ちょっとオイル無いから詰める』


ティア

『は~い』


ティアが返事をしてくれた。


ランタンの下腹部の栓を開け、中に残りのオイルを入れてからランタンの中の紐にオイルが滲んだのを確認すると、俺はランタンを開けてから着火石で火をつけて準備完了だ


アカツキ

『リリディ、気配はどうだ』


リリディ

『ゼロです、手を大きく振って帰れるくらい平和です』


そうか、そうしたいが疲れていてそうも出来ん

来た道を歩いて戻っても魔物の気配はまったく感じない


どうやらさっきのコンペールがアンデットを呼んでいたから、屋敷のアンデットが入り込んだのだ

そいつはもういないにしても地下は塞ぐが一番、これはオズボーンさんに報告しなければならない

階段まで来るとリュウグウが1段目を踏み、上の扉を開けてから俺達はようやく応接室に戻って来た


『なんだか埃臭かったね』


『地下だし仕方がない、戻ると空気が美味しいわ』


ティアとリュウグウは肩の荷が下りた様であり、微笑みながら話している

魔物の気配はなし、リリディも無いとの事だ


『幽霊んとこ行って指輪渡すか』


ティアマトが口を開く

こうして俺達は警戒することなく、2階のとある部屋の前に辿り着いたのだ

俺がドアをノックして声をかけると『どうぞ』とまるで緊張感の無い声が中から聞こえ、鍵が開く音が響き渡る


ドアを開いて開けると部屋の中央付近には悲しそうな顔をした美人幽霊がいたんだけど

ティアが指輪を見せると彼女は凄い号泣しながら指輪を両手で握りしめて喜んだ


『有難う、本当に有難う…これで私はあの人も元に帰れるわ、この屋敷は好きに使って…使う時は地下は頑丈に封鎖してね?』


アカツキ

『わかりました』


リリディ

『美人な幽霊さん、あちらでもお元気で』


ティアマト

『頑張れや』


ティア

『よかったね!』


リリディ、ティアマト、ティアが口を開くと女幽霊は目をこすり、その体を白く光らせて徐々に消えていってしまう


『小さな冒険者達、貴方達に幸運が訪れる事を上で祈ります…さようなら』


その光が静まると女性も消えていた、成仏したのだろう

しかし敵討ちも出来た事も何かとスッキリだな、きっとコンペールに襲われて亡くなったのだ


戦闘中、俺だけは発見したが、奥の壁の隅に女性が着るようなドレスがズタズタに引き裂かれた状態で落ちていたのを見たんだ

その服は先ほど成仏した女性が来ていた服と同じ



リュウグウ

『なんだか屋敷内の不気味な雰囲気も消えたわね』


ティア

『本当だ、なんか怖くない』


リュウグウとティアが気づく、確かに雰囲気は変わった気がする

俺達はそのまま廊下に出て、ガラスがない窓から外を眺めたのだが街の灯りで僅かに屋敷が照らされていた

そして門の前で見張りをしている冒険者のランタンの灯りが見える、こっちを見ているな


『大丈夫かぁ?お前ら』


門から叫んでいる

結構声出る人なんだね


アカツキ

『大丈夫です!戻ります』


フゥと一息つくと後ろからティアマトが背中を小突いてくる


ティアマト

『一件落着だ、帰ろうぜ?』


リュウグウ

『称号獲得の瞬間か、良い物を見れたわ』


ティア

『うわぁ…23時だよ~』


リュウグウとティアも口を開くが

23時!?まぁ仕方ないよね、夜の依頼だしさ


『ギルドに行こう』


こうして俺達は屋敷を出てから門番に依頼完了を告げると、ギルドに戻る為に歩き出す

何故かリュウグウもついてきている、彼女はここから10分の場所のアパートなのに大丈夫なのだろうか

ここからギルドまで1時間だぞ?

たまらずそれを聞いてみると『まだ契約中だ』と真面目な事を抜かしてきた。


確かにそうだな、だがケースバイケースという事も俺はしたいと思ったんだけど…

まぁいっか!


