第12話 灰色のアンデット グール

アカツキ・ライオット


☆アビリティースキル

スピード強化【Le2】

気配感知【Le1】


☆技スキル

龍・開闢【Le1】

居合突【Le1】


☆魔法スキル


称号



・・・・・・・・・・

リリディ・ルーゼット


☆アビリティースキル

打撃強化【Le1】

気配感知【Le1】

麻痺耐性【Le1】


☆技スキル


☆魔法スキル

風・突風【Le1】

風・カッター【Le1】


称号


・・・・・・・・・・・

ティアマト・ウロボリス


☆アビリティースキル

気配感知【Le1】

毒耐性【Le1】


☆技スキル

連続斬り【Le2】

鬼無双【Le1】


☆魔法スキル


称号


・・・・・

ティア・ヴァレンタイン


☆アビリティースキル

気配感知【Le1】


☆技スキル


☆魔法スキル

火・ラビットファイアー【Le1】

雷・ショック【Le2】

木・スリープ【Le1】


称号


・・・・・


次の日、いつも通りシャルロットに乗っかられて起きるが働かないのか?と話すと『お母さんの助手』とか抜かしおる


『もう10時、アカにぃ寝過ぎ』


『降りてくれないかなぁ?』


『ん』


寝癖のまま下に降りるがシャルロットはそのまま隣の自室に戻っていく、朝食は食べたらしい

リビングには母さんが窓枠の花に水をあげている


『おはようアカツキ、朝食食べるでしょ?』


『今日は何?』


『カレーよ』


朝から!?こりゃ今日の朝昼晩はカレーだな

しかし好きだしいいや

母さんもその方が楽な筈だしね


台所で堀の深い皿にご飯を入れ、鍋に入ったカレーを入れてテーブルで食べ始めるけども今回のカレーは肉が多い、まぁ当たり前だ

毎度冒険報酬を家に入れてるんだからな!



『母さん、父さんは仮眠?』


ソファーで寛ぎながら編み物をする母さんに話しかけたがやっぱ爆睡してるんだとさ

今日は夜勤だっ!で言ってたし


『お父さんにも言ってるけど、アカツキも無理は駄目よ?』


『大丈夫だよ、前みたいに無理はしてないから』


『あの時はティアちゃんのためだったもんね』


『何故そうなる』


『今度家に呼びなさい』


そのうちな

食べ終わってから皿を洗うとそのまま洗面所で歯磨きしてから顔を洗い、部屋に戻って着替えるが装備は着ないで普段着になる

しかし武器は腰に装着しとこう、もしもの為だ


『何見てるんだシャルロット?』


ドアを軽く開けた状態で妹が見てるが声をかけるとニヤニヤしながら閉めた

先が心配であるが見た目は可愛らしいのでその辺は多分大丈夫だ、あとは外に出てくれればな!


