二.安芸鷹田市

2.1

2.


 芳田の用件は、隣市からの応援要請に対して広瀬ら三人を派遣したいというものだった。

『ウチでも一番若い人ら三人に行って貰わんといけんのは私らとしても苦しゅうはありますが、どうでもかなり緊急のようでしてな。宮澤君はまだ今持っとっての案件が片付かんでしょうから、広瀬君と狩野君に先行して貰おう思うとります。広瀬君は出向いうことで、明日以降は向こうの市役所へ出勤してください。狩野君は広瀬君と相談して、必要な時だけ出向く形で良かろう思います。広瀬君は、ご実家からの方が近うなってですなあ』

 そう言った芳田の言葉通り、広瀬の地元は巴ではなくその隣市――安芸鷹田あきたかた市である。安芸鷹田市はかつて中国地方を制した戦国大名・毛利の城下を中心とする、人口三万弱の小さな市だ。毛利の居城であった郡山こおりやま城下の吉田町には中国山地を縦断するごうの川が流れ、弥生土器も発掘される。巴市同様、古代より人々が連綿と暮らし続けて来た静かな田舎町である。

「やっぱりそういう格好で来たのか……」

 翌朝、安芸鷹田市役所の駐車場にて待ち合わせた怜路の出で立ちを見て、広瀬は深々とため息を吐いた。就活でもあるまいし髪を黒に染め直せとまでは思わないが、せめて服装を大人しめにして欲しかった、と、ド派手な龍の刺繍を背負ったスカジャン姿に額を押さえる。

「しゃーねーじゃん、このグラサンは俺の大事な体の一部なの!」

 ちゃきっ、と色の薄いサングラスを上げて怜路が主張する。その事情は広瀬も聞いていた。怜路の眼は日本では目立つ緑銀色で、しかも普通にしていては余計なものが見えるという。

「だとしても、服くらいマトモなもんないのか」

「マトモって何だァ! コイツは美郷の着てる型落ちユ〇クロの十倍はすんだぜ!!」

「そういう意味じゃない! ヤの字と間違われて追い返されたらどうするんだって話だよ」

 様々な事業に関わる市役所には、利権絡みで反社会組織の人間が来ることもある。そんな連中と勘違いされては目も当てられない。

「大丈夫だって、カカリチョーがちゃんと言ってくれてンだろ多分。あー、にしても眠てェなあ……いっつもならまだ布団の中だぜ」

 わざとらしく腕時計を見て怜路が嘆く。定時三十分前には事務室に上がれるように、と広瀬らは待ち合わせた。

「今日だけは仕方ないだろ、初日だ」

「アーやだやだ、悪しき日本の慣習め。定時決まってンだから定時の間に仕事しろよな」

「俺に言うな、俺だって眠い。それにお前んちは巴もここも所要時間変わらんだろうが」

 実家が安芸鷹田とはいえ、巴にアパートを借りて一人暮らししている広瀬は、通勤距離が巴より長い。そのため広瀬も普段より一時間以上早く起きていた。――隣のチンピラもぐずってはいるが、それでも約束の時間きっちりには来たのだから見た目ほどいい加減な人物でもないのだ。

 やいのやいのと言い合いながら、巴の本館とは比べるべくもなく新しく綺麗な庁舎に入り、総合案内で名乗るとすぐに迎えが来た。上階の事務室から下りて来たのは大柄な年配の男性職員と、もう一人、広瀬らよりも若そうな女性だ。リクルートスーツのようないでたちの彼女も職員かと広瀬は驚く。ちなみに、安芸鷹田のオカルト担当部署は教育委員会に入っていた。巴と全く違う部署にある辺り、扱いの難しさが見て取れる。

「初めまして、私は生涯学習課文化財保全係の守山と申します。彼女は今回の事件の調査に協力してくださる、市立大生の高宮由紀子さんです」

 よろしくお願いします、と高宮由紀子が頭を下げた。セミロングの黒髪をハーフアップにし、上品に化粧してリクルートスーツを着こなした姿は新卒社会人のお手本のようだ。由紀子は広島市内の大学に通っているが地元は安芸鷹田で、卒論研究のために地元に帰ってきているという。清楚な才媛という雰囲気の女子大学生だった。

「――卒論研究? つーことは、アンタの研究対象だったモンが今回トラブル起こしてンのか? たしか神楽面だろ」

 こちらはチンピラの見本のような怜路が首を傾げた。どうやらこの悪目立ち甚だしい拝み屋のことは巴市からよくよく紹介されているらしく、守山も由紀子も恐れる様子はない。三階にあるという事務室まで階段を上りながら話をする。詳しい事情はこれからだが、芳田から聞かされた事件の概要は「封じられていた神楽面が消えた」というものだった。