『ところでだ、アカツキの技はなんだ』


とうとうリュウグウ、直球で質問してきた

俺は素直に彼女に話したんだ、テラ・トーヴァという存在だけは隠してだけどね

凄い驚いている、彼女も聖騎士がグリンピアに来て色々動いていた事は気がかりだったようだが

俺の話でようやくスッキリしたのだとか


リュウグウ

『凄い技だな、絶対にスキルをドロップさせる技か』


アカツキ

『そうだ、奪い返す為に来るゼペットよりも強くならないといけないんだ』


リュウグウ

『なんとも重たい話だ、しかし気持ちはわかる』


アカツキ

『ん?』


リュウグウ

『いや、何でもないわ』


彼女は少し切ない顔を見せるが

その意図はわからない


ティア

『リリディ君の新しい術ってどんなのなの?』


リリディ

『聞きたいですかティアさん?』


ティア

『そりゃね~』


リリディ

『黒魔法ですが、鎖を召喚して操作する魔法ですよ』


ティア

『鎖?』


リリディ

『そうです、多分レベルが上がれば量も増えますが今は1つしか出せない、召喚した鎖で相手を拘束したり、殴ったりします』


ティア

『なんかすごいね…』


リリディ

『使い勝手良いと思います、第3の手として使えるようにしないとですね』


リリディは既に色々考えている様だな


アカツキ

『ティアはこんな時間で大丈夫か?』


ティア

『大丈夫だよ、お父さんに言ってある』


そうか


ギルドに辿り着くとロビーには冒険者は誰もいない

それはそうだ、この時間は退散させられるからな

いるといえば受付奥の職員が夜勤で数人いるだけなのだが今日はクローディアさんがまだいたのだ


俺達が入ってくると彼女はニコニコしながら受付で待っているので向かう事にした


『終わったのかしら?』


ちょっと俺は恰好良くしたかったので口では言わず

その場に回収した魔石を全て受付に広げておいたのだ。

殆どがゾンビナイトで埋め尽くされているが、クローディアさんは直ぐに違う魔石を見つけて、それを手に持った


『凄いわね!コンペールがいたのね』


『屋敷に魔物が溢れてましたがコンペールが呼んでいたとわかりました』


『確かにコンペールはアンデット系の魔物を引き寄せるから納得がいくわ、リュウグウちゃんもいるという事は今回は5人で頑張ったのね』


『私はただの助っ人よ』


『わかってるわよ』


リュウグウの言葉にクローディアさんは微笑みながら答える

魔石の報酬は全部で金貨5枚に銀貨2枚


しかしこの屋敷の依頼達成報酬がエグイ!クローディアさんは奥から金貨50枚の入った布袋を持ってくると受付にドンと置く

その音に俺達は体が強張る、そんな大金初めてなんだから仕方がない


ティアが手を震わせながら袋の中を覗き込むと凄い顔で俺を見てくるけどもどうにもならんぞ


『あれ使ったのかしら?』


クローディアさんはそう告げるとリュウグウがそれに反応したのだ


『貴方も知っているのか』