『さて…と』


自室の窓から外を眺める

曇り空か、昼前なのに薄暗いし住宅街通りを歩くのは近所の人や商人の輸送馬車だ。

冒険者はいない


リビングにいる母さんに出掛けると告げてから外に出るが肌寒い、もう少し厚着しようと一度部屋に戻り、着直して外を出て住宅街をのんびりと歩き始める


『アカツキ君、遅い起床だなぁ』


『あはは、休みなので』


近所の人とすれ違いながら同じような会話を交わし、商店街に辿り着く


『聞いたぁ?幽霊の話?』


『聞いた聞いた、橋の下の地下水路から聞こえるんですって、男の呻き声とか夜は近づきたくないわねぇ』


『そうね、警備兵が調べても痕跡すらなかったんだから未練を残した幽霊よきっと』


そんな世間話を耳にいれつつ、肌寒い日に頑張って露店を出すサンドイッチ屋に顔を出す

野菜サンドや果物サンドそして肉類のカツサンドなどが小さなショーケース内に綺麗に並べられており、見ているだけでヨダレが出そうだ


『お?アカツキ君かい、カツサンド銅貨3枚今なら2つで銅貨5枚にするよ?』


気さくな若い男性が安くすると言うので俺はそれに便乗するか


『2つお願いします』


『毎度っ!』


紙袋に入ったカツサンドを街の広場に行って寂しく食べるが友達が少ない訳じゃない

たまに一人で時間を満喫したいときはあるだろう

それにしてもソースが美味しい、カツにマッチしてるし挟まれたキャベツもシャキシャキで噛みごたえがある


『久しぶりに見たな』


『遠征終わりか』


ベンチでカツサンドを食べていると近くをたむろしていた冒険者が口を開いた

顔を上げると広場にとある冒険者達が入ってきたのである。

グリンピアの街一番の冒険者チーム『エーデル・ハイド』の御一行様だ


ランクはC、片手剣士が二人、双剣が一人そして魔法使いが一人の四人チーム

しかも全員が確か20歳女性なんだからそりゃ異質なチームとして国でも名が出るほどだ


『みんな綺麗だなぁ』


囁きながら1つ目のカツサンドを食べきる

飲み物が欲しくなるが後で買うか。

ふとエーデルハイドを後ろから物陰に隠れて後を追う人影を発見したがあれはリュウグウだ。

彼女もあのチームに憧れているのかな、羨ましそうな面持ちで見ている


『ん?』


そのチームの魔法使いの人が何故かハッとしたような素振りを見せると俺に顔を向けた

悪いことはしてないのに不思議とギクッと反応しちゃうけども彼女は首を傾げながら此方を見ている。


なんだか落ち着かないなぁ

大きな帽子を深く被っているが視界大丈夫か?


『シエラ、どうしたの?』


『…何でもないクリスハートちゃん』


『だからちゃん付けはやめてよ…』


『わかったわ、クリスハートちゃん』


『わかった、諦めたわ』


俺から顔を逸らすと魔法使いのシエラさんはそのまま仲間と共に広場を通り過ぎていく、方向は冒険者ギルドだな


『なんだったんだ?』


俺も首を傾げるが、その様子を近くで見ている者が話しかけていた


『僕の未来を見越したのでしょう、大賢者になる男ですから』


『リリディ、どっから沸いたの?』


『人を魔物のように言うとは失敬な』


リリディだった、彼は俺の隣に座ると持っていた紙袋からホットドッグを取り出して食べ始めた

彼も昼食を買ってここで食べようとしたのである


『エーデルハイドだったな、みんな綺麗だよな』


『確かにそれは否定出来ませんが一番は受付嬢アンナさんですね』


『そこは譲らないと?』


『当たり前ですよ、アカツキさんは今暇でしょうか?』


『暇だがどうした?』


『心霊スポット探検ですよ』





俺はリリディに連れていかれた場所は近所のおば様達が噂する橋の下の地下水路


簡単に入れないように柵が設けられているが彼はそれを容易く外し、手にしたランタンに灯りをつけてからニコニコと笑みを浮かべて口を開いた


『さぁ行きますよ?呻き声の正体を僕たちで暴きましょう』


『……』


『何か不満でもありますか』


『無いけど…』


『では問題ありません、行きましょう!』


眼鏡をキラリと光らせ、彼は前に歩き出すと俺は追うように歩き出す

比較的歩きやすく、道の中心は幅1メートルの水路だ

天井は低く、手を伸ばすとギリギリ届かないくらいかな

とてもジメジメしており、壁には苔が生えている


『呻き声は男性の声だと聞いてますが、放浪者がこの街にいる記録はありません』 


『幽霊かな』 


『実証するには目撃あるのみですよアカツキさん、ですが幽霊より先に違う生き物に遭遇しそうですね』


彼は話しながらスタッフを担ぐ、俺にも感じるがこりゃ魔物の気配、なんの魔物だ?