「はい。私、緑里みどり町の出身なんですけど、地元の神社に特別な神楽が伝わってるんです。それを研究しに帰って来ていたんですけど――」

 広島県は神楽の熱心な土地柄である。特に人気なのは石見神楽の流れを汲むエンターテイメント性の高い芸北神楽で、毎年競演大会も開かれ熱心なファンがいる。衣装も演出も派手で物語性があり、小さな子供の頃から楽しめるのが特徴だ。安芸鷹田市は競演大会優勝常連の神楽団があり、神楽のテーマパークのような場所まであった。

 その中で、由紀子の地元である緑里町の山奥には古くから伝わる神楽があるという。

 広瀬の良く知る、演劇性の高い派手で大衆受けのよい神楽は江戸時代から明治ごろに成立したと言われ、現在好んで舞われる演目の歴史は存外浅い。だが広島県内の神楽そのものの歴史はかなり古く、中世の終わり頃には既に鬼の面を被って舞っていた記録があるそうだ。

「その舞が成立したのは江戸時代初期、元々一帯にあった伝承を元に創作されたみたいで、他では見れない演目なんです。一年に一度、例大祭の前夜祭でその神楽が舞われる時だけ出される面があるんですが、それが消えてしまって……」

「消えた、っつーのは? なんで気が付いた」

 流石にこういった事件の対処に慣れている怜路がぐいぐいと話を進めていく。今回の広瀬はとりあえず怜路のお目付けが仕事のようだった。怜路自身は公務員ではなく自営業だが、巴市と業務委託の契約をしている。事務手続きの都合上、怜路一人を別の市に行かせることもできず、広瀬が御供をすることになったのが実際のようだ。普段であれば、怜路は大抵宮澤と同行している。今回も宮澤の手が空けば広瀬と交代なのだろう。

「――まあ、その辺も含めて頭から話をいたしましょう。こちらへお掛けんなってください。今日からこの二つをお二人の席にしますんで、好きなように使って貰うて構いません」

 守山の少ししわがれた声が、のんびりとした口調で広瀬らを促す。通された事務室は特自災害と違って、広く明るい大部屋だった。

 生涯学習課全部が入っているというその事務室の中で、最も奥まった一角がパーティションで区切ってある。パーティションの向こうには、六つばかり席を固めた島が作られていた。そこに、守山も含め三人の職員がいる。巴の特自災害は人不足を嘆いてはいるが、十人あまりの組織だ。規模の小ささに驚いたのが顔に出たのか、苦笑気味に守山が説明してくれた。

「私らは文化財保全係のうちの『特殊文化財担当』いう括りです。巴市ほど組織自体大きくないもので、今回は時期もあって我々だけの手に余るいうことで、応援をお願いした次第です」

 やはり自分は分かりやすいのか、と頬を押さえながら広瀬は説明に頷いた。

 それぞれの職員に挨拶を終えて鞄をデスクの下に仕舞おうとした広瀬の隣で、怜路はなぜかジッと守山を見ていた。器用に表情筋だけで僅かにサングラスを下にずらし、守山の姿を上から下までとっくりと検分している。何をやってるんだ、と広瀬が脇からつつこうとしたとき、怜路が守山に尋ねた。

「守山サンだっけ、アンタ、ここの職員なのか?」

 何を突然、当たり前のことを。不躾な質問に内心蒼くなった広瀬をよそに、守山は長めの眉の下で細い目を面白そうに更に細めた。

「いえ、まあ職員じゃあありますが、正職員じゃあありませんでしてな。はァもう歳ですけえ嘱託いう形で雇うて貰っております」

「あー、やっぱそんな感じかァ。ちょっとだいぶん、歳行ってそうだなーと思ってね」

 守山の答えに怜路がケラケラと笑う。それは今ここで確認せねばならないことか、と広瀬は突っ込みかけたが、怜路の特異な眼――天狗眼と呼ばれるそれに何か特別なものが映ったのだろうと自分を納得させる。なんとなく予想はできていたが、怜路と組むのはだいぶ無駄に気疲れしそうだ。

「はっはっは、下っ端じゃあありますが、ここに居る中じゃあ一番長うに働かせて貰っとりますなあ。それで、神楽面の話ですが……」

 守山に切り出され、宛がわれた事務椅子に広瀬も怜路も座る。広瀬は当たり前に、怜路は後ろ前に座って背もたれに抱き付いた状態で聞く体勢を取った。その態度にいちいち目くじらを立てるのも面倒になり、広瀬はそっと見ないふりをする。