『その様子だと見たのね、絶対秘密よ?』


リュウグウは頷く、彼女ならば大丈夫だと俺は思う

それと同時に俺はクローディアさんに報告をしようとしたのだ


『リリディ、言ってもいいか』


『当然』


『あら?面白い話は聞きたいわね』


『それならリリディのステータスを見た方が早いですね』


その言葉で彼女は悟ったのだろう、顔色が真剣になる

リリディも彼女の顔色に息を飲みこみ、ステータスを見せたんだ


・・・・・・・

リリディ・ルーゼット


☆アビリティースキル

打撃強化【Le3】

気配感知【Le3】

麻痺耐性【Le3】

スピード強化【Le2】up↑


☆技スキル

ドレインタッチ【Le2】up↑

骨砕き 【Le1】


☆魔法スキル

風・突風   【Le2】

風・カッター 【Le2】

黒・チェーンデストラクション【Le1】New


称号

リトル・クルーガー【黒】


☆称号スキル

毒耐性【Le1】

動体視力強化【Le1】


・・・・・・・・・・・・


『リトル・クルーガー』


クローディアさんは一瞬驚いた顔を浮かべると、直ぐに真剣な表情で頬杖をついて囁く、そしてリリディに顔を向けて話したのだ


『初めて聞く称号よ、そんなの記録にないわ』



『それは良い情報です』


クローディアさんはリリディの答えに疑問を浮かべた

知らない事が何故良い情報なのか俺にはわからない

ティア、ティアマト、リュウグウも不思議そうに彼を見ているが


アカツキ

『リリディ、情報が無いのは先が見えないって事だぞ?』


リリディ

『それに意味があるのですよ、名前はリトル・クルーガーです、だからこそ意味がある』


アカツキ

『そ…そうかのか?』


リリディ

『もし予想が違えば残念ですが、…その可能性は僕はないと思ってます』


リリディは眼鏡を触り、微笑む


『それにしても貴方達、称号持ちが2人目よ?何してるかわかってる?』


『どういう事だぁクローディアさん』


ティアマトが口を開くと彼女はわかりやすく答えたよ


『貴方達の冒険者ランクはE、そして倒した魔物の中にCがこれで2体目ということはすでにDランクの資格を既に有しているのよ、しかも誰もやりたがらなかったオズボーン商会の依頼をこなした』


『ん?』


俺が首を傾げるとクローディアさんは飽きれた顔を見せながら言い放つ


『全員のステータスは見なくてもわかるわ、明日は休みだとしても夕方には顔を出しなさい…冒険者ランクを特別昇格でDにします』


あまりの唐突振りに驚きを忘れ、仲間達と目を合わせた


『わ…私は!?』


『リュウグウちゃんはもう少し頑張ってね』


彼女は口をへの字にする

夜という事もある、ティアマトは声を押し殺しながら強くガッツポーズをする

ティアは抱き着いて来た、胸!胸!それもこれからまだ増えるのか!?


『変態めが…』


リュウグウの視線が突き刺さる、俺は無罪だろう?