しかし現れたのは角鼠という30センチほどの頭部に角の映えた赤い目の鼠が2匹、ランクはFという最低ランク

そういえば父さんか言っていたのを忘れていたが角鼠さんいるんだったな。


『チチチ』


『チチ?』


こちらから攻撃しなければ何もしてこないのはわかっているので俺達は関心が無いと言わんばかりに顔を向けないようにする

角鼠は地面の苔をちまちま食べているがその横を通り、奥にいく


しかし魔物がいるのは父さんに聞いていたけども変に強い魔物が出れば2人で行けるだろうかという不安が襲う


『リリディ、幽霊だったらどうするんだ?』


『このスタッフで殴り倒す』


『幽霊が殴れるって思ってるの?』


『はい』


『・・・』


彼に常識は通用しないか、いや待て?幽霊ってどういう存在かも俺達は想像でしか知らない

ゴーストとかは幽霊というよりは魔物だがあれとは違うのだろうか


先に進むと今考えていた魔物、ゴーストが現れた。


黒い煙につり目をした見た目だけどもこいつは術系にてんで弱い。

フワフワ浮いて飛んで来るゴーストだがそれに対し、リリディは眼鏡に触りながら溜息を漏らすと静かに口を開いた


『突風』


『ヒョォ…』


リリディのかざした左手から突風が正面に吹き出し、ゴーストを襲うと風によって一瞬で消し飛んでいく、弱い…弱過ぎる!

残ったのは魔石だけ、それはコトンと地面に落ちるとリリディが歩いて回収する


『結構僕達も出来るようになったと思いませんか?アカツキさん』


『確かにな、リリディはチームをどうしたいと思っているんだ?』


『億劫になる時間は終わりを迎えていると僕は思いますね、そろそろ自分たちに自信を持ちましょうか』


『確かにな、無理をしない冒険者を続けていたけども・・・』


『それでは僕らの成長は著しい、既にチームはバランスよく完成されているんです、仲間を信頼してもいいとは思いますがね、僕という未来の大賢者がいるのですから尚更、まぁ我が儘いえば5人が理想ですが…』


最後に胸を張って笑いながら前に進むリリディ、言われて見れば俺達は億劫な冒険者チームだったな

それならばある程度苦戦しても大丈夫な旅をしてもいいかもしれない、冒険者とは危険な職業ということは理解している、それをしないとなると冒険という意味の否定になるだろう。