 守山は由紀子も交え、改めて話を始めた。

 緑里町の奥に、静櫛しずくしという小さな集落がある。集落の川上には稲田いなだ神社が祀られており、その稲田神社に神楽を奉納するため地元住民が神楽団を作っていた。その静櫛神楽団が守り伝える、特別な演目があるという。

「演目の名は『櫛名田くしなだ姫』、鬼女物です」

 安芸鷹田で生まれ育ち、神楽に慣れ親しんできた広瀬も確かに初耳の演目だ。

「クシナダヒメって、あの八岐大蛇の?」

「だよなァ、神社が稲田神社だろ? 祭神じゃねえの」

 櫛名田姫くしなだひめといえば八岐大蛇やまたのおろちに喰われるところを素戔嗚命すさのおのみことに助けられ、素戔嗚の妻になった女神である。八岐大蛇は芸北神楽を代表する人気演目だ。

 しかし、危ないところを英雄に救われた女神が鬼女とはどういうことか。鬼女物の演目といえば、平将門たいらのまさかどの娘が父の仇を討つため鬼となる『滝夜叉姫たきやしゃひめ』や、戸隠とがくしの鬼女を退治する『紅葉狩り』などが有名どころだ。どちらも戦後に作られた、能や歌舞伎が原作のエンターテイメント性の高い人気演目である。それらに登場する鬼女は、帝にあだなし神の力で倒されるのが宿命だ。

「……というか。祭神なのか?」

 サラリとそういった知識が出て来る辺り、やはり隣のチンピラはプロなのである。少々悔しい思いをしながら確認した広瀬に由紀子が頷いた。

「そうです。一般的な伝承とは違って、静櫛の櫛名田姫は大蛇と恋仲でした。それを両親に引き裂かれて素戔嗚命と無理矢理結婚させられ、恋人だった大蛇を殺されてしまった。その怒りと怨みで鬼女となり災厄をもたらしたという伝説があるんです」

 怨みの鬼と化した櫛名田姫は素戔嗚命と戦うも破れ、出雲を去って静櫛にやって来た。そして静櫛の地で、大蛇と愛し合った淵とそっくりな場所を見つけそこで息絶えたという。つまり、櫛名田姫のしずまる場所――それが静櫛だという伝承だ。一般的な鬼女物は鬼が退治されてめでたしめでたしだが、この古い神楽は櫛名田姫が息絶えようとしているところに高天原から天照の遣いと大蛇が迎えに来て、共に天へ還るところがハイライトらしい。それを村人総出で見送り、櫛名田姫の心が安らかであることを皆で祈り、元々稲作の女神である彼女の恩恵に感謝する神楽だという。

「つーかソレ大蛇生きてンじゃん!」

「素戔嗚命と勝負をして負けた大蛇は傷付いて高天原に帰り、天照の慈悲で傷を癒せと温泉を与えられた……なんて伝承もこの辺りにはあって、結構わりと何でもアリなんです」

 怜路のツッコミに由紀子が苦笑する。その温泉も安芸鷹田にあると聞いて驚いたが、名前を聞けば広瀬も何度か行ったことのあるスーパー銭湯モドキの温泉だった。言われてみれば、脱衣場の壁にそんな物語の看板があった気もする。

「神楽が成立したのは中世で、その頃にはもう仏教の浄土思想が広まって神道と混ざり合っていました。ですから、天界である高天原と仏教の極楽浄土が混同されていたんだと思います」

 大学では地方行政を専攻し、地方の伝統芸能について研究しているという由紀子の流暢な解説に広瀬は目を白黒させた。一応高校では日本史を取ったが、その時聞いた覚えがある、という程度の単語がばんばん出て来る。

「はっはー、神仏習合しんぶつしゅうごうな。天照大神イコール大日如来ってか。広瀬っちついてきてるかー?」

 広瀬は潔く首を横に振った。無理だ。

「ま、平たく言やあ江戸の終わりっつーか明治始めに明治政府が無茶ぶりするまでは、『神様仏様』はいっしょくただったっつー話。俺んちもだけど、お前んトコも神棚と仏壇並んでるとか向かい合ってるとかで、どっちも何となくご先祖に手ェ合わせてるだけみたいなカンジだろ? 天国と天界と極楽浄土もぶっちゃけ普通区別なんかつかねーのが日本人じゃん。神楽作った当時もそういうノリで、今その辺のムック本で書かれてるような厳密な『日本神話』なんて存在してなかったんだよなァ」

 事務椅子の背もたれに顎を乗せ、得意そうに語る怜路に由紀子と守山が頷く。――本当に、このナリで一丁前にプロなのだ。

 それはさておき、確かに広瀬の実家も神棚と仏壇は向かい合っているし、同じように手を合わせて拝むので大して区別はついていない。認識しているのはおりんを鳴らすか柏手を打つかの違い程度だ。