『やったねアカツキ君』


『…ああ、この調子でいこうか』


『ケッ、ようやくここまで来たか』


『これからが危ない橋ですから慎重を吟味した行動を心がけましょう』


リリディが似合わない良い言葉を言うのが何故か悔しい

俺は近くの丸テーブルを囲むようにみんなと椅子に座り、報酬を配る事にした


『父さんの紹介の依頼だから実際は金貨40枚、均等に分けるならば1人金貨8枚だ』


『それでも高いわね、協力した甲斐があるわ』


『ありがとうリュウグウ、また頼む時があるかもしれない』


俺は彼女に金貨を渡すと、それをしまってから立ち上がり、入口に向かって歩きながら答えた


『…今回は助かった、今度も助っ人という立ち位置ならいいぞ』


どうやら仲間になる気はないらしい

少し残念だが彼女はそういう関係が好ましいとしているならばそうしてあげよう

ギルドを出る彼女の背中を俺達は見守った


こうしてクローディアさんに帰ると告げ、4人仲良く帰る事にしたのだ

時たま夜勤の警備兵に出会うが、みんな眠そうに声をかけてくる

ティアマトとリリディと別れると、俺はティアを家に送る為に彼女の家に行った

するとどうだろうか


家の前でシグレさんがパンツ一丁で鉄鞭を担いだまま胡座を掻いて待っていたのだ

俺はやらかしたのかと内心焦った、遅かった?と

しかしそれは違った


彼は俺達に気付くとニコニコしながら立ち上がり、近寄ってくる


『やぁアカツキ君、妹を家まで悪いね』


『シグレさん?どうしたんですか?』


『父さんと母さんは先に寝てしまってね、肝心のティアは鍵を忘れていったから施錠出来なかったんだ』


『あっ!!』


ティアは家の鍵を忘れて来ていた、閉めることが出来ないので兄のシグレさんが帰ってくるまで家の前を陣取って待っていたのだ、鍵よりも信頼できる安全だな…

というかこの家に泥棒が入るなんてありえない、殺されに行くだけだよ


『家を出る時は鍵を持ったか確認しないとなティア』


『そうする…あはは』


シグレさんに言われて笑って誤魔化すティア


『まぁ特殊依頼だったらしいけどもその様子じゃやり切ったんだねアカツキ君』


『Cランクのコンペールがいたのは驚きましたが助っ人呼んでいたのでなんとか倒せました』


『コンペールとは珍しいアンデットだね、あれスキル会得した記録ないから俺も気になってたんだ』


『そうなんですか?』


俺は驚いた、ティアもだけども

どうやらコンペールのスキルは誰も手に入れた事が無いというのはそれだけ出現率は少ないという事なのだろうか、それを口にすると意外な答えが返ってくる


『そうでもないかな、地下洞窟に行けば遭遇する事はあるとは聞くけど…そいつだけドロップ率は更に低いんだと思う、ドロップスキルが無い魔物なんて聞いた事が無いからさ』


全ての魔物が1%の確率でスキル付き魔石を落とす訳じゃない、それ以下の場合もある

そう言う事だとすればリリディの手に入れたスキルは更に貴重とも言えるだろう

チェーンデストラクションか、どういう術か楽しみだよ


『ティア、家に入ったらケアお願い、今日父さんにゲンコツされて頭が痛い』


『何したのお兄ちゃん…』


『床が冷たくて気持ち良いからパンツ一丁で床で大の字で寝ていたらみっともないって言われて頭やられた』


ティアが溜息を漏らす

こうしてティアはシグレさんと共に家に入ると、俺はそのまま自分の家に戻った

家は1階の灯りがついているからまだ誰か起きている

中に入るとリビングに父さんがビールを美味しそうに飲んでいたんだ


『おっ!終わらせてきたか?』


『終わったよ父さん、コンペールが地下で魔物を呼んでいたんだ…それで夜にアンデットが屋敷を蔓延っていたんだよ』


『地下があったとはな、よくやった』


俺は父さんにいくらか報酬を渡すと、ニヤニヤしながら懐にしまうがあくどい顔だな


『しかしコンペールを倒したか、スキルとか出なかったよな?』


ちょっとギクッてなったけども無いって答えたよ


『そうか…』


その時の父さんは少し悲しそうな顔をしていた

疑問を口に出したかったが、俺はそれをやめた


『そういえばクローディアさんから称号の話を聞いたんだけど、リトル・クルーガーって何』


そこで父さんが驚きを顔に浮かべて俺を見つめて来た

しかしそれは直ぐにいつもの優しい顔の父さんに変わっていく


『…懐かしい称号だな』


『え?』


『いや、何でもない…今日は疲れているだろうし早く寝なさい』


少し父さんの顔が真剣になったのが気がかりだが、俺は疲れている

夜だけど風呂は入りたいが今日は湯船は我慢だ。

汗だけ洗い流して直ぐに出ると洗濯籠に洗物を入れてから2階に上がり、自室に入る


『…』


妹のシャルロットが寝ている

この時間は起こせない、こやつ…

仕方なく少しどかしてからベットに横になるが寝相が悪い妹はこちらに近寄ってくる

今日は寝れるか心配だ


《美味かったぜ兄弟》


『味があるのか?』


《比喩表現さ、まぁ次から俺を呼ぶ時は比較的E以下なら初手で使っても確殺できるだろうな》


『なんでだ?』


《明日1人になってからステータス見て見ればいいさ》


『わかった、あとリトル・クルーガーに関してだけどもその次の称号って何かわかるか?』


《…それは知らないな》


『今の間は知っている証拠だ』


《兄弟っ俺は寝るぜ!》







逃げた



亡霊屋敷と結婚指輪編 おわり

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