角鼠を横目に奥に進むと無視できない魔物が目の前に現れる、エレメンタルブラック

黒い水晶を中心に銀色の鉄が模様を描くように刺々しい姿となっている

フワフワと浮く魔物ランクEの魔物は一瞬水晶を発光させると何かを飛ばしてきた

赤黒く細長い煙が勢いよく俺達に伸びてくるがそれを左右に移動して避けて壁に背中をつけた


『ドレインですよ、受けてしまえば体力を吸われるので気を付けてください』


『魔物に関しては詳しいなリリディ』


『生きるための知恵は冒険者としての力ですからアカツキさんも覚えておいて損は無いですよ』


帰ったら勉強しよう、ドレインの煙が戻るとまたしても遠距離から撃とうとしてくるので、俺はランタンを持ったままのリリディと共に走り出す


『居合突!』


左手に持つ刀を全力で突き出すとその真空の突きが魔物に飛んでいく

しかし距離があるのでそれは避けられたがリリディは直ぐに風術のカッターを放ってエレメンタルブラックに攻撃を仕掛ける、俺の技を避けたあとの彼の術は避けれまい


『!?』


カッターが飛ぶとエレメンタルレットは避けはするが体の端に命中してしまい、バランスを崩す

そのまま俺とリリディは目の前まで迫って同時に武器を叩きこむと中心の水晶がひび割れてその場に落下する


エレメンタルエアロよりもスピードは無いから閉所では問題なく倒せるが、初めて見た


夜に現れる魔物だと聞いているけども夜に冒険をする者なんてあまりいないからエレメンタル種でも珍しい部類でもある


一息ついてから割れた水晶から出てくる魔石を回収するが簡単にスキル付きで出てはこないか


『アカツキさんに任せとけばよかったですね』


『ドレインは貴重な術らしいからな、ちょっと後悔してる』


『次に遭遇したら是非ともお願いしたいですね、しかし呻き声の正体がいないのは残念です』


『ただの散歩で終わるなこれ』


『仕方がありません、そうしますかアカツキさん』


『引き返そう』


こうして俺達は来た道を戻る事にした、ランタンの灯りも心配だし長くは持たない

変わり映えしない一本道を進んでいくと少し奇妙な事に気付いた、先ほどまでいた角鼠が全く見当たらないのだ、水路は真っすぐじゃなく、左右にも流れているが頑丈な鉄柵で俺達は通れない


そこからどこかに消えたのだろうと思っているとそうでもなかったのだ


『チチーーーー!!』


『今の鳴き声は角鼠だ、別の魔物がいるぞリリディ』


『明らかに襲われた感じですがどこから?左右の鉄柵は角鼠じゃないと通れない隙間ですが・・・』


『行けばわかるさ、行こう』


『そうですね』


リリディは俺が渡したランタンを左手に、そして右手でスタッフを担ぎながら俺と前に進む、そしてその正体は直ぐに現れた

血を流して絶命する数匹の角鼠が床に散乱しており、それを四つん這いでムシャムシャと食べる魔物がいたのだ。


歩みを止めた瞬間、それは顔を素早く上げて俺達を睨みつけてくる。


ゾンビ?違う、明らかに上位互換であるとわかるが俺はその姿を魔物の本だけで見た事があった


グール、全身灰色の肉体をしており、両手には3つの鋭い爪を持ち、口もギザギザな歯がある。

噛みついたら決して離さないと言わんばかりの歯だ。

目は真っ赤で身長は俺達よりも多少低いだろうな


ちなみに魔物ランクEだ。


『カカカカカカ!!!』


奇妙な声を響かせて立ち上がるグールの口は真っ赤に染まり、目がギョロギョロしているが不気味だ。


案外素早い事で有名だな、こいつは太陽光の下には現れない魔物だからこの場所で生息するのは納得できる

両手を大きく広げて威嚇をしているグールにリリディは口を開く


『どんなスキルを持っているのでしょうか、そういえばこいつのスキルは聞いた事がありませんね』


『1%だし好き好んで討伐する冒険者も少ないって事だろう』


『ですね、・・・っ! 来ますよ!』


グールは少し姿勢を低くすると一直線に飛び掛かって来た

それはまるで獣の様、リリディは突風を発生させると飛び掛かってくるグールは勢いが減速し、宙で止まってしまう

着地する前に俺は居合突をし、突きの斬撃を飛ばすとグールの右肩に命中し、灰色の肉片が僅かに飛び散る。


甲高い叫び声を上げて苦痛を表現している

奴は口を大きく開き、赤黒く細い煙を吐いて飛ばしてくるがこれは先ほど見たドレインという術に非常に酷似している


壁に背中をつけて何とか避けた俺達は間髪入れずに襲い掛かるグールの振り下ろす左手の攻撃を刀で受け止め、リリディがその間スタッフで顔面をフルスイングして仰け反らせ、ダメージを与えた。