「――まあ、その辺の話はまたゆっくりするとしましょう。それで本題の事件ですが、その櫛名田姫を舞う時に使われる女鬼の面が、先月消えました。というのも、その鬼面は稲田神社の宝物庫に保管されておったのですが、宝物庫に窃盗団が入りましてな。派手に荒らされてしもうたのです」

 ならば消えたというより盗まれたのか、と広瀬は思ったがどうやら違うらしい。

「しかし窃盗団は、面も何も盗めませんでした。この理由がまあ尋常じゃあないんですが、みなその場で死んでおりましたのです」

 乗り付けた車も窃盗道具もそのままに、大の男が三人、小さな稲田神社の宝物殿の中でもがき苦しんだ様子で冷たくなっていたそうだ。

 げっ、と思わず声が漏れる。広瀬が特自災害に配属されて約半年。こんな本気の案件に関わるのは初めてだ。

「死因は?」

 こちらは慣れたものらしい怜路が尋ねる。

「ありきたりに心臓発作ですなあ。それで、他の物は全部盗まれておらんことが確認できたんですが、櫛名田姫の鬼女面だけ木箱の蓋が開いて中身が消えておりました。あの鬼女面は祟るうて封じの呪いを施されて、一年に一回、神楽の本番でしか使われんようになっておったのですが」

 そして「特殊文化財」として、守山らに呪術的に管理されていたらしい。なるほどねえ、と体を起こして怜路が腕を組む。

「そいつが先月……まあもう十月半ばだからアバウトひと月前か。それから音沙汰なしか?」

「いえ、それがどうも山の中を移動しよるようでしてな。ほんの一、二件目撃情報はありますが、どれもただ『見かけた』ゆうだけのもんで、場所も随分離れておるもので追えておらんのです」

 探せばもしかしたら、もっと目撃者はいるかもしれない。だが本格的に目撃者探しをする手も足りていないのだと、守山は疲れた風に肩を落とした。九月の間は警察が入っていたこともあり、十月頭からインターン生という形で由紀子が協力してくれて、ようやく身動きがとれるようになったそうだ。

「あれから何も起きておらんのは幸いですが、泥棒とは言え三人既に死んでおります。それに、今月末の土日は稲田神社の例大祭で、前夜祭には櫛名田姫の神楽も奉納せにゃなりません。応援を呼ぶなら早いほうが良いでしょう言うことになりまして」

 言われて、広瀬は事務室のスチール書庫にかけられたカレンダーを見る。タイムリミットまではもうあと半月程度ということだ。「面白ェじゃねーの」と愉しげな怜路の呟きが、広瀬の耳に届いた。

「それで、その鬼女面の今までの武勇伝ってなァどんなもんよ。この部署で管理してたんなら相応に情報はあるんだろ?」

「それが情けないことですが、あまり詳しいことが分かりませんでしてな。巴のように昔々からずっと管理しとるわけでもないもんで……」

 巴市は古く江戸時代中期、巴藩が置かれていた頃に今の特自災害の元になる組織ができたという。それは当時起きた全国的に有名な怪異が切っ掛けで、なにも全国津々浦々の市町村に怪異対策部署があるわけではないのだ。守山らのチームは、毛利が城を構えた郡山を呪術的に守護していた存在が元ゆえ、安芸鷹田のなかでも最も奥まった地域で、合併も最近の緑里の文化財について把握しきれていないのだそうだ。

「――ああ、それで高宮さんが」

 静櫛ではないが同じ緑里町出身で、静櫛の神楽について研究していた彼女が呼ばれたのだ。稲田神社に宮司がいれば良いのだが、先代が高齢で引退してから跡継ぎがおらず、今は他の神社の宮司に掛け持ちで祭祀してもらっている状態だそうで、他に詳しい話を知る現地の人間を捕まえられないらしい。

「はい。神楽の成立時期や、そのお面の伝説についても調べてたんですが……分からないことが多くて」

 恐縮した様子で体を縮め、由紀子が頷いた。

「ですが我々は助かっとりますよ。高宮さんはもう他で就職が決まっておってですが、急きょインターンシップいう形でウチに来て貰うとるんです」

 孫を見るように温かい目で、守山は由紀子を見る。純粋に調査の人手が足りていないのなら、広瀬の仕事もあるだろう。

「なるほど。僕も特自災害は今年配属されたばかりで、狩野のような能力もないんですが体力だけは自信がありますんで。足で稼ぐ部分は任せてください」

 一応これで、趣味はスポーツ系だ。清楚な女子大生を前に思わず張りきった広瀬に、隣の怜路が小さく意地悪い笑いを漏らした。

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