意外とタフな奴だ、片手で受け止めれたけど


『カカカ!』


『くっ・・・』


連続で両手を振り回してくるグールに対し、俺は刀で全て防ぐと最後の一撃を弾き返してバランスを崩す


『リリディ!』


『カッター!』


隙を見て彼が風の刃ともいえるカッターを放つとそれは見事にグールの右腕を吹き飛ばす。


欠損した腕を見て怒りをあらわにする魔物は足で地面を強く踏み、牙を剥き出しにしながらも再び襲い掛かってくる。


リリディが俺より先に前に走り出し、片腕のグールに対してスタッフで応戦し始める


『開闢(カイビャク)頼みますよアカツキさん!』


『隙作り頼むぞ!』


『誰に言ってるんですか、未来の大賢者ですよ』


リリディは強い口調で言いながらもグールの爪攻撃を弾いてから腹部を蹴って転倒させると避けながら俺に視線を向けた。


今だろう、俺は鞘に刀を押し込んだことによって金属音が俺の鞘から響き渡ると開闢を発動させた。

刀からどす黒い煙が噴出し、そこからアンデットの漆黒騎士が飛び出してきた

立ち上がろうとするグールにギラリと睨みつけ、刀を振り上げて襲い掛かる

流石にそのタイミングで敵が避けることは不可能、立ち上がる前に両断されて地面に倒れていったのだ


漆黒騎士が振り向いて俺に顔を向ける、なんだ?何故たまに俺を見る?

直ぐにそいつは煙となって消え、技の発動が終わったんだ


『なんだか物言いたそうな様子でしたが今それの答えはわかりませんよアカツキさん』


『そうだな、魔石はどうだ』


『光ってますね』


2人で倒したグールに歩み寄り、体内から出て来た光る魔石に手を伸ばすとそのスキルが何かわかったんだけども、ドレインじゃない


『ドレインタッチですか』


リリディが囁く、ドレインは赤黒い煙を対象に伸ばして体力を奪う【術】だがこのドレインタッチは物理攻撃時に発動し、触れている対象の体力を奪う【技】である


『未来の大賢者、頼むぞ』


『それでしたら今以上に貢献しないと駄目ですね、では僕がいただきますが・・・感謝しますアカツキさん』


彼は微笑みながら魔石に手を伸ばすとその光は彼の伸ばした右腕を通って体に流れていく。

直ぐにその光は消え、彼は魔石を回収すると立ち上がってから眼鏡を触り、口を開いた


『当分僕は大丈夫そうな気がします、貴方のその貴重なスキルは他の仲間の為に優先したほうがいいかもしれません』


『その時はその時に決めるさ』


『やっぱりそうなりますよね、良いでしょう・・・では帰りますか』


リリディはニコッと笑い、口を開いた

こうして俺達は橋の下にある地下水路を抜けるがまだ明るくて時間も余っている。


新しいスキル入手祝いでリリディと共に商店街に行くと彼の奢りで露店からカツサンドを奢ってもらったが勿論彼も買っている


2人で食べ歩きしているけどもこんな時間も悪くは無いな、休みだったけども変わった日常を送れた気がする


『Eランクの魔物討伐の安定は絶対条件ですがアカツキさんはどう考えてますか』


『当然明日からはそのランクを倒しに行くよ、数をかけて慣れる作戦』


『嫌いじゃないですよ、その考え』


『んで、ステータス見せてよリリディ』


『こうなりました』



・・・・・・・・・・


リリディ・ルーゼット


☆アビリティースキル

打撃強化【Le1】

気配感知【Le1】

麻痺耐性【Le1】


☆技スキル

ドレインタッチ【Le1】New


☆魔法スキル

風・突風【Le1】

風・カッター【Le1】


称号



・・・・・・・・・・・


『私は保有するスキルのレベル上げに集中したいと思います、数を揃えても熟練度が無ければ使えない器用貧乏です』


リリディはそう言う


持っているスキルは使用回数でもレベルが上がるがそれよりも素早いのは同じスキル付きの魔石を吸収すれば一気に1レベル上がるという近道がある。

俺にはそれが出来る。


どの程度スキルを使用すればレベルが上がるかはわからないが彼は熟練度にこだわる事にしたらしい

俺も目標と決めとかないとな…


カツサンドを食べ終わった俺は2人で広場のゴミ箱に紙袋を捨ててから軽く会話を交わし

家に帰ったのだ


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